呼吸が苦しくて過呼吸・過換気症候群になったときの対処

呼吸が苦しくて動悸が止まらないことがありませんか。身体的な病気でない場合には、精神的な不安などが原因で発症する過呼吸や過換気症候群かもしれません。発症すると、呼吸が苦しくて死ぬのではないかと恐ろしくなります。

私は過呼吸を経験したことがありますが、再び過呼吸になることが怖くて散髪や電車などを極端に避けるようになり、社会生活に大きな悪影響がありました。しかし、過呼吸の発生の仕組みや対処を知ってからは、再び過呼吸になっても対処できるとわかっているので気が楽になりました。過呼吸は原因不明のものではありませんし、起きやすい場面も事前にわかり、それに対処する方法も確立されています。

この記事では、過呼吸の原因と対処を紹介します。この記事では循環器系の病気などの身体的な原因がない場合について紹介しますが、病院に行って検査を受けることもおすすめします。診察を受けるべき病院は循環器科や精神科、心療内科などです。

 

過呼吸の仕組み

過呼吸とは、不安と血中の酸素濃度の上昇が悪循環するものです。具体的には、不安だと息苦しくなって呼吸回数が増えますが、呼吸回数が増えても不安が収まらないとさらに呼吸回数が増えて、体がうまく対応できなくなることです。

 

1.状況に対して強い不安を感じる

過呼吸は不安を感じる状況で発症します。状況は生命に関わるようなものとは限らず、バスや電車などの身動きができないもの、上司や教師にひどく怒られている場合かもしれません。また、自分以外の誰かが恐ろしい状況に置かれていることを目撃することも該当します。例えば、友人や同僚が上司や教師にひどく怒られていることを目撃するなどです。

 

2.呼吸を増やして酸素を取り入れて状況に備える

不安な状況になると、人は本能的に戦うか逃げるかできるように体を準備します。具体的には、呼吸を増やして酸素を取り入れたり、心拍数を増やして全身に血液を送ったりするので、血中の酸素濃度が高くなります。

現代に生きる我々にはほとんど関係ありませんが、不安や恐怖はほとんど同じで、原始時代から人間が動物や敵から生きのびるために必要なものでした。不安や恐怖は人類が生存するために役に立ってきましたが、現代で安全な生活をしている我々にはうまく機能しないことがあり、その一つが過呼吸です。

 

3.酸素を消費できずに息苦しくなる

体が状況に備えて酸素を十分に取りこんでも、現代で生きる我々は戦ったり逃げることはできません。この場合、取り入れた酸素を適切に消費することができないので、血中の酸素が過剰になり息苦しさを感じるようになります。
例えば、上司にひどく怒られていたり就職活動の面接の際には不安を強く感じますが、その場から逃げ出すことは現実にはほとんど不可能です。

 

私が過呼吸になった時の経験

私は過呼吸を何回か経験しています。一番ひどかったのは初めて過呼吸になった中学生のときでした。きっかけは覚えていませんが、学校の朝礼などの集会だったことを覚えています。あまりにも呼吸が苦しくなってその場から逃げ出してしまいましたが、死ぬのではないか、心臓発作が起きたのかとすごく怖い思いをしました。きっかけを覚えていないので、直接私が恐ろしい状況に置かれたわけではないはずです。

その前後の頃から不安障害を発症して、中学校を不登校になりましたが、当時は現在とは違ってインターネットもなく原因がわからなかったので、ずいぶん苦しみました。また現在とは違って、当時は精神科に通院することは敷居が高く、カウンセリングなどを受けることも現実的ではありませんでした。

 

過呼吸になったときの対処

過呼吸になって胸が苦しくなる原因は酸素の過剰摂取ですから、呼吸を調節して酸素の摂取量を抑えることによって過呼吸を治すことができます。

過呼吸を治すために必要な呼吸は、息を吸って息を長めに吐きだすものです。私の場合を例にとると、私は男性で年齢が35才、安静時の呼吸回数は6~8回/分です。仮に私が過呼吸になったとしたら、5秒をかけて息を吸い込んだ後、10秒をかけて息を吐きだすことを落ち着くまで繰り返します。

過呼吸は体が不安に反応するための過程で起きるものですが、10分程度で落ち着くはずです。これは脳が危険がないことを理解するためです。10分程度で苦しいことが終わるとわかっていると、過呼吸を乗り切る気力を得ることもできます。

過呼吸を抑える方法には紙袋などの袋を使うこともあるようですが、それらがなくても過呼吸を治すことができます。紙袋をいつも用意するのは現実的ではないでしょう。

 

おわりに

過呼吸は一度でも経験すると再発するのが怖くなり、バスや電車などの身動きができなくなる状況を避けたり、外出することができなくなったすることがあります。悪化すると不安障害になる可能性があるので注意してください。早めに病院を受診することをおすすめします。

過呼吸の対処は不安障害などでも扱われるものであり、それらの本には過呼吸について書かれているものもあるので、勉強してみることをおすすめします。私は以下の本をおすすめします。この本は社会不安障害についてのものですが、過呼吸に関するわかりやすい説明があります。


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