電車やバスに乗れないのは広場恐怖?広場恐怖を克服した私の方法

電車やバスに乗っていると、強い不安を感じたり胸が辛くなったり動悸がして、いてもたってもいられないことがありませんか。それは広場恐怖と呼ばれる心の病気かもしれません。電車やバスとは限らずに、学校の集会や散髪、歯医者の治療中など動くことができない状況になると発症することもあります。

電車やバスに乗れなくても大したことはないと考えるかもしれませんが、広場恐怖は合併症として他の心の病気になることがあります。集会や人と会う状況などを避け続けると、症状が悪化して引きこもりやニートになる可能性もあります。

私は14才から24才まで広場恐怖にかかっていましたが、精神科やカウンセリングを使わずに自分で広場恐怖を克服することができました。この記事では、その経験に基づいて広場恐怖の克服方法を紹介します。広場恐怖で苦しんでいる方に役に立つとうれしいです。

 

1.広場恐怖とは

広場恐怖とは不安障害と呼ばれる精神病の一つであり、乗り物など途中で降りることができなくなったり、社会的に身動きをすることができない状況に置かれると、動悸がしたり息が苦しくなったり、その場から逃げ出したくなるほど不安やパニックになるものです。閉所恐怖症と似ていますが、広場恐怖は閉所だけで発症するとは限りません。

以下のような乗り物や社会的状況で、広場恐怖になる可能性がありますが、以下に限定されるものではありません。
乗り物:バス、電車、車、飛行機、船、エレベーター
社会的状況:散髪、歯医者、試験、面接、集会、朝礼、
ミーティング、授業

一度でもパニックを経験してしまうと、それが再発することが怖くなって同じような乗り物や状況を極力避けるようになります。

 

2.私の広場恐怖と克服の経験

2-1.私の症状

私は中学1年生の頃に不登校になりましたが、しばらくして広場恐怖を発症しました。それからは学校の遠足や朝礼に参加したり、バスや電車などを利用したり、散髪や歯医者に行くことは強い苦痛でした。高校の朝礼などはかなりの忍耐をもって耐え忍びましたが、遠足や修学旅行は一つも参加していません。

 

2-2.克服した経験

私が広場恐怖を克服したきっかけ

私は広場恐怖を発症した後、バスや電車に乗る機会を極力避けて生活してきましたが、広場恐怖を克服する二つのきっかけがありました。

一つ目のきっかけは、23才の頃にどうしても学会発表のために電車を使う必要があったことです。学会発表は卒業のために必要だったので、移動のために強い苦痛を耐え忍んで電車に乗りましたが、このときの成功体験が広場恐怖を克服するきっかけになりました。

二つ目のきっかけは、私が24才で社会人になって通勤のために電車を使う必要があったことです。私は東京で働いていましたが、東京では電車を回避することができません。この時期に、電車に毎日乗ったことが広場恐怖をほぼ完全に克服することができた理由です。

私が広場恐怖を克服するときに使った方法

私が広場恐怖を克服した当時は広場恐怖というものを知らなかったので、精神科やカウンセリングに通うこともなく、ぶっつけ本番でやりました。

電車に乗ってから広場恐怖の症状が始まりましたが、自分に大丈夫と言い聞かせたり、好きなゲームのキャラクターの名前を頭の中で列挙したり、好きな小説を読んで気逸らしをすることにしました。広場恐怖の特徴の一つですが、20分もすると症状もおさまります。この方法で成功体験を得たことが広場恐怖を克服することにつながりました。

最終的に電車やバスが怖くないと確信を持ったのは24才の頃ですから、発症してから克服するまでに10年以上経過したことになります。

 

3.広場恐怖を克服するおすすめの方法

私は専門家ではありませんが、広場恐怖を克服した実際の経験がありますから、患者の視点に立つことができます。私がおすすめする広場恐怖の克服の方法は以下の通りです。

1.短い時間だけ、バスや電車に乗ること
2.毎日、バスや電車に乗ること
3.少しずつ時間や距離を伸ばすこと
4.広場恐怖が起きているときは気逸らしをすること
5.自分を追い込むこと

広場恐怖の方はバスや電車に乗ることを避けているはずですが、3分~5分程度なら乗ることができるでしょうからやってみてください。もちろん、かなりの苦痛を感じるでしょうが。

毎日、バスや電車に乗ることをおすすめします。数回だけバスや電車に乗ることができても印象に残りません。毎日成功すると、広場恐怖を克服していることを確信できます。
最初のころは数分しか乗れないかもしれませんが、何回か乗ると自信がつきます。そうやって少しずつ、時間や距離を伸ばすといいでしょう。
バスや電車に乗っているときに辛くなったり動悸がしてきたら、気逸らしをしてください。私は小説を読んで過ごしました。

広場恐怖を克服するように、自分を仕向けることが必要です。私もそうですが広場恐怖の方はバスや電車を全力で回避してきたでしょうから、強い動機づけがないと克服する気になりません。

私は広場恐怖を克服するときに、気分が悪くなったとしても吐くことがないように食事の量を減らすようにしておきました。

 

4.おわりに

私の経験ですが、広場恐怖は自分で克服することができます。この記事で提案した方法は苦しみを伴うものですが、ぜひやってみてください。広場恐怖を克服すると大きな苦しみを減らすことができます。

私は電車に乗ることで広場恐怖を克服しましたが、バスや飛行機、船、ジェットコースターなど他の乗り物も乗ることができるようになりました。私の乗り物の広場恐怖はほぼなくなりましたが、散髪などに行く前は不安が強くなることがあります。これは予期不安と呼ばれるものです。

広場恐怖を治す方法には認知行動療法や薬物療法があります。精神科やカウンセリングを受けてみることもおすすめします。私は広場恐怖とは別の病気で精神科に通院したことがありましたが、怖いところではありません。

 

4-1.他の恐怖症とその克服方法

この記事では、電車やバスに乗ることができなくなる広場恐怖症を紹介しましたが、広場恐怖症の人は他の恐怖症にもかかっている可能性があります。
例えば、飛行機に乗ることができなくなる飛行機恐怖症は広場恐怖症に似ています。以下の記事で他の恐怖症とそれを克服する方法を紹介しましたので、参考にしてみてください。

恐怖症を克服するための認知行動療法(CBT)と効果や方法の一覧


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