ウォーキングすると足が疲れませんか?歩くのが疲れるならランニングにするのがおすすめです。意外なことに、ランニングはウォーキングより疲れません。
この記事では、走るほうが歩くより疲れない理由を紹介します。
ランニングがウォーキングより疲れない理由
同じ距離を移動するなら、ランニングはウォーキングより疲れません。これは以下の理由からです。
ランニングは反発力を使える
普通にランニングすると息が切れますが、足の裏やふくらはぎなどの筋肉が疲れることはありません。走って息が切れたことはあると思いますが、足が疲れた記憶はないでしょう。
ウォーキングで疲れるのは足の裏と足首、ふくらはぎなどであり、息が切れることはほとんどありません。
この違いが起きる理由は、速い動作であるランニングは着地のたびに発生する反発力をうまく使っているのに対して、ゆっくりな動作であるウォーキングは反発力を吸収してしまっているからです。
ランニングはウォーキングよりスピードが速いですが、この理由の1つは反発力を推進力にしているからです。
筋トレも速いほうが疲れない
速い動作のほうが楽なのは、筋トレも同じです。スクワットなどの筋トレでは、速い動作のほうが楽です。これは反動(反発力)を使っているからです。
試しに、腰を下ろした状態を3秒キープするやり方で、スクワットをしてみてください。反動を吸収して疲れるのがわかります。
ランニングは息切れしなくなる
ランニングの疲れの1つは、息切れすることです。足の筋肉が疲れなくても、息が切れてしまうなら同じように疲れることになります。しかし、この息切れは自然に解決します。
ランニングはウォーキングより多くの酸素を必要とするため、循環器系に負荷がかかるようになり、循環器系が発達します。循環器が発達すれば、息切れもしなくなります。速く走れば息切れしますが、普通のランニングなら大丈夫です。
循環器系は年齢にかかわらず発達しやすいので、50才以上でも十分に発達します。市民ランナーには50代もいますし、トレーニングによっては十分に成績を上げることができます。
本当にランニングは疲れない?
私は2013年から趣味でランニングしているので、私の経験を参考として紹介します。
私は10kmのランニングを数年間続けていますが、息が切れることも足が疲れることもありません。循環器系や足の筋肉は十分に発達していますし、ランニングがそもそもあまり疲れない運動だからです。
ランニングを始めた頃は足が疲れましたが、これは自然に慣れました。私がランニングで疲れるのは、ランニングのタイムを縮めるための本格的なトレーニングをした後だけです。
ウォーキングしている人から見ると、10kmも走って疲れないのは不思議でしょう。これはこの記事で紹介したように、うまく反発力を使っているからです。私が10kmのウォーキングをすると、足がすごく疲れます。
ランニングは短時間で終わる
ランニングはウォーキングより2倍ほど速いですから、同じ距離の運動をするなら、ランニングはウォーキングより時間も短くなります。これは当たり前ですが、時間が短いほうが体への負担も小さくなります。
おわりに
ウォーキングで疲れる人は、ランニングしてみてください。ランニングすると膝への負担が大きくなりますが、2日に1度をランニングにしたり、ウォーキングの距離の半分をランニングに置きかえると無理なく始めることができます。
走るペースは6分/kmから8分/kmのゆっくりしたものでよく、足を前に運ぶときに体が空中に浮くなら十分です。年齢などの個人差はありますが、2か月もあれば10kmを走ることができるようになるでしょう。