エレベーター恐怖症(閉所恐怖症)を克服する方法

エレベーターに乗ると強い恐怖を感じたり、エレベータに乗れなくて困っていませんか?これらはエレベーター恐怖症ですが、勇気を出すと克服できます。

エレベーター恐怖症は精神病である広場恐怖(閉所恐怖)の症状の1つですが、これを克服するには認知行動療法のエクスポージャ(暴露療法)が必要です。
エクスポージャは恐怖を感じることを繰り返すことで、恐怖を克服するものです。

私は広場恐怖にかかっていたので、バスや電車に乗れない時期がありました。しかし、この記事で紹介する方法で練習したことで、バスや電車に乗れるようになりました。

この記事では、エレベーター恐怖症を克服する方法として、エクスポージャを紹介します。エレベーター恐怖症の人は参考にしてみてください。

1.エレベーター恐怖症の原因

エレベーター恐怖症の原因には以下のようなものがありますが、これらだけに限りません。

  • エレベーターで怖い思いをしたこと(閉じ込められた、犯罪にあった)
  • 不安を感じやすい体質(脳や心の個性)
  • 不合理な妄想(停電して閉じ込められることを恐れる)
  • 広場恐怖症にかかっている(電車やバスに乗れない)

エレベーター恐怖症の人は、原因を見つけることができないこともあります。気づいたらエレベーター恐怖症になっていたり、発症した時期がわかっても原因がわからないことがあるからです。

この場合には、エレベーター恐怖症の原因を特定する必要はありません。原因が見つからないこともありますし、エレベーター恐怖症の克服に役立たないからです。

この記事で紹介する方法はエレベーター恐怖症の原因が何であっても使えるものです。原因を探すのではなく、エレベーター恐怖症を克服する行動に集中してみてください。

 

2.エレベーター恐怖症を克服する方法

エレベーター恐怖症の人は以下のステップによって、エレベーター恐怖症を克服できます。上から順番に、1つずつ行ってください。

 

2-1.エレベーターに乗り降りする人を観察する

エレベーター恐怖症の人はエレベーターが怖いでしょうから、エレベーターに乗り降りする人を観察してみてください。他の人が何事もなくエレベーターに乗り降りするのを見ると、自分もできるという自信が生まれます。

エレベーター恐怖症に限ったことではありませんが、恐怖を克服するには他人をまねるのが1番です。他人と同じことをしておけば、失敗もありません。

 

2-2.エレベーターに乗る

他の人がいないエレベーターに乗って、1階分だけエレベーターを使ってみてください。エレベーター恐怖症の人でも1階分なら、エレベーターを使うことができるでしょう。

エレベーターの恐怖が強すぎる場合でも、思い切ってエレベーターに乗ってください。1階分にかかる時間は10秒から30秒ほどですから、我慢してください。

どうしても恐怖が強い場合には、エレベーターに数十秒ほど乗ってみるだけでも構いません(上下に移動はしない)。これを繰り返すうちに、1階分くらいはエレベーターを使う気になります。

 

2-3.恐怖に耐える

エレベーターに乗ったら恐怖を感じますが、我慢して耐えてください。エレベーター恐怖症を克服するには、我慢して恐怖に耐えることがどうしても必要です。

恐怖に耐える際には、以下のような方法が役に立ちます。

  • 呼吸の回数を減らすこと(息をゆっくり吸ってゆっくり吐くこと)
  • 心の中で大丈夫と繰り返すこと
  • 足元や壁を見つめること
  • 吐く息に集中すること

音楽などを聴いてもいいですが、ゲームなどはしないで不安を抑え込むことに集中してください。

 

2-4.エレベーターに繰り返し乗る

1階分だけエレベーターに乗っても大丈夫なら、徐々に階数を増やしてください。ほとんどの建物の階数は最大で30ほどですから、連続して30階まで乗れるようにしてください。エレベーターに乗る時間は長くて数分程度です。

 

2-5.食事とトイレ

エレベーターに乗る前にトイレを済ませておいてください。また、エレベーターに乗る前の食事は軽めにしてください。失禁したり嘔吐することはないでしょうが、不安材料は少ないほうがいいです。

 

2-6.エレベーター恐怖症を克服するのに必要な期間

エレベーター恐怖症を克服するのにかかる時間は30分~1時間程度、1日で十分です。強い恐怖と戦う必要がありますが、その時間は短いです。

完全にエレベーター恐怖症を克服したと確信するには、1週間はかかるかもしれません。それまでは、1日に1回はエレベーターに乗るようにしてください。頻繁に乗ると、エレベーター恐怖症を早く克服できます。

 

3.エレベーター恐怖症を克服するときのヒント

エレベーター恐怖症を克服するのに役立つヒントをいくつか紹介しますので、参考にしてみてください。

 

3-1.エレベーターを避けると恐怖症を克服できない

エレベーター恐怖症に限ったことではありませんが、恐怖を避けていると克服できません。反対に、恐怖に向き合うと恐怖を克服できます。エレベーター恐怖症の克服は簡単な部類に入ります。

 

3-2.頻繁にエレベーターに乗る必要がある

エレベーター恐怖症を克服するには、頻繁にエレベーターに乗る必要があります。1日に何回もエレベーターに乗るようにしてください。

私は広場恐怖症にかかっていて、電車やバスに乗れなかった時期があります。私は社会人になって電車通勤するようになりましたが、毎日1時間は電車に乗るようになりました。

これだけの頻度で電車に乗ると、電車に乗ることの恐怖を完全に克服できます。私の電車への恐怖は1週間ほどで消えました。最初は苦しかったですが、数日で慣れました。

 

3-3.恐怖はすぐに消える

エレベーター恐怖症の人はエレベーターに乗ると強い恐怖を感じますが、この恐怖は数十秒~数分で消えます。エレベーターに乗っている間、ずっと恐怖を感じることはありません。

発狂したり心臓発作を起こしたり、パニックになって暴れることもありません。

 

3-4.恐怖が強いのはエレベーターに乗る前

エレベーター恐怖症の人はエレベーターに乗る前に、強い恐怖を感じます。これは脳が恐怖に対して過剰に身構えるためです。

反対に、エレベーターに乗ってしばらくすると恐怖が消えます。脳がエレベーターを危険でないと認識すると、恐怖を止めるからです。

スピーチの前に緊張したり恐怖を感じた経験はあるでしょうが、スピーチが始まると恐怖はすぐに消えたはずです。エレベーター恐怖症の恐怖も同じであり、エレベータに乗れば恐怖は消えます。

 

4.おわりに

エレベーター恐怖症を克服するには、精神科やカウンセリングに通う方法もあります。カウンセリングで指導される方法は、この記事の方法と同じようなものですから、とりあえずはこの記事の方法を試してみてください。

 


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