後ろを振り向いたり、後ろを振り返る癖は心の病気?精神病の強迫性障害(OCD)との関係

歩いたりランニングしているときに、後ろを振り返ったり振り向く癖がありませんか。それは精神病である強迫性障害(OCD)の症状かもしれません。

私は強迫性障害にかかっているので、頻繁に後ろを振り返る癖があります。後ろを振り返ることは無意味であると頭で理解していますが、なかなかやめることができません。

この記事では、強迫性障害にかかっている人が後ろを振り返ったり振り向く癖があることを紹介します。強迫性障害にかかっていても、それを自覚していない人はいます。この記事を参考にしてみてください。

1.強迫性障害(OCD)とは

強迫性障害は精神病の1つであり、その主な症状は以下の2つです。強迫性障害の人はこれらをやめたいと思っているのですが、やめることができません。

1つは確認や繰り返しをしないと強い不安になるものです。強迫性障害の人は1回の確認で十分だと頭で理解していますが、気になってやめることができません。回数には個人差がありますが、本人が好きな数や縁起が良い数などです。

もう1つは心の中に不合理なことや意味がない考えが突然浮かび、不安になるというもので、考えはネガティブでまずいものがほとんどです。

 

2.後ろを振り向く癖や、振り返る癖と強迫性障害の関係

強迫性障害にかかっている人は歩いたりランニングをしているときに、頻繁に後ろを振り返る癖がありますが、それは以下の理由からです。強迫性障害の人が感じる不安には個人差があるので、これらだけに限りません。

強迫性障害の人が後ろを振り返るのは、悪いことが起きていないことを確認するためです。

 

大事なものを落としたか気になる

歩いているときには鞄や財布、家の鍵、スマートフォンなどを持っていますが、強迫性障害の人はこれらを落としたのではないかと気になって、後ろを振り返ることが頻繁にあります。

例えば、私はランニングしているときに家の鍵や小銭を地面に落としたのではないかと気になって、後ろを振り返ったり足元を確認することがあります。

本当は何も落としていないことを頭でわかっていますが、実際に確認をしないと心が落ち着きません。また、ちょっと振り返るだけではなく、地面を10秒程度は見つめて念入りに確認します。

 

何かを踏んだと気になる

歩いたりランニングしていると地面に何か落ちていることがありますが、強迫性障害の人はそれが何かを確認しないと落ち着かないことがあります。

例えば、秋になると落ち葉が落ちています。強迫性障害(OCD)の人は落ち葉を踏むと、本当にそれが落ち葉だったことを確認しないと、不安が収まりません。

 

誰かにぶつかったかもしれない

強迫性障害の人は無意識に他人を傷つけることを恐れています。これは加害恐怖と呼ばれるもので、誰かにぶつかったり物を壊したかもしれないと恐れることです。

 

3.症状が強くなる時期やタイミング

強迫性障害の症状はストレスが強い時期に強くなります。以下の時期に後ろに振り返る癖が強くなる人は、強迫性障害にかかっているかもしれません。

  • 試験の前
  • 仕事の締め切りが近いとき、仕事がうまくいかないとき
  • 対人関係が悪化しているとき
  • 慣れていないことをするとき、初めてのことをするとき
  • プレゼンテーションや発表、面接の前
  • 大事なことの前

強迫性障害の人は病気の存在を知ると、自分がそれだとすぐにわかります。

 

4.後ろを振り返る癖を直す方法

後ろを振り返る癖を直す方法は簡単です。後ろを振り返りたくなったときに、これを我慢して振り返らないことです。振り返りたい欲求を抑え続けると、振り返りたい欲求も起きなくなります。

この方法は認知行動療法で使われるエクスポージャ(暴露療法)の1つです。興味がある人はエクスポージャを調べてみてください。

後ろを振り返る欲求は強いですから、段階的にエクスポージャをするのがおすすめです。明るいときに何も持たないでウォーキングしているときには、後ろを振り返る欲求を我慢するのが簡単になります。

後ろを振り返りたくなったら、我慢して振り返らないでください。

 

5.おわりに

強迫性障害は精神病ですから、自然に治癒することはほとんどありません。精神科に通院して投薬を受けるほうが簡単です。カウンセリングを受ける方法もありますが、強迫性障害の治療には薬を飲むほうがおすすめです。

精神科に通院することに抵抗を感じるなら、エクスポージャを試してみてください。エクスポージャは1人でできます。

 

強迫性障害に心理分析は効果がない

人間の癖には多くのものがありますが、その癖を説明するときに心理分析が使われることがあります。例えば、癖の原因は隠れた心の欲求の現れだとするものです。

強迫性障害を治療したり、後ろを振り返る癖を治すのに心理分析は役に立ちません。心理分析は健康な人が自分の心を理解することには役立つかもしれませんが、精神病を治療することはできないからです。

後ろを振り返る癖をやめることができない人は、心理分析などを使わずに病院に行くべきです。


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