強迫性障害(OCD)の人が封筒や手紙を送るときの確認や不安を減らす方法

強迫性障害(OCD)の人は手紙を封筒に入れて送ることに強い不安やストレスを感じて困っていませんか?封筒に手紙を入れると中を確認することができないので、不安が強くなりますし、封筒に手紙を入れたり取り出すことを繰り返している人もいるでしょう。

私は強迫性障害にかかっていますから、手紙を封筒に入れて送るときには強い不安を感じます。しかし、自分なりの工夫をしたことで、ある程度はこの不安を抑えることができています。

この記事では、強迫性障害の人が手紙を封筒に入れて送るときに感じる不安を減らしたり、確認を減らす方法を紹介します。

 

封筒に手紙を入れて送るときの不安や確認を減らす方法

強迫性障害の人は確認行為をすることができないときに強い不安を感じます。以下の方法を使うと、手紙を封筒に入れたり投函した後にも手紙の確認をすることができるようになり、不安を抑えることにつながります。

 

1.封筒の宛先と宛名が正しいこと

強迫性障害の人は封筒の宛先や宛名、差出人の名前が間違っていないか不安になります。これらを誤って書くことはまずありませんが、強迫性障害の人は病的な不安を感じやすいので、正しく書かれていることを何度も確認するはずです。

この不安を抑えるためには、封筒のあて名や差出人の名前を後でチェックできるように、封筒のコピーを取っておいたりスマホで撮影しておくことがおすすめです。私はコピーを取って、それに赤ペンで一字ずつチェックするようにしていますし、そのチェックした紙を証拠としてしばらく保存しておいて、不安になったときはそのコピーをチェックするようにしています。

封筒だけをコピーするのは無駄ですが、手紙と封筒のコピーはA3の紙一枚でできますし、コンビニのA3とA4のコピー料金は同じです。

 

2.封筒に手紙をすべて入れたこと

強迫性障害の人は、封筒に必要な手紙や書類をすべて入れたか不安になります。封筒に手紙や書類を入れて糊付けしてしまうと、封筒の中の手紙や書類を確認できないので、強い不安を感じます。

この不安を抑えるためには、封筒と手紙や書類の重さを事前に計っておいて、封筒に手紙や書類をすべて入れて糊付けしてから、その重さを計ることをおすすめします。糊付けされた封筒の重さをチェックすると、中に手紙や書類がすべて入っていることをチェックできます。

封筒の重さをチェックすると、封がされた封筒を開封して中身を確認したくなる欲求を抑えることもできます。

 

3.投函が間違っていないこと

強迫性障害の人は封筒を郵便ポストに投函するときに不安を感じるでしょう。不安には2つあって、郵便ポストの投函口を間違えていないことと、確かに郵便ポストに入れたことです。

封筒を間違った投函口に入れても問題はありません。郵便局の人は投函された手紙を機械と手作業で仕分けするので、間違った投函口に入れられた手紙も正しく処理することができます。投函口を間違っても問題がないことを知っておくと、安心することができます。

確かに郵便ポストに封筒を投函したかに関しては、封筒を投函してしまうと確認することができないので、不安を抑えることはできないかもしれません。この場合には、郵便ポストに投函するのではなく、郵便局に行って手紙を局員に手渡しするのが一番です。

郵便局の人に会ったことを忘れはしないでしょうし、ほんの少しでも会話をすると印象に残ります。また、手紙の領収書をもらうこともできますから、後で確認することもできます。

 

4.切手代が足りていること

強迫性障害の人は封筒に張り付ける切手代が足りているかについても、不安を感じるかもしれません。

私は郵便局に封筒を持ち込んで、封筒の郵送料を郵便局で払うようにしています。このようにすると、切手代を間違うことはありませんし、切手代が正しいことの証明として領収書をもらえます。

参考までに、切手代が足りない封筒は差出人に返送されますので、それほど不安になる必要はありません。もう一度封筒を投函するのはストレスではありますが、困ったことはありません。
1日もあれば手紙は差出人に返送されますから、すぐにわかります。

 

5.とにかく手紙の封をする

強迫性障害の人は封筒に手紙を入れて封をすることが難しく、これをするまでに多くの時間がかかってしまいます。しかし、手紙の封をしてしまえば、不安が小さくなります。

強迫性障害で手紙の封をすることが難しい人には、とにかく手紙を封筒の中に入れて封をしてしまうことがおすすめです。不安のピークは封をするまでですから、封をしてしまうと不安が一気に小さくなります。

私は手紙の封をしてから、強迫性障害の強迫観念がおきたことはほとんどありませんし、手紙を何度も確認したこともありません。封をしてしまえば、確認ができなくなるからです。手紙の封を開いて、手紙を確認したこともありません。

手紙の封ができなくて困っているのに、手紙の封をしろというのはヒントになっていないように思うかもしれません。しかし、手紙の封をすることは簡単です。とにかく、封筒に手紙を入れて糊付けするだけです。

 

6.とにかく手紙を投函する

手紙を投函すると、強迫性障害の不安はなくなります。手紙の投函ができなくて困っている人は、とにかく投函してみてください。
手紙の投函は簡単であり、郵便ポストまで手紙を持って行って、ポストに入れるだけです。

私は手紙を投函できずに、郵便ポストの前にずっといたことがありますが、手紙の投函が終われば強迫観念が消えたことは何度もあります。

手紙の投函とは少し違いますが、学生のレポートの提出でも同じです。レポートを提出するまでは、誤字脱字のチェックを何度もしたり、教員の部屋の前を行ったり来たりします。しかし、レポートの提出が終われば、レポートが気になりません。

 

7.時間制限をする

手紙を封筒に入れたり投函することに時間制限を設けると、強迫性障害の人が多くの時間とエネルギーを費やすのを防ぐことができます。
強迫性障害の人が繰り返し確認行為をする理由の1つは、何回も確認行為をすることができる時間の余裕があるからです。

強迫性障害の人は経験しているでしょうが、仕事で確認行為をしたくても、時間がなくてできなかったことがあるはずです。

時間制限に関しては、20分ほどがいいと思います。20分が経過したら、手紙を封筒に入れて封をしたり投函してみてください。

 

おわりに

強迫性障害の人にとって、手紙を封筒に入れて送ることは大変なことの1つですから、うまく不安に対処する方法を見つけてみてください。インターネットで調べたりカウンセラーに相談する方法もあります。

この記事で紹介した方法は手紙や封筒の確認をするためのものですが、強迫性障害の治療をする効果はありません。強迫性障害の治療で必要なことは、確認したい欲求を我慢したり、確認したい衝動を抑えることです。

以下の記事で、強迫性障害の人が確認をしたい気持ちを抑える方法を紹介しましたので、参考にしてみてください。

強迫性障害(OCD)の確認を減らす考え方。私が確認行為を克服した洞察

 

手紙の誤字脱字をチェックする方法

強迫性障害の人が苦しむことの1つは手紙の誤字脱字のチェックです。手紙が重要な書類の場合には、何回もチェックするでしょう。

書類の誤字脱字をチェックする方法は以下の記事で紹介しましたので、参考にしてみてください。

誤字脱字を自分でチェックする方法。文章から間違いをなくすための対策


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