冬に基礎代謝や消費カロリーはほとんど増えない

公開日:2018/11/22 最終更新日:2019/11/30
健康  体重・ダイエット

寒い季節には基礎代謝が増えるので、冬はダイエットしやすい季節であるとされていますが、これは間違いです。

ほとんどの人の基礎代謝は冬でもあまり増えませんし、食欲が増えるので全体として肥満になりやすい季節です。

この記事では、冬に消費カロリーや基礎代謝が増えないことを紹介します。冬にダイエットをしたり、体重を維持しようとしている人は参考にしてください。

冬に基礎代謝が増える理由

冬には人間の消費カロリーが増えますが、その理由は体の熱が冷たい冬の空気に奪われるからです。体が生存に必要な体温を維持するには春や夏、秋と同じ発熱量では足りないので、基礎代謝量を増やして発熱量を増やします。

 

冬に基礎代謝がほとんど増えない理由

冬に基礎代謝は増えますが、以下の理由によってほとんど増えません。

寒い時間は少しだけ

体は寒いときに基礎代謝を増やしますが、一般の社会人や学生などが寒い環境にいる時間は短いです。日本人の多くは冬でも快適に過ごしています。

例えば、家や職場では暖房がついています。通勤中には暖房がありませんが、厚着をしているので寒く感じてもそれほど影響はありません。就寝中には暖かい布団に入っているので、寒いのは顔や頭だけです。

これでは基礎代謝が増えません。

 

厚着をしている

寒い季節には、しっかりと厚着をして体温が下がらないようにするので、基礎代謝が増えません。外の気温が低くても、服の内側にある空気は暖かいので、体が体温を失うことはほとんどありません。

人間が快適に感じる衣服内の気温はおよそ30度です。冬に寒さを感じないのであれば、体を包む衣服内の気温はこの温度になっています。衣服の外の空気は冷たくても、衣服の中の気温は夏に近いといえます。

 

体を動かしている

寒い外で動かなければ基礎代謝が上がりますが、寒いときに運動をすると基礎代謝が増えなくなります。ほとんどの人は外で通勤やウォーキングなどをしているでしょうから、基礎代謝が上がっていません。

この理由は、運動によって十分に発熱するからです。汗をかくほどの十分な発熱があれば、体は基礎代謝を増やす必要がなくなります。汗をかいているということは、熱を逃がそうとしているからです。

冬にウォーキングやランニングをすると、基礎代謝が増えないことを以下の記事で紹介しました。興味があれば参考にしてみてください。

冬にウォーキングをしても、消費カロリーが他の季節より増えるとは限らない

 

冬にランニングしても消費カロリーは増えない。夏のランニングと同じ

 

冬に基礎代謝はどれくらい増える?

寒い環境にいる時間には個人差がありますが、1日に8時間程度でしょう。人間の1日の基礎代謝量は1200kcal~1600kcalであり、8時間の基礎代謝の量は400kcal~530kcalになります。

寒い季節に基礎代謝量が2割増えると考えると、その量は100kcal程度です。茶碗1杯のごはんのカロリーは160kcal程度ですから、1日に増える消費カロリーは茶碗1杯のごはんより少ないです。

この程度の消費カロリーが増えたとしても、ダイエット効果を期待することはできません。脂肪1gのカロリーは7kcalですから、100kcalは14gの脂肪に相当します。

 

冬は食欲が増えて摂取カロリーが多くなる

寒い時期には食欲が増えますが、これは寒いときに基礎代謝を増やすことができるように、体が摂取カロリーを多くするための本能です。

大昔の人間は暖かい家と暖房がなかったので、寒い冬には基礎代謝としての消費カロリーが増えました。それを支えるために、本能的に食欲も強くなりました。

しかし、現代に生きる人間は暖かい家に住んでいて暖かい服を着ているので、冬に消費カロリーが増えません。冬に食欲が増える本能はそのまま残りましたが、今では無駄です。

 

冬はダイエットしやすい?

寒い季節には基礎代謝が増えますが、その増える量は小さいので、ダイエット効果を期待できません。冬に食欲が増えることを考えると、増えた基礎代謝の分は帳消しになってしまいます。

寒い季節には運動も面倒になりますから、全体として肥満になりやすい季節です。ほとんどの人は冬太りを経験したことがあるでしょう。

 

冬の基礎代謝を増やす方法

冬に基礎代謝を増やすには、寒い環境にいるか薄着をする必要があります。仕事などで寒い環境にいる人は、自然と基礎代謝も増えます。

薄着をする方法もありますが、これはほとんど無理です。一日中寒さを我慢すると風邪をひきやすくなりますし、冷え性や乾燥肌も悪化します。寒さに震えているのでは、勉強や仕事ができなくなります。

薄着をするよりは、運動するほうが簡単で現実的です。

 

冬太りしない方法

冬太りしないためには、運動するしかありません。食欲を我慢するのは難しいですし、薄着をすることも無理だからです。

気温が低い冬にランニングすると、夏より多くのカロリーを消費できます。この理由は気温が低いとばてにくくなって、長時間や長距離のランニングができるからです。

ランニングの消費カロリーは距離[km]×体重[kg]ですから、気温は関係がありません。体重が60kgの人が2kmのランニングをすると、120kcalを消費できます。2kmのランニングは10分~15分くらいです。

冬に基礎代謝を増やすよりは、運動で消費カロリーを増やすほうが簡単です。


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