ストレッチは運動不足の解消にならない。ランニングかウォーキングをすべき

手軽な運動不足の解消法として、健康維持のためにストレッチ運動をしている人は多いでしょうが、ストレッチ運動では目的の効果を得ることはできないかもしれません。ストレッチ運動の効果は一時的な血行の促進と柔軟性の維持などです。

この記事では、ストレッチ運動が役に立つことと役に立たないことを紹介します。運動不足の解消を目的としてストレッチ運動をしている方の参考になればうれしいです。

 

ストレッチが運動不足の解消にならない理由

運動不足によって起きる健康問題は筋肉が低下すること、運動神経が鈍ること、血管などの循環器系が劣化することであり、運動不足を解消するための運動にはこれらを防ぐことが求められます。しかし、ストレッチ運動は以下の理由でこれらを防ぐことはできません。

 

運動の強度が足りないから

ストレッチ運動は股関節を開いたり背中を伸ばしたりしますが筋肉を使わないので、運動としての強度が不足しています。簡単なウォーキングのほうがはるかに運動強度があります。
例えばウォーキングでは、体重の0.7倍の負荷が片足にかかるとされています。体重が50kgの人の場合には35kgが片足にかかるので、その重さを使った筋トレをしていることと同じです。

 

時間が短いから

ストレッチ運動をする時間は10分程度でしょうが、この程度の時間では汗をかくこともありませんし、健康にプラスの影響を与えることはできません。

ランニングを例にとると、ある程度走り慣れた人は30分~60分程度を走ることが普通です。ストレッチ運動はランニングよりも運動強度が弱いのに、10分程度の時間で健康効果があると期待することは無理です。

 

脳への刺激が足りないから

運動不足になると脳への刺激が減ってしまいますが、ストレッチ運動ではこれを補うことはできません。
例えば、ランニングやバスケットなどの全身運動は身体への健康効果だけでなく、脳に刺激を与えます。走るためには手や足をうまく連携させたり体のバランスを常に維持することが必要ですし、地面の形状や足場を常にチェックすることも必要です。脳は体の制御だけではなく、周囲の人や物と衝突しないように距離の計算もしています。しかし、ストレッチにはこれらの脳への刺激がありません。

多くの人は室内でテレビを見ながらストレッチ運動をするでしょうが、それはストレッチ運動が脳にほとんど刺激を与えていないからできることです。

 

ストレッチが役に立つこと

ストレッチ運動では運動不足を解消することはできませんが、いくつかの健康効果があります。以下のようなことを目的とするならストレッチ運動を続けるべきですが、それ以外のことを求めるならストレッチ運動以外をするべきです。

 

一時的な血行の促進

ストレッチ運動には一時的ではありますが、血行を促進する効果があります。例えば、車や飛行機に長時間乗ると血行不良になってエコノミークラス症候群を発症することがありますが、軽い体操やストレッチ運動にはこれを予防する効果があります。長時間机に座っているオフィスワーカーにもいいかもしれません。

ストレッチ運動の血行促進効果が一時的である理由は、それが血管などの循環器系を発達させるわけではないからです。血管などの循環器系を発達させるには循環器系に負荷を与える必要があり、ランニングなどの一定の負荷をもつ運動を30分程度は続ける必要があります。ストレッチ運動では負荷と時間が足りません。

 

体の柔軟性の維持

毎日、数分のストレッチ運動をすると体の柔軟性を維持することができます。
例えば、バレー選手などは体の柔軟性を維持するために、ストレッチ運動やより高度な柔軟運動を行います。体の柔軟性がないと転んだときに踏ん張りがきかずに転倒したり、関節が受ける一瞬の大きな力に耐えることができずに、怪我をする可能性があります。

高齢者は体の柔軟性を維持するためにもストレッチ運動をするべきですが、それ以外の若い人には不要かもしれません。

 

私のストレッチ運動の経験

私はパソコンを使うIT系の仕事をしていたので肩がこり、よくストレッチ運動や柔軟運動をしていました。例えば、背中伸ばしや腕伸ばし、肩回しなどです。しかしストレッチ運動を何年しても、肩こりがよくなることはありませんでした。

毎日数時間のパソコンを使っているのに、数分間のストレッチ運動を何回かしただけで、肩こりを解消することがそもそも不可能です。同じように肩こりで苦しんでいる方はストレッチ運動や柔軟運動をしていると思いますが、効果がないと思います。

 

おわりに

ストレッチ運動は手軽な健康法ではありますが、何のためにストレッチ運動を続けているのかを一度考えてみることをおすすめします。
例えば、体形や体力、筋力の維持を目的とするなら、ストレッチ運動をしても無駄です。今までに長期間のストレッチ運動を続けて求める効果が得られない場合には、別の方法を試したほうがいいでしょう。同じ方法で異なる結果を求めてもうまくいきません。

私は運動不足の解消のためにランニングをおすすめします。おすすめする理由はランニングが簡単であること、ウォーキングよりも効果が高いことです。

運動不足を解消するためには、運動をするしかありません。

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