心の病気や悩みを他人が理解してくれないときに、苦しまない方法

心の病気や精神病を患っている方は、他人に自分の病気や苦しみ、悩みを理解してくれないことに悩んでいませんか。心の病気でなくても、他人はなかなか自分のことを理解してくれないものです。

私は強迫性障害(OCD)や社会不安障害(SAD)などの不安障害になって精神科に通院していたことがありますが、自分の心の苦しみを家族などの周囲の人に理解してもらえないことに傷ついたことがあります。しかし、今から振り返ってみると、そもそも理解してもらうことが不可能であると悟るようになりました。私はこの洞察や気づきを得たことで、ずいぶん気が楽になりました。

この記事では、私が他人の無理解に苦しまないために使っている心構えを紹介します。不安障害をもつ私の洞察が他の方にも役に立つとうれしいです。

 

1.他人があなたの心の病気を理解しない理由

1-1.病気に関する知識や経験がないから

心の病気にかかる人の割合は病気の種類やその計算方法にもよりますが、10%程度ではないでしょうか。ほとんどの人は素人であり、心の病気に関する知識や経験がありませんから、心の病気を理解することができないのです。病気のことを知らない方に病気の理解を求めることがそもそも間違っているのです。

私は過去に精神科に通院していた時期がありますが、患者である私ですら心の病気を理解していなかったのですから、患者でない健康な方が理解できるはずがないのです。私の個人的な経験ですが、精神科の医師でも患者を理解する態度をとるとは限りません。

あなたが心の病気を他人に理解してもらえないことで悩んでいるなら、知識や経験がない他人に理解を求めることがそもそも間違っていることに気づくべきです。不可能なことをして苦しむことは無駄です。

 

1-2.よく考えずに無責任な発言をしているから

普段の会話の際に、親や兄弟、友人、会社の同僚、教員など多くの人はよく考えずに無責任な発言をしています。私もそうですし、これは誰でも心当たりがあることでしょう。

人が他人のことを深く考えたり、十分な時間を設けて検討を重ねてから発言することはまずありませんから、無責任で考えが足らない発言をすることは仕方がないことでもあります。また、数秒で応答する必要がある会話で、よく考えた発言をすること自体が不可能なことでもあります。

あなたが心の病気を他人に理解してもらえないことで悩んでいるなら、相手の発言は思慮が足らない無責任な発言であることに気づくと、それに悩むこともなくなります。まともに受け入れてはいけません。

私の場合

私も他人の無責任で思慮が足らない発言で苦しんだことが何度もあります。私が他人から実際に受けた非難には以下のようなものがありますが、間違っていました。これらは私が受けた非難ですが、他の方も同じかもしれません。

 

私が受けた他人からの誤った指摘の例:
甘え、怠け、根性が足りない、積極性が足りない、やる気がない、社交性が足りない、協調性がない、精神力が足りない、動作が遅い、ぐずぐずしている

私が必要だったことは精神力を強くしたり自分が成長したりすることではなく、精神科に通院して薬をもらうこと、認知行動療法と呼ばれる心のトレーニングをすることでした。

少なくとも心の病気に関しては、他人の思慮が足らない無責任で的外れな発言をまともに受け入れたり、それで苦しむことはなかったのです。

参考までに、強迫性障害(OCD)の方は以下のような指摘を受けたことがあるでしょう。
怠け、積極性が足りない、やる気がない、動作が遅い、ぐずぐずしている

社会不安障害(SAD)の方は以下のような指摘を受けていませんか。
甘え、積極性が足りない、やる気がない、社交性が足りない、協調性がない

 

1-3.人を攻撃することに喜びを感じるから

ほとんどの方は多少の経験があるでしょうが、人は他人を傷つけることに喜びを感じます。誰かに皮肉や嫌味を言うことで、ある種の快感を感じたことはあるでしょう。人が誰かの心の病気に対して、嫌味や皮肉を言ったり共感のない態度をとったりするとき、その人は誰かを攻撃することで喜びを感じているかもしれません。

攻撃の種類には皮肉や嫌味などわかりやすいものから、無理解な態度、なにかをするべきという形の強要、ほとんど現実的ではない正論などがあります。正論は正しいから受け入れるべきと思うかもしれませんが、現実的でないものは受け入れてはいけません。また、相手を言い負かしたいから正論を言うのかもしれません。

あなたが心の病気を他人に理解してもらえないことで悩んでいるなら、他人は快感のためにあなたを攻撃しているかもしれないと知っておくべきです。それを知っていると、他人の攻撃を鵜呑みするのではなく検証することができます。仮にその内容が正しかったとしても、理解してもらえないことが自然であるとわかります。他人の喜びのために犠牲になる必要はありません。

 

2.おわりに

私は昔、他人からいろいろと非難されることもありましたが、今は非難されても傷つくことがなくなりました。他人は知識も経験もないし、思慮が足りず無責任であり、自分の快感のために発言をしているかもしれないと知っていると、まともに受け入れる必要がないことがわかっているからです。

 

2-1.認知行動療法

この記事では、他人の言葉で傷つかないための心構えを紹介しましたが、認知行動療法CBTと呼ばれる方法も役に立ちます。これはうつ病や不安障害の患者がもつ認知のゆがみや、自分を苦しめる考え方の癖を取り除くための治療法であり、実際の医療分野で使われているものです。ポジティブシンキングや根性などは誰が言い始めたか、役に立つかどうかわからないものですが、CBTはまともな治療法ですので試してみることをおすすめします。CBTを学ぶ際には精神科に通院したりカウンセリングを受けたりする必要はなく、自分で本を読むことでもできます。

ポジティブシンキングと認知行動療法の違い。ポジティブシンキングは精神病に効果なし

私が得た洞察の多くはCBTによって得られたものですが、CBTにはこの本をおすすめします。


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