強迫性障害(OCD)の人はパソコン(PC)の電源を落とすときに、確認行為をやめれなくて困っていませんか?電源が本当に消えているか何度も確認するのに、長時間かかったり疲れてしまうかもしれません。
私は強迫性障害にかかっていますから、パソコンの電源を落とすのに苦労していたことがあります。パソコンの電源を落とした後にキーボードやマウスを何回も操作して、パソコンの電源が本当に消えているか何回も確認することがありました。
しかし、私は簡単な工夫をすることで、この確認行為をやめることができました。
この記事では、強迫性障害の人がパソコンの電源を落とすときの強迫行為をやめる方法を紹介します。
1.パソコンの電源を切るときの確認行為をやめる方法
1-1.スリープモードを使う
強迫性障害の人はパソコンの電源を切った後に、本当にパソコンの電源が消えているか気になることがあります。パソコンの電源が消えていることを確認するために、以下のような確認行為(強迫行為)をしているかもしれません。
- キーボードを何度も操作すること
- マウスを何度も操作すること
- 電源ランプを長く見つめること
これらの強迫行為を取り除くには、パソコンの電源を切るのではなく、スリープモードを使うのがおすすめです。スリープモードを使うと、キーボードやマウスを何度も操作することをやめたり、電源ランプを長く見つめることをやめることができます。
強迫行為をやめる方法の1つは強迫行為を禁止されることですが、スリープモードにすると強迫行為が禁止されます。スリープモードでキーボードやマウスを操作すると、スリープモードが解除されてしまうので、強迫性障害の人はキーボードやマウスを操作できないからです。
スリープモードにすると、電源ランプを長く見つめることもなくなります。スリープモードでは電源ランプが点滅しますから、スリープモードであることを確認(納得)することが簡単になるからです。
1-2.LAN線とWi-Fiを切る
強迫性障害の人はセキュリティのことを気にするかもしれません。スリープモードのパソコンは電源がついているので、セキュリティの不安を感じるでしょう。
強迫性障害の人がスリープモードを使うのであれば、パソコンのLAN線を抜いてWi-Fiを切るのがおすすめです。パソコンがインターネットから遮断されているなら、セキュリティの不安を減らすことができます。
私はIT業界で働いていたことがありますが、会社のパソコンの電源を落とした後に、必ずLAN線を抜くようにしていました。パソコンのセキュリティを高める簡単な方法の1つは、インターネットから遮断することです。
強迫性障害の人でセキュリティを気にするのであれば、ウィルス対策ソフトもインストールする必要があります。セキュリティに関しては、ウィルス対策ソフトは人間より優れていますし、人間がいなくてもパソコンを保護してくれます。
2.おわりに
スリープモードの消費電力は電源を切った場合より多くなります。しかし、スリープモードの消費電力は十分に小さいですから、気にする必要はありません。
例えば、ノートパソコンのスリープモードの消費電力は1ワット以下です。
パソコンのスリープモードを使うと、パソコンの寿命が縮むと思うかもしれません。しかし、パソコンの寿命に関しては、スリープモードを使う場合と電源を切る場合で違いはないようです。
強迫性障害の人は不安やストレスを減らせると、寿命は伸びるでしょう!