代案がなくても反対したらいい理由。対案はなくても批判しよう!

反対するなら代案を出せ、代案がなければ批判するなという考え方があります。しかし、この考え方は間違っています。代案がない批判でも役立つからです。

この記事では、代案がなくても反対したらいい理由を紹介します。代案がないなら批判するなと言われてムカッとした人は、参考にしてみてください。

1.代案はなくても反対したらいい理由

反対が代案を生み出す

反対すると自分の不満を周囲に伝えることができるので、代案を生み出す原動力になります。代案はあったらよいですが、なくても批判をするべきです。代案がなくても批判する場合には、批判する理由があれば十分です。

例えば、価格が高すぎるという理由で批判するなら、もっと安い代案をみつけることにつながります。自分が代案を見つけることができなくても、他の人に代案を見つけてもらうことはできます。

 

一緒に代案を作ればいい

批判するなら代案を出せといいますが、これは間違っています。代案はみんなで一緒に作るものだからです。そのための第一歩として、反対を表明することが役立ちます。

1人では代案を作ることができなくても、多くの人が集まれば代案を作ることができます。自分が1人で抱え込む必要はありません。

みんなで代案を作ると、多くの人が納得することにつながります。人間は自分が作ったり関わった案を好きになるので、その案を承認したくなるからです。

反対に、人間は他人が一方的に作った代案を見せられても、反発したくなります。反対するなら代案を出せという人は、代案を見せられても納得しないかもしれません。

多くの人とお金が関係するプロジェクトなどでは、予算と当事者の要望をすりあわせて最終的な方針を決定します。誰かが1人で作った代案は承認されません。

 

人間関係を良くできる

議論には論理が大事ですが、人間関係も大事です。議論の結論を決めるのは論理ではなく、人間の感情や納得感でもあります。

代案がなくても不満を伝えることは、人間関係を維持することにつながります。批判を聞いてもらうと、自分が尊重されていると感じるからです。

批判するなら代案を出せというのは、代案がなければ批判するなという意味でもあります。このような考え方をしている人は、他人と人間関係をうまく築けません。

ほとんどの人は、代案がなければ批判するなと言われたら腹が立ちます。人間は感情の生き物ですから、これは議論に悪い影響を与えます。

例えば、私は自分が不満を表明することを禁止するような人とは付き合いませんし、その人の案を受け入れません。

 

会議や打ち合わせでは代案が思いつかない

会議や打ち合わせに出席すると、自分が知らなかった問題に関わったり、初めて他人の意見を聞くこともあります。問題を理解したり代案を考えるのには時間がかかりますから、その場で代案を出せないことはあります。

例えば、相手の話を聞きながら対案を考えるというのは、ほとんど現実的ではありません。ほとんどの人は試行錯誤して考えをまとめるはずです。

この場合には、代案がなくても批判することは悪いことではありません。相手の案を批判しながら試行錯誤すればいいだけです。

代案がなかったら批判するなという考えでは、会議の参加者の多くは何もできません。反対に、批判だけでもしたらいいと考えると、参加者は問題点を指摘することができます。

 

批判力を鍛えることができる

批判することは簡単に見えますが、実際には難しいことです。批判には勇気が必要ですし、会話しながら考える能力も必要だからです。批判しないことに慣れてしまうと、必要なときにも批判できなくなります。

もちろん、やりすぎると相手から嫌われるので注意が必要ですが。

 

2.代案がなかったら同意しなくていい

問題を解決する案が1つしかないときには、これを受け入れる必要はありません。意外に思うかもしれませんが、判断を保留したり様子見も選択肢の1つだからです。

解決策などはそうですが、複数の解決策を比較して何が優れているかを検討するほうが、良い解決策を見つけることができます。少なくとも、最悪の選択肢を採用することにはなりません。

私は実際にこれを経験したことがあります。ある問題にぶつかったときに、簡単に解決できる方法を見つけてそれを採用しました。しかし、後から振り返ってみると、別の方法がより優れていることに気づきました。

代案がないようなら、その案は最悪のものかもしれません!

 

3.批判だけするのは無責任ではない

代案を出さずに批判だけするのは、無責任だと考える人もいます。しかし、これは役立たない考え方です。

代案を出して批判するのは100点満点の態度です。しかし、人間の知識や能力には限界がありますから、代案を作ることができるとは限りません。その場合には、責任を果たせることは反対の表明だけかもしれません。

もちろん、反対の理由はしっかりと表明するべきです。とりあえず反対するのは無責任ですが、とりあえず賛成するのも同じように無責任です。


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