うつ病や不安障害に必要な睡眠時間。

うつ病や不安障害などの精神病に苦しんでいる人は睡眠不足になっていませんか?十分な睡眠をとっても精神病を治すことはできませんが、症状を緩和したり精神の健康の維持には役立ちます。

私は不安障害にかかっていますから、睡眠不足が脳や精神に与える影響を知っています。また、睡眠時間が短くなると不安や緊張が強くなることを具体的に感じます。

この記事では、うつ病や不安障害の人が睡眠時間を増やすべき理由を紹介します。睡眠時間が少ない人は活動的で生産的だとする考えもありますが、精神病の人はこの真似をするべきではありません。

 

1.うつ病や不安障害の人が睡眠時間を増やすべき理由

うつ病や不安障害の人は十分な睡眠時間を確保する必要がありますが、それは以下の理由からです。健康な人も十分な睡眠時間を必要としますが、精神病の人はその理由がより強くなります。

 

1-1.脳がストレスに対処するには睡眠が必要だから

進学や就職、転勤などで環境が変化した時期に、睡眠時間が長くなったことを経験したことはあるでしょう。この理由は、脳がストレスに対処するために睡眠時間を増やすからです。睡眠時間が短くなると、脳がストレスに十分に対処することができなくなってストレスが悪化します。

強迫性障害(OCD)の強迫観念や確認行為などの症状が強くなるのは、ストレスが強い時期です。うつ病や不安障害の人は睡眠時間を意識的に増やして、ストレスに対処する必要があります。

 

眠ると思い出し怒りなどの反芻を止めることができる

うつ病や不安障害の症状には反芻がありますが、これは思い出し怒りや思い出し恨みなどを繰り返すものです。この反芻を止めることは病気の悪化を防ぐことに必要ですが、眠ると反芻が止まります。
無駄に起きていて反芻に時間やエネルギーを費やすよりは、眠るほうが健康的です。

 

1-2.睡眠不足は体に影響するから

不安障害や広場恐怖症、パニック障害の症状の1つに動悸や息苦しさがあります。動機は不安や緊張が原因で起きますが、睡眠不足も動悸の原因です。
例えば、私の普段の睡眠時間は6時間30分ですが、睡眠時間が5時間になると胸や息が苦しくなります。これはずっと続くわけではありませんが、睡眠不足が動悸の原因になることを実感します。

不安障害にかかっている人は動悸や息苦しさに対処する必要がありますから、十分な睡眠時間を確保するべきです。

 

頭のふらつきと睡眠不足の関係

頭のふらつきの持病がある人は経験したことがあるでしょうが、頭のふらつきの原因の1つは睡眠不足です。これは、脳が睡眠不足の状態ではうまく体を制御することができないということです。

アルコールを飲むと頭や体がふらつくことはありますが、睡眠不足の悪影響はこれに匹敵するのでしょう。

 

1-3.睡眠不足は判断力を失わせるから

過労死で自殺する人がいますが、この原因の1つは正常な判断力を失っていることです。判断力を失う原因には仕事のストレスや、上司や取引先に対するストレスなどもありますが、睡眠不足も原因です。睡眠不足になると脳が正常に機能しなくなりますから、判断力を維持することは無理です。

判断力は仕事などの重大な局面だけでなく、日常のすべてで必要なものです。
例えば、強迫性障害の人は強迫観念に取りつかれますが、これに対処するには判断力が必要です。手を石鹸で1回洗って十分だと感じることは判断ですし、戸締りを1回すれば十分だと感じることも判断です。

 

2.適切な睡眠時間は7時間~8時間?

必要な睡眠時間は体質によって違いますし、スポーツなどの習慣や仕事の内容によっても違いますが、少なくとも6時間は必要であるとされています。7時間の睡眠なら十分でしょう。

 

2-1.不安障害の私の最適な睡眠時間は7時間

私は広場恐怖症や強迫性障害などの不安障害にかかっていますから、私の睡眠時間を参考として紹介します。

私は7時間の睡眠を取ると十分に良い状態を維持することができます。日中に眠気を感じないだけでなく、仕事の質を維持することもできます。
私は睡眠時間が短いと、胸が苦しくなったり頭がふらつくことがあるので、歯医者や散髪などに行かないようにしています。体調が悪いと自覚することは予期不安が強くなったり、不安が悪化して広場恐怖が発症することにつながる可能性があるからです。

パニック障害や広場恐怖症にかかっている人は、大事なイベントの前日に十分な睡眠をとって体調を良くすると、パニック発作や広場恐怖の発症を防ぐことに役立つと思います。

 

3.おわりに

うつ病や不安障害などの精神病の症状は緩和するかもしれませんが、精神病は完治しないかもしれません。病気を治すことも大事ですが、うまく付き合っていくことも大事であり、十分な睡眠時間はそれに役立ちます。仕事や人間関係のストレスをなくすことはできませんが、睡眠時間を増やすことはできます。

うつ病や不安障害の人のための睡眠時間について紹介しましたが、精神科に通院することが治療の基本です。睡眠時間を増やすことは病気の症状の緩和に役立ちますが、治療をすることはできません。

 

3-1.睡眠グッズや睡眠のサプリメントは十分ではない

睡眠時間を少なくするために、睡眠の質を高める睡眠グッズや睡眠のサプリメントを利用する人もいます。これは健康の維持に役立つかもしれませんが、睡眠時間の不足を補えるとは限りません。数学で考えると、睡眠の質を上げれば睡眠時間を少なくすることができますが、人間の脳や精神はそれほど単純ではありません。十分な睡眠時間をとるのが1番です。

不安が強くなって眠れなくなる人は、医師から薬を処方してもらうことをおすすめします。睡眠のサプリメントでは役に立たないかもしれません。

 

3-2.睡眠時間を増やしても損はしない

睡眠時間を増やすと活動時間が減るので損をすると考える人もいます。しかし、睡眠時間が増えると頭の回転や記憶力が良くなりますから、実際にはそれほど損ではありません。睡眠は勉強や仕事の質を維持するための投資にもなります。

 


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