人がいるとおしっこや小便がでない、トイレができないのは社会不安障害(対人恐怖症)

トイレをするときに他の人が近くにいると、おしっこや小便ができないことで悩んでいる方はいませんか。これは社会不安障害(SAD)や社交不安障害と呼ばれる心の病気の症状かもしれません。

対人恐怖症とも呼ばれる社会不安障害が発症すると、他人への緊張感や恐怖感が強くなり、排尿ができなくなることがあります。

社会不安障害の女性の場合には、トイレの際には個室を使用するのでこの問題は起きませんが、男性のように数人が並んで排尿をする場合には、これが排尿障害になることがあります。

私は中学生の頃に不登校でしたが、その頃に社会不安障害を発症して、他人が近くにいるとトイレができなくなりました。私はこのことでかなり苦しんだことがあります。

この記事では、私が社会不安障害の症状の一つであるトイレの問題を発症したきっかけと改善したきっかけを紹介します。

1.社会不安障害(SAD)とは

社会不安障害は心の病気である不安障害の一種であり、昔は対人恐怖症といわれていました。他人への緊張感や恐怖感を持つことが特徴です。対人恐怖症というとスピーチや会話が苦手だと考えるかもしれませんが、症状はそれだけではなく、トイレの問題も起きることがあります。

社会不安障害が発症すると、他の不安障害も発症することがあり注意が必要です。症状が悪化すると引きこもりやニートになることもあります。他に関連する不安障害には、強迫性障害や広場恐怖などがあります。

強迫性障害には強迫観念と強迫行為という特徴的な二つの症状があります。不合理なことが頭に浮かぶことが強迫観念、頭に浮かんだ強迫観念が実現しないようにする行為が強迫行為であり、何回も同じことを繰り返すことが特徴です。

広場恐怖はバスや電車に乗ることや、学校の集会や散髪などの身動きができない状況を極端に恐れるものです。

 

2.私がトイレの問題を発症したきっかけと改善したきっかけ

2-1.発症のきっかけ

私は中学生のころに不登校になりましたが、その少し前からトイレの問題が起きました。

中学生の頃は休憩の時間になるとトイレに行きますが、周りに他の生徒がいると排尿ができなかったのです。トイレをしないわけにはいかないので、他の生徒がいなくなるタイミングを見計らってトイレをしたり、他の生徒がいないトイレを探すために苦労していました。

休憩時間が終わるまでにはトイレを済ませる必要がありますが、いつもそれにヒヤヒヤしたことを覚えています。

 

2-2.改善のきっかけ

トイレの問題は大学生の頃まで続きました。大学は中学校や高校とは違い、開放的で緩やかな雰囲気ですが、それが私の社会不安障害の改善に良かったのでしょう。22才までにはトイレの問題が自然に解決しました。

私の場合は自然に解決しましたが大変に苦しみましたし、そもそも自然に解決するとは限りません。私はラッキーだったのでしょう。この記事を読んでいる方には、自然解消することを待つことはおすすめしません。

不安障害の他の症状として強迫性障害と広場恐怖を紹介しましたが、私はこの2つも社会不安障害の合併症として発症しました。トイレの問題に悩んでいる人は同じように、他の不安障害を発症しているかもしれません。

 

3.対人恐怖症の人がトイレをする方法

トイレの問題に苦しんでいる時期に、私は他の人が周りにいてもトイレをすることができる方法に気づいたので紹介します。

 

3-1.個室を使う

周りに人がいるとトイレができなくても、トイレの個室に入ると少し緊張が和らぎます。個室の中で立って排尿をするとできないことは何度かありましたが、座って排尿をする場合にはほとんどうまくいきました。座ると排尿に関係する筋肉の緊張が解けるのかもしれません。

この方法は使いにくい点もあります。中学生や高校生の男子がトイレの個室で用を足すと、周りの生徒にからかわれるかもしれません。しかし、必要ならいつでも排尿することができると感じると、安心感を得ることができます。

 

3-2.息を吐き続ける

瞑想やマインドフルネスにはリラックス効果があります。瞑想を応用すると、対人恐怖症や社会不安障害の人がトイレをすることに役立ちます。瞑想というと難しく聞こえますが、これは自分の呼吸に集中することであり、座禅を組む必要はありません。

呼吸の方法は簡単です。息を普通に吸い込んだ後、長い時間をかけて吐き出してください。自分の呼吸に集中すると、リラックスすることができます。息を吐き出す時間は10秒~20秒程度がいいでしょう。

呼吸に集中して不安を抑える方法は、トイレ以外にも使うことができます。面接などで緊張した場合には、呼吸に集中してみてください。

 

3-3.学校の先生に相談する

中学生や高校生などの学生でトイレをすることができずに困っているなら、学校の先生に相談してください。教員用のトイレを使うことができるかもしれません。

トイレの問題で先生に相談することは恥ずかしいかもしれません。しかし、トイレは切実な問題ですから、学校の先生に相談するのがいいと思います。

学校の先生に相談することができない人は、両親から学校に相談してもらう方法もあります。必要なときに、両親に助けてもらうことは恥ではありません。

学校の先生が社会不安障害のことを知らない可能性もあります。その場合には、社会不安障害のことを説明してもいいですし、精神科に通院して学校に診断書を提出する方法もあります。

 

4.おわりに

緊張してトイレが出ないことは、他人から見れば大したことではありませんが、病気の本人にとっては大きな問題です。

トイレができないと社会生活に大きな悪影響を与えますし、自尊心も大きく低下します。トイレをするたびに他の人がいないトイレを探しつくしたり、他の人が入ってこないことを祈っていると疲れ切ってしまいます。

 

3-1.異常が見つからないとき

私は中学生のころにトイレがでなくて困っていたので、泌尿器科で診察を受けたことがありますが、まったく異常が見つかりませんでした。

社会不安障害は精神的な病気なので、泌尿器科では異常を見つけることができません。また、泌尿器科の医師は社会不安障害のことについては知らないかもしれません。

同じような問題に苦しんでいる人は精神科かカウンセリングを受けることをおすすめします。

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