強迫性障害の万引き恐怖症や窃盗恐怖症を治す方法と克服する対策

万引きや窃盗をしたり、間違って万引きや窃盗をすることを恐れていませんか?これは万引き恐怖症(万引恐怖症)や窃盗恐怖症と呼ばれるものであり、精神病の強迫性障害(OCD)の加害恐怖症の1つですが、治すこともできます。

万引き恐怖症の人は実際に万引きをすることはありません。しかし、間違って万引きをしてしまうという病的な不安に取りつかれていて、生活に大きな問題が出ることがあります。

私は強迫性障害にかかっていますから、この加害恐怖症や万引き恐怖症を経験したことがありますが、万引き恐怖症や加害恐怖症をほぼ克服することができています。
私の万引き恐怖症はゼロではありませんが、通常の生活で問題になることはありません。万引き恐怖症がでても、すぐに不安を抑えることができます。

この記事では、万引き恐怖症を克服する方法を紹介します。この記事で紹介する方法は、認知行動療法(CBT)のエクスポージャ(暴露療法)に基づくものです。

1.万引き恐怖症を克服する方法

1-1.不安が恐怖症だと見破る

買い物をしているときや買い物が終わった後に、万引きをしたのではないかと不安になった場合には、その不安が万引き恐怖症だと疑うようにしてください。

万引きの不安は強いですが、これが強迫性障害の症状(加害恐怖症)だと認識すると、この不安を和らげることができます。実際に万引きをしたのではなく、強迫性障害に騙されているだけとわかるからです。

強迫性障害の人は不安を感じることが多いですが、そのほとんどは強迫性障害の症状によるものです。戸締りや忘れ物の確認、ごみを捨てるときなどで不安になることが頻繁にあるでしょうが、万引きが怖くなるのも同じです。

強迫性障害で不安になったことが、現実に起きることはまずありません。

 

1-2.頻繁に買い物を繰り返す

万引き恐怖症に対する効果的な治療法は、買い物を頻繁に繰り返して買い物に慣れることです。これは認知行動療法のエクスポージャ(暴露療法)と呼ばれるものです。

頻繁に恐怖に向き合うことは、他の恐怖症にも効果があります。
例えば、広場恐怖症の人で電車に乗ることができない人は、頻繁に電車に乗ることで広場恐怖症を克服することができます。

私は広場恐怖症で電車に乗ることができない時期がありましたが、社会人になって通勤で電車に乗るようになったことで、広場恐怖症を完全に克服することができました。毎日電車に乗る生活を続けていると、電車に乗ることに慣れるからです。

万引き恐怖症も同じであり、慣れることが効果的な解決策です。

 

徐々にレベルを上げる
万引きが怖い人は、買い物をすることができないかもしれません。この場合には、簡単な買い物から始めてください。コンビニで数分間の買い物をしてもいいですし、本屋で立ち読みをするだけでも十分です。

小さい買い物から始めると徐々に自信がつくようになり、長時間の買い物や慣れない買い物もすることができるようになります。

 

頻度
万引き恐怖症を克服するには、買い物を頻繁に繰り返す必要があります。毎日、少なくとも1回程度は買い物をするようにしてください。買い物恐怖症を克服する積極的なトレーニングとして、1日に複数回の買い物をしてもいいでしょう。

高額な買い物をする必要はなく、コンビニで数百円程度の買い物をすることでも十分です。通勤の際に、コンビニでコーヒーを買うことはあるでしょう。

 

買い物を続けること
万引き恐怖症の人が、万引き恐怖症を克服したり良い状態を維持するには、買い物をし続ける必要があります。買い物をしないことに慣れてしまうと、万引き恐怖症が再発する可能性があります。

ほとんどの社会人は買い物をするでしょうから、普段通りに買い物をするだけでも十分です。1日に1回程度は買い物を続けるようにしてください。

 

1-3.間違っても取り返しがつく

万引き恐怖症の人は、間違って万引きをすると破滅的な結果になることを恐れています。しかし、間違って万引きをしても破滅的な結果になるとは限りません。

不安障害の人は不合理な考え方をしますが、1つの失敗が破滅的な結果になると考えるのも不合理な考え方の1つです。

後日に精算することもできる

間違って万引きをしたとしても、後日に店に謝罪して精算することはできます。確かに、万引きをした事実に変わりはありませんが、店に謝罪して精算するなら逮捕されたり書類送検されることはないかもしれません。

