逃げ癖と病気の違い。逃げと思っているのは精神病かもしれない

仕事や学校などの難しいことから逃げたことがある人は、自分には逃げ癖があると思っていませんか?それは精神病かもしれません。逃げの原因が病気なら、逃げ癖を治療したり克服することができます。

私は精神病である広場恐怖症にかかっています。これは電車やバスに乗ることができなくなるものですが、私は広場恐怖症が原因で高校生の頃に遠足や修学旅行には1度も行っていません。周囲の人は私が面倒なことから逃げているだけと思っていたかもしれませんが、私は精神病でした。私や周囲の人はそれに気づきませんでしたが。

この記事では、逃げ癖に見えるものが実際は精神病かもしれないことを紹介します。自分に逃げ癖があると感じている人がこの記事を読んで、実は精神病にかかっていることに気づくきっかけになるとうれしいです。

 

1.逃げの原因が精神病である場合

逃げの原因にはいくつかありますが、その原因が甘えや怠けとは限りません。
例えば、精神病になると不安や緊張などのストレスを極端に強く感じるので、逃げるしか選択肢がないことがあります。甘えでも精神病でも同じように逃げているように見えますが、動機がまったく違います。

周囲からは逃げに見えるものが病気である例を紹介します。意外に思うかもしれませんが、本人でさえも病気を自覚しているとは限りません。

 

1-1.広場恐怖

広場恐怖は閉所恐怖症とも呼ばれますが、電車やバスなどに乗ることができなくなったり、散髪や歯医者に行くことができなくなるものです。広場恐怖の人でも症状には個人差があるので、強く我慢することで苦痛に耐える人もいますし、まったく電車やバスに乗ることができない人もいます。

広場恐怖症は身動きができない状況で強い苦痛や不安を感じるものですから、乗り物や狭い場所だけで発症するとは限りません。
例えば、スピーチやプレゼンテーション、会社の進捗報告の発言の最中にはその場を離れることができないので、強い恐怖や不安を感じることがあります。

広場恐怖症の人は電車やバス、それらに乗る機会から逃げたり、スピーチやプレゼンテーション、進捗報告などから逃げることがありますが、これは逃げ癖ではなく精神病だからです。

 

1-2.社会不安障害(SAD)

社会不安障害は社交不安障害とも呼ばれる対人恐怖症であり、他人に対して病気的に強いストレスや緊張を感じるものです。

社会不安障害にかかっている人は自己主張などもできなくなりますし、対人的なストレスを強く受けるので、仕事でうまくいかないことがあります。それがトラウマになって、引きこもりやニートになることも多くあります。

怒られるのが怖いのは甘えや逃げ癖?

仕事で上司や取引先から怒られると強いストレスを感じますが、社会不安障害の人は健康な人よりはるかに大きなストレスを感じます。社会不安障害の人は怒られるのが怖くて仕事から逃げるかもしれませんが、これは精神病だから耐えることができないのであり、逃げと判断するのは間違いです。

引きこもりやニートと甘えや逃げ癖の関係

引きこもりやニートは仕事をしていないので、周囲の人からは甘えや逃げ癖だと勘違いされることも多いですが、精神病である割合が高いとされています。
引きこもりやニートと精神病の関係は以下の記事で紹介しました。参考にしてみてください。

引きこもりは甘えや自己責任ではない。精神病が主な原因

 

 

2.私が逃げ癖と思っていたものが実際は病気だったケース

私は中学生の頃に不登校を経験したことがきっかけで広場恐怖症になったので、自分自身が逃げ癖を経験しています。実際には、私が逃げ癖と思っていたものは病気でした。その経験を紹介します。

 

中学生の頃から広場恐怖症になっていた私の場合

私は中学生の頃から広場恐怖症にかかっていたので、高校生や大学生の頃に電車やバスに乗ることができませんでした。高校生の頃に遠足や修学旅行などのバスや電車に乗る機会がありますが、私はこれらに一度も参加していません。

私は当時、広場恐怖症のことを知らなかったので、自分が病気であると認識していませんでしたし、私の周囲の同級生も同じでした。クラスの同級生にもいろんな人がいますから、私が遠足や修学旅行に行かなくても気にしない人がいましたし、逆にそのことで私を責める人もいました。

 

自分の逃げ癖が病気だと気づいたのは10年以上後になってから

私は20代後半の頃、たまたまテレビで見かけた番組がきっかけで広場恐怖症というものを知りました。私は中学生の頃に広場恐怖症を発症しましたが、それが病気であると気づいたのは10年以上後になってからのことでした。

世の中には逃げ癖をもっている人が多くいますが、私はその原因の多くはなんらかの精神病ではないかと考えています。

 

3.おわりに

自分が逃げ癖を持っていると自覚している人は、精神科に通院したりカウンセリングを受けてみることをおすすめします。精神病を逃げ癖と勘違いしているかもしれません。逃げ癖が精神病である場合には、治療をすることができます。

 

3-1.薬は苦しいことを乗り切ることに役立つ

精神科に通院すると、医師から抗不安薬などを処方してもらうことができます。抗不安薬は一時的に不安を抑えるためのもので、辛いことや不安なことを乗り越えるのに役立ちます。不安の感じやすさには個人差がありますから、薬を使うことは恥やズルではありません。抗不安薬などを使って仕事を続けている人は多いものです。

 

3-2.逃げ癖と病気の判断基準

逃げ癖と精神病を判断することは難しいことではなく、明確な判断基準があります。判断基準にはいくつかありますが、簡単なものだけを紹介します。

  • 社会生活に支障が出ていること
  • 本人や周囲が強い苦痛を感じていること
  • その状態が数か月続くこと
  • 逃げの動機が恐怖や不安などであること

これらの条件を満たすときは、何かを回避していたとしてもその原因は逃げ癖ではありません。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です