英語の勉強に興味がある人は、ゲームで英語を勉強したいかもしれません。しかし、ゲームは英語の勉強方法としておすすめしません。
ゲームで英語を勉強することの問題点は、効率が悪いことです。最初の頃は新しい単語を学びますが、それもすぐになくなります。ゲームは楽しいですが、勉強にはなりません。
この記事では、ゲームが英語の勉強に適していない理由を紹介します。英語を勉強している人は参考にしてみてください。
目次
1.ゲームで英語を学べない理由
1-1.新しい単語が少ないから
英語を勉強するなら、新しい単語に出会う必要があります。すでに知っている単語が出てきても、勉強にならないからです。しかし、ゲームは英語の密度が低いので、新しい単語を覚えるのに適していません。
ゲームを始めた直後に限っては、新しい単語が多いかもしれません。そのゲームで使われる単語を覚える必要があるからです。しかし、すぐに新しい単語がなくなります。
単語を覚えるには繰り返し使う必要がありますから、少ない単語を覚えるならゲームは適しています。しかし、数十時間~数百時間のゲームをプレイして覚えた単語が100程度であれば、効率は悪いです。
1-2.英語の密度が低いから
ゲームをプレイしていると、英語ではなくゲームに集中するようになります。
キャラクターを動かしたりステージをクリアするのに集中するので、英語を使う密度も低いです。これでは英語の勉強になりません。1時間くらいゲームをしたとすると、50分以上はキャラクターの操作をしているはずです。
私が戦争ゲームで英語を勉強したとき
私は英語の勉強を兼ねて、英語版の戦争ゲームをしていたことがあります。
私はゲームを始めてからしばらくは多くの単語を調べたので、1週間もたつとほとんどの単語が分かるようになりました。しかし、画面の配置などは同じなので、表示されるメッセージや英語などを見なくなりました。見なくてもわかるからです。
私はゲームを楽しむことはできましたが、あまり英語の勉強にはなりませんでした。多くの単語を知ることはできましたが、時間効率が悪いからです。
多くのゲームがありますが、ゲームのプレイに集中するものは教材として適していません。
アドベンチャーゲーム
ゲームのジャンルの1つにアドベンチャーがありますが、これは小説と同じでストーリーを読むものです。アドベンチャーに限っては、英語の密度も高いです。
しかし、アドベンチャーは読み返すのに適していないので、英語の本を読むほうが簡単です。また、アドベンチャーだけをプレイするのは嫌でしょう。
1-3.使う単語がないから
覚えるべき英語は自分が使う英語であり、使わない英語を学んでも無駄になります。ゲームには多くの単語が含まれていますが、この単語が自分にあっているとは限りません。
例えば、中世の戦争ゲームで使われる英語は、現代の社会人が必要とする英語ではありません。社会人が戦争ゲームをしても、ほとんど英語を学ぶことはできません。
2.ゲームで英語を学びたい人におすすめの方法
ゲームで英語を学びたい人もいるかもしれません。この場合には、おすすめの方法があります。
1つ目の方法はゲームの実況を見ることです。ゲームの実況は見ていて面白いですし、実況者が絶え間なく英語を話すので英語の密度も高いです。
ゲームをプレイするよりは、ゲームの実況を見るほうが勉強になります。
おすすめのゲーム実況に関しては、以下の記事でも紹介しています。
英語のリスニングを勉強するならゲーム実況がおすすめ。面白くて飽きない
2つ目の方法は、ゲームの攻略情報を英語で読むことです。文章は英語の密度が高いですし、ゲームの攻略情報を読むことは楽しいです。
英語の勉強法の1つに多読がありますが、ゲームの攻略情報を読むことも多読の1つです。
私は英語の勉強をしていたときに、攻略情報を英語で調べることがありましたが、ゲームをプレイするより勉強になりました。
3.おわりに
ゲームで使われる英語は正しい単語で正しい使われ方をしています。この意味では、ゲームは良いテキストになります。しかし、時間効率を考えると、ゲームで英語を勉強することはおすすめしません。
ゲームは気分転換になりますが、英語学習のメインにはなりません。
私はいろんな方法で英語を勉強しましたが、もっとも役立ったのは英語の小説を読む多読です。英語の勉強に興味がある人は、多読をしてみてください。