精神病の苦しみを、他の精神病の人に理解してもらえない理由。

うつ病や不安障害などの精神病の人は、苦しみを他人に理解してもらえないことに苦しんでいるでしょう。同じ精神病の人なら悩みを理解してくれそうですが、同じ病気をもつ他人から冷たい態度が返ってくることがあります。

私は精神病の1つである不安障害にかかっていますが、他人からの冷たい態度に傷ついたことがあります。しかし、私は他人が私の苦しみを理解することができないと悟ったことで、他人の冷たい態度で傷つくこともなくなりました。

この記事では、精神病で他人から理解されない苦しみを感じている人を対象に、悩みを解決する考え方を紹介します。この記事の考え方は諦めに近いものですが、他人から理解されない苦しみを緩和することに役立つとうれしいです。

 

1.精神病の人が他の精神病の人に辛くあたる理由

精神病で苦しんでいる人は、自分と同じように精神病で苦しんでいる人の理解や同情を期待しますが、それは以下の理由で現実的ではありません。

 

1-1.自分の精神病と違う精神病を理解できないから

病気が違う場合

精神病にはうつ病や不安障害などの多くのものがあります。
例えば、うつ病は不安障害とは全く違うもので、症状や困ることも違います。うつ病の人は起きることがつらいほどエネルギーを失っているかもしれませんが、不安障害の人はそうではありません。これで不安障害の人がうつ病の人の苦しみを理解することは無理です。

参考までに、私は中学生の頃から不安障害にかかっていますが、うつ病を発症したのは29才になってからであり、それまではうつ病を理解することができませんでした。私がうつ病を理解したのは、自分がうつ病になってからでした。

 

同じ病気でも症状が違う場合

不安障害の人は同じ不安障害の人を理解することができそうですが、必ずしもそうではありません。
例えば、同じことや確認を繰り返す強迫性障害は不安障害の1つですが、その症状は潔癖症であったり、書類を確認するときに繰り返しをやめることができなかったりと、人によってかなり違います。潔癖症の人にとって、書類を何度も確認する人は仕事が遅くてイライラするだけです。

 

理解できるのは同じ病気で同じ症状を持つ場合だけ

精神病の人が別の精神病の人のことを理解できるのは、同じ病気で同じ症状で苦しんでいる場合に限られます。この2つが一致する確率はかなり低いものです。

私は強迫性障害などにかかっていますが、強迫性障害にかかっている他人を見たことがありません。私は今までの人生の中で1万人くらいの人には出会っているでしょうから、私と同じ病気で同じ症状を持つ人に会う確率は1万分の1もないことになります。

 

1-2.自分が辛いときに、他人のことを理解する余裕がないから

精神病の人が仕事や生活に問題を抱えていると、他の人のことを理解する余裕があるとは限りません。これは、精神病の人に限ったことではなく、健康な人も同じです。

苦しみを経験した人が他人に優しいのは間違い

苦しい人生を生きてきた人は他人に優しいと、世間ではよく言われます。しかし、これはほとんど間違いです。正しくは、それらを経験した人の中に優しい人もいるかもしれないです。

私の個人的な経験ですが、優しい人はもとから優しいのであり、精神病などの苦しみを経験したかは関係がありません。また、苦しみを乗り越えて人生をうまく生きている場合に限って、他人に優しくなることもあるだけです。

 

体の病気で苦しんでいる人に優しい人は少ない

精神病とは違いますが、歯が痛くて辛い思いをしたときに、他の人に優しくする余裕はなかったでしょうし、他の人に八つ当たりもしたはずです。
精神病で人生の長い期間を苦しんでいる人や仕事などで問題を抱えている人が、他人に優しいと思わないほうが現実的です。

 

2.おわりに

精神病であるあなたが他の精神病の人に苦しみを打ち明けたとき、それを理解してもらえなかったとしても悩まないでください。私もこれを経験しましたし、あなたの悩みが小さかったり、あなたが同情に値しないわけではありません。

精神病の苦しみを理解してもらうことがそもそも無理だと理解すると、それを他人に求めることもなくなりますから、苦しむこともなくなります。

以下の記事では、精神病の人が健康な他人から理解されないときに感じる苦しみについて書きました。参考になるかもしれません。

心の病気や悩みを他人が理解してくれないときに、苦しまない方法

 

2-1.冷たい人の態度をチェックしてみる

ある人の他の人に対する態度をチェックすると、その人の考え方を確認することができます。
例えば、ある人があなたに対して冷たい態度をとり、他の精神病の人や引きこもり、ニートに対しても冷たい態度をとるなら、その人の考え方に問題があります。この場合には、あなたの苦しみが理解されなかったとしても、あなたに責任はありません。

 

2-2.自分を自分自身の理解者にする

精神病で苦しんでいる人は他人からだけでなく、自分からの非難に苦しみます。
例えば、うつ病の人は自分を責めるので自尊心が低下していますし、状況に悲観しているかもしれません。これらの感情は自分の心から生まれるものであり、自分が自身を非難しています。
厄介なことに、自分は自分から離れることができないので、絶え間なく非難されることになるかもしれません。

これらの感情を取り除くには認知行動療法(CBT)がおすすめです。自責の感情などは不合理な考え方から生まれるものであり、認知行動療法はこの不合理な考え方を取り除くものです。
認知行動療法は本で学んだり、カウンセラーから教えてもらうことができますが、苦しみの感情が強い場合には、カウンセラーに相談することをおすすめします。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です