味覚音痴といわれて傷ついたことがありませんか?しかし、味覚音痴の人が周りの人とうまくやっていく方法があります。
味覚音痴の人は味覚がおかしいといわれますが、これは誤解です。味覚音痴といわれる人のほとんどは味の許容範囲が広いだけです。味覚音痴といわれる人は一般的なおいしいものをおいしいと感じるからです。味覚音痴の人と普通の人の味覚はほとんど一致していて、違いは少しだけです。
この記事では、味覚音痴の原因と対策を紹介します。他人から味覚音痴といわれる人は参考にしてみてください。
1.味覚音痴のタイプ
味覚音痴の人が何かを食べたときの感想は、以下のようになります。これらのうち、味覚音痴の人は2にはあてはまる人だけです。
- 自分はおいしいと感じるが、普通の人はおいしいと感じる
- 自分はおいしいと感じるが、普通の人はまずいと感じる
- 自分はまずいと感じるが、普通の人はおいしいと感じる
- 自分はまずいと感じるが、普通の人はまずいと感じる
3は舌が肥えている人です。おいしいものに食べ慣れた人は、普通の食べ物をおいしいと思いません。同じ日本人同士で味の方向性が同じでも、味覚の合格基準が高い人はいます。
味覚音痴は2の人であり、一般的にまずいものをおいしく感じます。しかし、ほとんどの食べ物に関して、味覚音痴の人と普通の人は同じ感想になります。
例えば、チョコレートやアイスクリームに関しては、味覚音痴の人と普通の人はどちらもおいしく感じるでしょう。
2.味覚音痴の人は味の許容範囲が広いだけ
私は他人から味覚音痴といわれることがあるので、私の経験を参考として紹介します。
私は東南アジアの料理が好きですが、日本人の多くは東南アジアの料理が好きではありません。私は友人と東南アジアの料理を食べたときに、味覚音痴といわれたことが何度もあります。
例えば、東南アジアの料理にはデザートとして食べる甘いごはんがあり、私はこれをおいしいと思います。しかし、私の友人で甘いごはんがおいしいと言った人は1人もいません。
私は日本の料理に関しては、味覚音痴といわれることはありませんし、他人と同じようにおいしく感じます。しかし、東南アジアの料理など特別な食べ物では、他の人から味覚音痴と呼ばれます。
実際には、私は味覚の許容範囲が広いだけであり、味覚音痴ではありません。これは味覚音痴といわれる人も同じだと思います。
私が他人から味覚音痴と呼ばれたきっかけになった食べ物は多いですが、以下のようなものがあります。私はこれらがおいしいと思いますが、ほとんどの日本人はこれらが好きではありません。
- ラーメンに酢を入れて食べること
- アロスコンレチェ(ココナッツミルクでご飯を煮たもの、ライスプディング)
- にっき飴(シナモンの味がする飴)
- 海外のお菓子
- 甘いお茶(海外では日本茶にも砂糖を入れることがある)
3.味覚音痴の対策
味覚音痴は病気ではないので、治療する方法はありません。しかし、味覚音痴の人が以下の対策をすると、周囲の人とうまくやっていくことができます。
- 日本人は変わった食べ物や食べ方を好まないと理解する
- 日本人は香辛料が苦手と理解する
- 日本人は新しいものにあまり挑戦しないと理解する
- 他人に食べ物をすすめるときは、一般的なものに限る
- 珍しいものを食べるときは、1人で食べる(外国の料理など)
- 海外のお土産は無難なものに限る(チョコレートなど)
- レシピのとおりに料理を作る
4.味覚音痴と味覚障害の違い
味覚音痴と味覚障害は違います。味覚障害は甘味などの味を感じなくなるものであり、病的なものです。加齢や脳の病気の症状として、味覚障害になることもあります。
5.おわりに
味覚音痴の人は他人から味覚音痴と言われても、気にする必要はありません。味覚の許容範囲が普通の人より広いだけで、他人に迷惑をかけることもありません。味覚音痴の人が日本の一般的なものを食べるなら、困ることもないでしょう。