万引きに関しては、加害者と被害者で示談が成立すること、被害金額が少ないこと、初犯であることなどで起訴猶予処分になることもあります。窃盗が成立することと、それが起訴されるかは別のことです。

もちろん、これは誤って万引きをしてしまった場合のことですから、意図的な万引きに関しては別です。また、この記事は間違って万引きをした場合に関するものであり、意図的な万引きに関するものではありません。

 

1-4.過失による窃盗は刑事罰の対象でない

万引き恐怖の人はうっかりや過失によって、万引してしまうことを恐れています。しかし、過失によって万引きをしても、罪に問われることはありません。

現代の日本の法の原則は、犯罪を意図的に行った故意犯だけを罰するというものです。うっかりや過失によって窃盗をしたとしても、その人は罰されません。これは刑法第38条に明記されています。

この例外は、刑法第44条に規定された過失犯に関する規定です。過失犯の規定があるものに関しては、うっかりや過失による犯罪も刑事罰の対象です。
例えば、誤って他人を傷つけた人は過失致傷によって罰されます。しかし、窃盗には過失犯に対する規定がありません。

窃盗未遂に関しても同じです。窃盗未遂が成立した場合には刑事罰の対象になりますが、過失による窃盗未遂は刑事罰の対象になりません。

興味がある人は法律を調べてみてください。強迫性障害の人は不合理な考え方で自分を苦しめることがありますが、日本の法律を把握していないこともその1つです。また、自分で法を調べると納得します。

 

無罪を証明しなくてよい

万引き恐怖症の人は、万引きしたと疑われることを恐れているかもしれません。
例えば、バッグの中に入っている食べかけのガムや飲みかけのペットボトルを万引きしたのではないかと疑われることです。

万引きをしていないことを証明することはできないので、疑われたらどうすることもできないと不安になるかもしれません。

この不安に関しては、法律を理解することが役に立ちます。容疑者は自身が潔白であることを証明する必要はなく、警察や店などが万引きを立証する必要があります。警察や店が万引きを立証することができなければ、容疑者は罪に問われません。

強迫性障害の人は現実離れした不安に苦しむことがありますが、この原因の1つは社会の仕組みを誤解しているからです。

 

1-5.万引きしたことがないことを思い出す

万引き恐怖症の人は、過去に実際に万引きをしたことがあるかを思い出してみてください。過去に間違って万引きをしたことがなければ、これからも間違って万引きをすることはまずありません。

過去に万引きをしたことがなくても、これからも万引きをしないという証明にはなりません。しかし、過去数十年にわたって万引きをしたことがないなら、これからも万引きをしないと信じることはできます。

 

2.私が万引き恐怖症を感じたときの対処

私は強迫性障害にかかっているので、万引き恐怖症を感じることはあります。参考として、そのときの対処を紹介します。私は万引き恐怖症で不安になることは少ないですが、不安を抑えることもできます。

私が万引き恐怖症を感じるのは、慣れない買い物をする場合です。
例えば、私はコンビニに行くことはほとんどないですが、コンビニで買い物をしたときに万引き恐怖症を感じたことがあります。

私は万引き恐怖症を感じたときに、この不安が強迫性障害のせいだと疑うようにしています。不安が強迫性障害による誤解だと認識すると、すぐに落ち着きます。

私が普段利用するスーパーやショッピングセンターで買い物をするときには、万引き恐怖症を感じることはありません。強迫性障害の症状は慣れないことをするときに発症しますから、私が慣れている買い物では不安になりません。

 

3.おわりに

万引き恐怖症の人は、頻繁に買い物を繰り返すことで恐怖に向き合ってください。これには勇気が必要ですが、恐怖症を克服するには有効な方法です。

万引き恐怖症の人には、法律を調べてみることがおすすめです。インターネットで万引きの起訴率やその処分を調べることはできますし、間違って万引きをしてしまった場合に対する正しい対処を知ることもできます。
弁護士のサイトには、これらの情報がかかれていることがあります。

万引き恐怖症に関しては、症状をゼロにすることはできません。しかし、買い物に困らない程度に不安を抑えることはできますし、通常の社会生活に困ることもなくなります。

このブログには、加害恐怖に関する記事が他にもありますから、参考にしてみてください。

 


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