ゲームは犯罪に影響するという考えと、ゲームは犯罪に影響しないという考えがあります。これらの考え方はどちらも正しいです。
ほとんどの人はどちらかが正しくて、どちらかが間違っていると考えます。しかし、矛盾する2つの考え方が同時に正しいことはあります。
この記事では、ゲームが犯罪に影響する理由と、ゲームが犯罪に影響しない理由を紹介します。この記事は特定のゲームを否定するものではありません。
1.ゲームが犯罪に影響する理由
ゲームには犯罪や不適当な行動を題材にしたものがあり、それは犯罪に影響することがあります。
例えば、子供はゲームをまねして犯罪や不適当な行動をすることがあります。結果として、ゲームは子供に悪影響を与えることがあります。
ゲームは犯罪と関係がないという考えもあります。しかし、いろいろな人がいろいろなゲームをプレイしますから、すべての人に影響がないとは言えません。
ゲームが犯罪に影響しないというより、その程度や条件が分かっていないだけです。もちろん、悪影響がないゲームもあります。
ゲームとは異なりますが、犯罪には模倣犯があります。これはニュースなどで犯罪を知った人が、その犯罪をまねすることです。何かをまねするのは子供だけではありません。
2.ゲームが犯罪に影響しない理由
ゲームが犯罪に影響しないこともあります。人間に悪影響を与えるものには以下のものがあり、ゲームはその1つにすぎないからです。
- 親や周りの人間、周りの環境
- 本人の資質、成育歴
例えば、ゲームから悪い影響を受けた子供であっても、両親が適切な教育をすれば問題になりません。ゲームをプレイした子供のほとんどは問題を起こしませんが、これは両親や周りの環境がしっかりしているからです。
ゲームが犯罪に影響しない理由は、ゲームの悪影響がうまく取り除かれたからです。
3.影響はあるかないかではない
人間は全か無かという不合理な考え方をする癖があります。この考え方の癖をしている人は、ゲームが犯罪に影響するか正しく判断できないかもしれません。
ゲームは犯罪に影響する・しないだけで考えるのは間違いであり、どれくらい影響するかと考えるべきです。その影響は小さくても、ゼロではありません。
例えば、ゲームの犯罪に対する影響が0.01%と仮定すると、1万人いれば犯罪が起きることになります。ほとんどの人はゲームから悪影響を受けませんが、ほんの少しの人が悪影響を受けるのでしょう。
4.犯罪と関係があるかもしれないゲーム
ゲームにはいろんな種類がありますが、暴力を扱うゲームは犯罪に影響する可能性があります。
親が子供にゲームを与えるときには、問題がないと思われるものを選ぶのがおすすめです。私が子供にゲームを与えるときには、暴力や犯罪の描写がないものにします。
もちろん、ある程度の年齢になると善悪の区別がつきますから、ゲームから悪影響を受けることはなくなります。親は子供が小さいときだけ注意したらいいでしょう。
おすすめのゲームはありませんし、おすすめしないゲームもありません。
5.おわりに
この記事ではゲームを扱いましたが、ゲーム以外にも小説や漫画・映画・アニメ・テレビ番組などすべてのものが犯罪に影響する可能性はあります。
私はこれらの危険性を比較することはできませんが、ゲームの危険性はこれらと同じであり、法律と常識の範囲内だと思っています。
テレビ番組でパワハラのシーンを見ると嫌な気分になりますが、このようなテレビ番組は規制されていません。同じように、ゲームも極端に不適当なものを例外として、規制されるべきでないと思います。
ゲームには悪い面もありますが、手軽な娯楽にもなるからです。私はゲームを悪いものだとは思いません。