トイレでご飯を食べる理由は社会不安障害SAD(精神病)や会食恐怖症

トイレや便所でご飯を食べること(トイレ飯、便所飯)はありませんか。トイレでご飯を食べる理由は自分や他人への強い関心があるからで、精神病の1つである社会不安障害(SAD)や会食恐怖症が原因かもしれません。会食恐怖症は社会不安障害の症状の1つです。

私は社会不安障害にかかっており、トイレでご飯を食べる心理がわかります。経験したことはありませんが、トイレでご飯を食べようと考えたことはあります。

この記事では、トイレでご飯を食べることと精神病の関係を紹介します。
トイレでご飯を食べることは悪いことはありませんが、生きづらいことですから、これが精神病の1つであると知る機会になるとうれしいです。

 

1.社会不安障害(SAD)とは

社会不安障害(社交不安障害)は精神病である不安障害の1つで、対人恐怖症とも呼ばれています。社会不安障害の人には特徴があって、自分や他人への関心が強いこと、不合理な考え方をもっているいうことです。社会不安障害の特徴を2つ紹介しますが、これらだけに限りません。

 

1-1.自分や他人への強すぎる関心

1つは自分や他人に強すぎる関心を持ってしまうことで、仕事や日常生活に問題が起きている状態です。
健康な人は自分の食事の仕方や食事中に他人から見られることを気にしないでしょうが、社会不安障害の人はこれが強く気になります。

 

1-2.不合理な考え方

社会不安障害の人は不合理な考え方をする癖があります。誰にでも考え方の癖はありますが、それも程度が過ぎると病気になります。
不合理な考え方の例を1つ紹介します。

不合理な考え方の例

和食を食べる場合を例にすると、一般的に食事の食べ方はごはん、みそ汁、おかずをそれぞれ食べる三角食べがいいとされています。

社会不安障害の人は以下のような不合理な考え方をしていて、他人と食事をする際には、この食事の順番を間違っただけでも強く不安を感じます。

  • 食事の仕方で、その人の他のことに関しても評価される。
  • 三角食べは社会の常識で、それができないということは社会の不適合者である。
  • 食事は人生の基本であり、それが適切にできないということは、仕事や学業などの日常生活のすべてができない。
  • 三角食べは料理を作った人や一緒に食べる人への礼儀であり、その順番を間違うということは他の人への侮辱である。
  • 三角食べにはごはん、おかず、みそ汁を食べるための計画性が求められる。もしそれらのバランスが崩れれば、それは仕事や人生の計画性がないことの証明である。

 

 

2.社会不安障害や会食恐怖症の人がトイレでご飯を食べる理由

2-1.1人でご飯を食べることが恥ずかしいから
(一緒に食事する友人がいないことが恥ずかしいから)

社会不安障害の人にとって1人でご飯を食べることは、一緒に食べる友人や親しい人をもっていないと評価されることかもしれません。そのような評価を避けるために、誰にも見られないトイレで食事をすることを選びます。

これは不合理な考え方で、健康な人はこの考え方が馬鹿げていると思うでしょうが、社会不安障害の人はまじめにこれを考えています。

 

2-2.食事をする様子を見られたくないから(会食恐怖症)

社会不安障害の人は食事をする様子を他人に見られることを恐れているかもしれませんが、その理由は食事の仕方で否定的な評価を受けるという不合理な考え方をもっているからです。

 

2-3.嫌いな人と食事をしたくないから

会社員や女性などはグループを作りますが、その中の嫌いな人と一緒に食事をしたくなくて一人で食事をするのは自然なことです。普通の人は1人で机に座ったり食堂で食事をしますが、社会不安障害の人は他人(グループの人)への関心が強くて、トイレに逃げ込んで食事をします。

 

2-4.場所がないから

状況によっては座る場所がなくて、食事をすることができない場合があります。普通の人は公園のベンチや車のシート、オフィスの机などで食事をするでしょうから、トイレを選ぶことはまずありません。
社会不安障害の人はそういったところで食事をする自分や周囲の人に過剰な関心が向いてしまうので、公園のベンチなどで食事をすることはできなくなります。

 

2-5.トイレの個室は誰にも見られなくて安心だから

トイレの個室は誰にも見られることがない安全地帯です。職場や学校などでたまにはトイレにこもりたいということは誰にでもありますが、食事の際にもトイレにこもりたいなら、他者への関心が強すぎます。

 

3.おわりに

トイレでご飯を食べることは悪いことではありませんから、これ自体は問題にはなりません。しかし、社会不安障害やその症状の1つである会食恐怖症にかかっていると、生きづらさを抱えることになります。

社会不安障害や会食恐怖症はその症状が進行すると、外で食事が全くできなくなったりして引きこもりになることがあるので、症状に自覚がある人は早めに治療をすることをおすすめします。治療法にはいくつかありますが、薬物療法や、自分1人でできる認知行動療法があります。

年齢や生活スタイルにもよるでしょうが、1人で食事をすることは決して恥ずかしいことではありませんし、一緒に食事をする友人や同僚がいなくても恥ではありません。私は大人ですが、1人で食事をすることが普通です。

 

3-1.他の恐怖症とその克服方法

この記事では会食恐怖症の原因を紹介しましたが、他にも多くの恐怖症があります。恐怖症とそれを克服する方法を以下の記事で紹介しましたので、参考にしてみてください。

会食恐怖症の原因は自分や他人への強い関心ですが、発表やスピーチなどに強い恐怖を感じる発表恐怖症の原因もそれに似ています。会食恐怖症の人は発表恐怖症にもなっているかもしれません。

恐怖症を克服するための認知行動療法(CBT)と効果や方法の一覧

 


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