ランニングや運動で強迫性障害OCD(不安障害)は改善しない

ランニングにはメンタルヘルスのプラス効果があるとされていますから、うつ病や不安障害の人はランニングで病気を克服したり改善することを考えているかもしれません。

私は強迫性障害(OCD)や社会不安障害(SAD)などの不安障害にかかっていて、その合併症としてうつ病になったことがあります。5年間のランニングをしていますが、ランニングには強迫性障害を改善する効果はないと感じます。私の強迫性障害の症状には強迫観念、確認の繰り返し、縁起恐怖、書類作成などの作業をする前に感じる強い予期不安などがあります。

この記事では、私がランニングで強迫性障害を改善することができなかった経験を紹介します。もし、ランニングで強迫性障害を克服することができると考えているならそれは間違いです。私の経験では投薬が最も役に立ち、その次に効果があるものは認知行動療法です。

この記事は私の個人的な経験に基づくものですから、他の人には違った結果になるかもしれません。参考になるとうれしいです。

 

1.強迫性障害の改善や克服に役立ったものと役立たなかったもの

1-1.投薬と認知行動療法 〇

私は強迫性障害の治療で精神科に通ったことがあり、2013年~2014年までSSRIと呼ばれる薬を服用していました。その時期に強迫観念は大幅に減りましたし、確認行為なども減りました。

2015年にはSSRIを飲むことはなくなりましたが、強迫観念が頭に浮かぶことが減った効果は2018年でも継続していますし、治療を受ける前よりはだいぶ楽になりました。

強迫性障害の症状である確認行為は少し改善した程度で今も続いています。
縁起恐怖は認知行動療法でほぼなくなりましたし、少しは頭に浮かぶことがありますが、生活に支障が出るほどのものではありません。

 

1-2.ランニング ×

ランニングの方法

私は2013年からメンタルヘルスの改善や趣味としてランニングをしていて、雪が積もって走ることができない季節を除いて、月間200km程度を走ります。雨の日は走りませんが、それ以外の日は毎日10kmを50分程度で走ります。
このやり方はランニングが趣味のランナーと同じもので、精神科の医師やカウンセラーから指示されたものではありませんが、運動の量や時間、強度、頻度ともに十分なものです。

ランニングをした結果

私がSSRIを服用したのは2013年~2014年で、2013年~2014年はSSRIとランニングを併用し、2015年からはランニングだけを続けていますが、ランニングを続けても強迫性障害は改善しませんでした。

ランニングをしている際にも確認行為や振り返りをすることがありますし、帰宅後も色々な確認行為をすることがあります。ランニングの効果がゼロであるとは言い切れませんが、症状の改善を期待しても無駄だと考えています。私の強迫性障害は昔ほどひどくはありませんが、その改善は薬によるものだと考えています。

私がしている毎日10km以上のランニングをすると強迫性障害の改善に役に立つのかもしれませんが、それは社会人などのほとんどの人にとっては現実的ではないでしょう。

 

1-3.その他の運動について

筋トレ ×

私は高校生の頃には強迫性障害にかかっていましたが、その頃に趣味で筋トレをしていました。10kgの鉄アレイを使って腕を鍛えるものでしたが、筋トレにも強迫性障害を改善する効果はありませんでした。当時は強迫性障害というものを知りませんでしたが。

有酸素運動やリズム運動 ×

有酸素運動や一定リズムを伴う運動はうつ病や不安障害に効果があるとされていますが、ランニングで強迫性障害を改善する効果がなかったことを考えると、ウォーキングや水泳、サイクリングなどにも強迫性障害を改善する効果はないでしょう。

 

1-4.日光 ×

日光を浴びることはうつ病の改善に有効とされているので、強迫性障害の改善に関しても有効と考えるかもしれません。しかし、私の強迫性障害の改善には役に立ちませんでした。

私は1日に1時間程度のランニングをするので、浴びた日光の量は十分ですし、ランニングをしている期間が数年以上あることから、効果を判定するのに十分な期間です。

 

2.おわりに

うつ病や不安障害の治療法の1つには運動療法があり、ランニングはその中の定番の1つですが、これで強迫性障害を克服しようとは考えないでください。精神科に通って投薬を受けるほうが効果がありますし、私の経験からもおすすめです。

強迫性障害の克服でランニングに興味があるとすると、その理由は1人でできること、精神科に通う必要がないことかもしれません。その場合には、ランニングよりも認知行動療法がおすすめです。認知行動療法は1人でできますし、ランニングより効果があります。認知行動療法の欠点は時間や手間がかかることですが、それはランニングも同じです。

ランニングや運動でうつ病は治らない


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