敬語のさせて頂きますはいらない

させて頂きますという敬語がありますが、これは使うべきでない敬語の1つです。聞いていて不快ですし、敬語としての効果がないからです。敬語はとにかく使えばいいというものではありません。

この記事では、敬語の~させて頂きますを使わないことをおすすめします。させて頂きますがいいと思っている人は、参考にしてみてください。とりあえず、何でも丁寧にすればいいというのは間違いです。

させて頂きますはおかしい

テレビなどで記者会見やプレゼンテーションを見ていると、させて頂きますと何回も言う人がいます。これは相手に対する敬語ですが、実際には相手をイラっとさせています。

させて頂きますが1回だけなら構いません。しかし、連呼されると聞く人にとってはストレスです。聞き取りにくいですし、無駄に言葉が長いからです。同じ言葉が何回も出てくるのはしつこい印象を受けます。

させて頂きますという人は、相手に受け入れられたくて丁寧な敬語を使うのでしょうが、実際には逆効果です。

 

しますで十分。させて頂きます、致しますはいらない

会話の中で敬語を使うなら、~しますで十分です。~致しますもありますが,させて頂きますと同じでしつこいです。~しますは短くて聞き取りやすい敬語です。

~をさせていただきますの代わりに、~をしますと言ってみてください。人間はそれほどへりくだる必要はありませんし、相手にへりくだられるのも不快です。

させて頂きますという必要があるなら、会話の冒頭や大事なところだけに使うのがおすすめです。最初に限っては丁寧にしてもいいですし、1回だけなら敬語としての効果があります。何回も使うと、敬語の重みがなくなります。

 

させて頂きますは許可をとるもの

させて頂きますは許可をとるための敬語です。本当に許可を求めているならこの敬語を使っても構いませんが、言葉遣いを丁寧にするために使うのはやめるべきです。

相手に対して本当に許可を求めるなら、させて頂けませんか?にするべきです。それ以外のことにまで、させて頂きますという必要はありません。うっとうしいだけです。

 

敬語を意識しすぎると心が弱くなる

丁寧すぎる敬語を使う理由の1つは、相手に受け入れられたいことです。敬語を使って敬意を示せば、相手が自分を受け入れてくれると考えているからです。確かに、営業などでは相手に受け入れられることが必要かもしれません。

しかし、相手に受け入れられることを意識しすぎると、自分の心が弱くなります。相手に対して反論できなくなったり、顔色をうかがうことになるからです。これは相手にたかられているのと同じです。

私は不安障害の1つである社会不安障害(SAD)にかかっています。これは対人恐怖症のことですが、その症状の1つは相手に受け入れられることに執着することです。

私は敬語を完璧に使うことができますし、言葉遣いを褒められたことは何度もあります。しかし、私が完璧な敬語を使う理由は相手に対する病的な恐怖でした。相手に受け入れられるために、私なりに頑張っていたからです。

私は社会不安障害(SAD)を克服するつもりですが、その方法の1つとして丁寧すぎる敬語を使うのはやめています。相手に受け入れられることに執着するのは、私の心を弱くするだけだと気づいたからです。

ほとんどの人にとって、社会不安障害や対人恐怖症は関係ありません。しかし、相手に受け入れられることに執着すると、心が弱くなるのは同じです。

例えば、ノーといえない人、自己主張をしない人、クレームに負けたことがある人は心当たりがあるはずです。

 

丁寧すぎる敬語をやめてみた

私は実際に丁寧すぎる敬語を使わないようにしました。丁寧すぎる敬語というのは、以下のようなものです。

  • ~と存じます
  • ~させて頂きます
  • ~致します
  • ~でしょうか?(ですか?より丁寧)
  • 名詞におをつける(お水、おそば、お箸など)
  • 二重敬語(拝見させていただきますなど)

丁寧すぎる敬語をやめてわかったことは、何も問題がなかったということです。私が言葉遣いで注意されたり、誰かの反感を買うこともありません。反対に、丁寧すぎる言葉遣いをしてもプラスにもなりませんでした。

相手との距離感もよくなりました。目上の人には先輩や上司がいますが、それぞれ距離感は違います。すべての目上の人に対して丁寧すぎる敬語を使う必要はありませんし、かえってよそよそしいです。

普通の敬語だけで十分です。


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