先延ばしの原因は心の病気やうつ病、不安障害、恐怖症?

先延ばしをする人は、その原因が自分の性格や怠けだと思っていませんか?本当の原因はうつ病や不安障害、恐怖症などの心の病気かもしれません。

先延ばしをする人は他人から見ると怠けていたり、行動が遅いだけに見えますが、心の病気は先延ばしに影響します。
例えば、うつ病の人は判断力や思考力が低下して、やるべきことができなくなります。不安障害の人は先延ばしにつながる心の癖をもっています。恐怖症にかかっていると、何かを強く恐れすぎているかもしれません。

この記事では、先延ばしと心の病気の関係を紹介します。先延ばしの原因が性格や怠けだと考えると治療することはできませんが、先延ばしの原因が病気だと考えると治療することもできます。

1.精神病の人が物事を先延ばしをする理由

1-1.不安や緊張、恐怖が強すぎて、するべきことができないから

不安障害にかかっていると、何かをすることに強い不安や緊張、恐怖を感じるので、するべきことができないことがあります。これは周囲の人から見るとただの怠けや先延ばしにしか見えません。本人はストレスを強く感じていることを自覚していますが、それを病気であると自覚しているとは限りません。

このタイプの先延ばしには、以下のようなものがあります。

自動車免許の取得(広場恐怖症)

不安障害の1つである広場恐怖症にかかっていると、電車やバスに乗ることができなくなったり、散髪や歯医者などの身動きが取れない場所にいることができなくなります。

広場恐怖症の人は車に乗ることができないですから、自動車の免許を取得することもできません。実際には、すべての車に乗ることができないとは限りません。例えば、家族が運転する車ならいつでも降りることができるので、広場恐怖症の人でも乗ることができるかもしれませんし、家族が運転する車でも高速道路だけは駄目かもしれません。

就職活動(社会不安障害)

社会不安障害は対人恐怖症とも呼ばれますが、これは恥や他人から否定的に評価されること、周りの人の目を強く恐れる病気でもあります。

社会不安障害にかかっていると、就職活動や面接などができなくなることがあります。就職活動で不採用になることは本人の能力が低いことの証明であると考えると、失敗をすることができなくなるので、就職活動ができなくなります。

社会不安障害にかかっていても、必ずしも就職活動ができなくなるとは限りません。本人にふさわしい一流の企業ではなく、ほぼ間違いなく採用される企業なら就職活動ができるかもしれませんが、これは不採用を恐れているからです。

 

1-2.反芻で時間とエネルギーを浪費しているから

うつ病や不安障害の症状の1つに反芻と呼ばれる心の癖があります。これは本人にとってストレスになったことを思い出すことであり、思い出し怒りや思い出し恨み、思い出し悲しみなどです。

健康な人でも思い出し怒りをすることはあるでしょうが、うつ病や不安障害の人はその頻度が多く、程度が大きいものです。本人にとってストレスになったイベントが起きてから、1日中、数か月~数年にわたって恨み続けることもあります。
仕事をしているときだけでなく、休日のほぼすべての時間を反芻に費やすと、疲れて何かをするエネルギーや時間がなくなります。

ごみ屋敷と心の病気の関係(うつ病、不安障害)

ごみ屋敷はごみを捨てることを先延ばしして起きるものです。ごみ屋敷になる理由は、住人がごみを捨てることができないことです。うつ病や不安障害の人は時間や心身のエネルギーを反芻に浪費してしまうので、ごみを捨てるほどの体力や気力が残りません。

ごみ屋敷に関しては、住人がごみに思い入れがあったり、何らかの価値を見出していることもあります。この場合には、ごみを捨てることを先延ばししているわけではありませんし、うつ病や不安障害は原因でありません。

ごみ屋敷とストレスの関係は以下の記事で紹介しました。参考にしてみてください。

ごみを捨てられない原因はストレスや心の病気?

 

 

1-3.縁起にこだわりすぎて、タイミングを気にしているから

不安障害の1つである縁起恐怖は、物事を始めるときに縁起を強く気にしすぎるので、始めることが遅くなることがあります。

健康な人でも縁起を気にすることがありますが、それは入籍届などの重要なイベントのときだけです。縁起恐怖の人は他の些細なことでも縁起を気にします。

書類の作成(縁起恐怖)

縁起恐怖の人は書類を書くときに先延ばしをする可能性があります。
例えば、書類を書き始める日は大安吉日に限定したり、4日、9日、13日などの縁起の悪い日を避けるでしょう。また、書類を書き始める日に悪いことが起きるとケチがついたと思って、書類を書くことを延期するかもしれません。

縁起恐怖の人にとって、六曜は難しいものです。縁起が悪い日は仏滅、先負、赤口ですから、1か月の半分は縁起が悪い日になってしまいます。

 

2.おわりに

先延ばしをする癖がある人は、自分がなぜ先延ばしをするかを考えると、それがただの怠けか、心の病気であるかを見分けることができるかもしれません。心の病気であると自覚すると治療を受けることができるので、先延ばしも解消することができます。

私の見解では、真面目なタイプや神経質なタイプの人が先延ばしをしているとしたら、その原因は怠けではありません。

 

2-1.先延ばしと他の病気との関係

先延ばしをする原因には、心の病気だけでなくその人の脳の特性もあります。ADHDなどが知られていますが、これは心の病気ではありません。

 

2-2.忍耐力とストレスの関係

難しい仕事をするには忍耐力が必要ですが、ストレスを感じると心身のエネルギーを消費してしまい、忍耐力を発揮することができなくなります。

忍耐力が必要な仕事を先延ばししているときには、強いストレスを受けているかもしれません。

 


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