学校の集会や朝礼で胸がどきどきしたり緊張するのは病気?広場恐怖症との関係

小学生や中学生、高校生、大学生の人は学校の朝礼や集会で胸がどきどきして苦しかったり(動悸)、強く緊張することはありませんか?それは広場恐怖症と呼ばれる心の病気かもしれません。

私は中学生の頃に広場恐怖症にかかってから、学校の朝礼や集会などで胸がどきどきしたり、息が苦しいなどの症状がでるようになり、学校に行くことができなくなりました。私は広場恐怖症の治療をすることができなかったので、かなり苦しい高校生活や大学生活をおくりました。

この記事では、学校の集会などで胸が苦しくなったり緊張する原因が広場恐怖症かもしれないことを紹介します。この記事が、これらの症状に悩んでいる人が病気であることを自覚するきっかけになるとうれしいです。広場恐怖症の人は、必ず治療を受けてください。

 

1.学校で動悸がしたり緊張する原因は広場恐怖症?

1-1.広場恐怖症とは

広場恐怖症は閉所恐怖症とも呼ばれるもので、精神病の不安障害の1つです。症状にはパニック発作と予期不安、回避があります。

パニック発作は動悸がしたり息が苦しくなったり、死を感じるほどの恐怖を感じるものです。予期不安はパニック発作が起きそうな状況を強く恐れること、回避はその状況を避けることです。

閉所恐怖症というとエレベーターなどの狭い場所だけでパニック発作が起きるように見えますが、実際には身動きができない状況でも発症します。
例えば、散髪をしているときは身動きをすることができないので、パニック発作を起こす可能性があります。

 

1-2.学校で広場恐怖症になりやすいところ

学校で狭い場所に閉じ込められることはありませんが、身動きをすることができない状況や場面は多いものです。
学校生活で広場恐怖のパニック発作を起こす可能性がある場面とその理由をいくつか紹介します。起きる場面はこれらだけに限りません。

  • 学校の朝礼や集会:列を離れたり、身動きをすることができないから
  • 授業で歌っているとき:その場を離れたり、身動きをすることができないから
  • 体育会や催し:途中でその場を離れることができないから
  • 遠足や修学旅行などの見学の際中:見学中は自由に行動できないから
  • 運動大会などの競技に参加しているとき:リレーなどをしているときには、その場を離れることができないから
  • マラソン大会:途中にトイレがなく、コースを離れることができないから
  • 大事な試験や入学試験:その場を離れることができないから

 

1-3.広場恐怖症にならないところ

広場恐怖症は身動きをすることができない場面でパニック発作を起こしますが、頻繁に経験する場面ではパニック発作が起きることはありません。

例えば、通常の授業や学校の中間試験、期末試験は何度も経験するものですから、広場恐怖のパニック発作が起きません。または、過去にパニック発作を起こした可能性がありますが、頻繁に経験したことでその場面での広場恐怖症を克服したかのどちらかです。

 

2.中学生で広場恐怖症になった私の場合

私は中学生の頃に広場恐怖症を発症しましたので、私の経験を紹介します。中学生や高校生で広場恐怖症を発症した人は、私と同じようになる可能性があるので、参考にしてください。

広場恐怖症が発症したきっかけ

私が最初に広場恐怖症のパニック発作を起こしたのは、中学校の朝礼でした。他の生徒と同じように列に並んでいたところ、動悸がして息が苦しくなり、自分が心臓発作で死ぬような恐怖を覚えました。私はそのときの恐怖が非常に強かったので、それからは学校の朝礼などの場面を強く恐れるようになりました。

広場恐怖症を発症してから

それまでは他の生徒と同じようにバスや電車に乗ることができましたが、学校の朝礼でパニック発作を経験した前後から、バスや電車に乗ることができなくなりました。

私はそれからしばらくして中学校の不登校になりました。高校や大学には進学することができましたが、遠足や修学旅行には1度も行っていません。

他の精神病を合併症として発症

広場恐怖症は不安障害の1つですから、他の不安障害を合併症として発症することがありますが、私は社会不安障害(SAD)と強迫性障害(OCD)を発症しました。

社会不安障害は社交不安障害とも呼ばれる対人恐怖症であり、症状には他人への強い緊張や不安などがあります。
例えば、私の場合は他の人が近くにいるとトイレをすることができなくなりました(排尿障害)。これはかなりまずいものであり、学校などの社会生活をすることができなくなるほどの悪影響があります。

おしっこや小便がでない、トイレができないのは社会不安障害かもしれない

強迫性障害は確認や繰り返しなどを何度も行うようになるものです。これにかかると、簡単なことでも何回も確認するようになるので、学業などにもかなりの悪影響が出ます。

子供の成績の低下の原因は心の病気や精神病かもしれない。強迫性障害(OCD)の場合

 

3.おわりに

学校の朝礼や集会などで胸が苦しくなったり、その場にいることができなくなるほど緊張を感じる人は、広場恐怖症になっている可能性があります。周囲の人に相談するか、精神科に通院したりカウンセリングを受けることをおすすめします。

広場恐怖症になった人は必ず治療を受けてください。放置すると悪化するだけでなく、社会不安障害や強迫性障害などの合併症を発症します。広場恐怖症は自然に治癒する可能性もありますが、悪化する可能性も高いです。

私は治療を受けることができなかったので、高校生や大学生のときにかなり苦労しました。私の場合は自然に治癒しましたが、免許を取ることが健康な人より遅れましたし、就職活動にもかなりの悪影響がありました。私は23才の頃に就職活動をしましたが、広場恐怖症は10年程度で自然に治らないからです。

 

3-1.引きこもりやニートと不安障害の関係

引きこもりやニートは働かないで怠けているだけに見られることもありますが、実際にはかなりの割合の人が精神病にかかっているといわれています。
例えば、この記事で紹介した社会不安障害は対人恐怖症ですが、これにかかっている人は仕事をすることができなくなることもあります。

広場恐怖症に対処することができなかったことがきっかけで、学校などを退学した人も多いかもしれません。


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