怒ることは悪いことではないし役に立つ。怒ることが必要な理由とは。

怒ることが悪いことだと考えていませんか?怒りが悪いというのは誤解であり、怒ることは役に立ちます。必要なことは、適切な段階で適切な方法で怒ることです。

怒ることが必要な理由は自分の身を守ったり、他人とのコミュニケーションに怒りが役に立つからです。怒りを悪いものだと考えて封じ込めてしまうと、かえって問題を難しくします。怒ることによって、解決できる問題があるからです。

この記事では、怒りが悪いものではないこと、怒りが役に立つことを紹介します。怒ることに罪悪感を感じている人は参考にしてみてください。

 

1.怒ることは悪いことでないし、役に立つ理由

1-1.エネルギーを与えてくれるから

怒ることは人間が戦闘状態になることです。戦闘状態になると、脳は普段より多くのエネルギーを生み出しますし、神経の伝達速度や思考の速度などあらゆる点で普段より高い能力を発揮できるようになります。

ほとんどの人は経験したことがあるでしょうが、怒っているときには反論したり切り返すことが早くなります。これは怒りによって脳の処理速度が高くなっているからです。

精神の集中も高まります。怒っているときには相手や状況に対して集中しますから、余計なことを一切考えません。プレゼンテーションなどもそうですが、適度な緊張は最大の能力を発揮することに必要であり、怒りにも同じような効果があります。

 

1-2.怒りは自衛に役立つから

怒りは悪いことと考える人もいますが、怒りはすべての動物が持つ感情です。この理由は怒ることは自衛に役立つからであり、怒ることによって、相手に反撃したり戦うことができるようになります。

動物のケース

私はテレビで野生動物が怒っているシーンを見たことがあるので、参考として紹介します。このシーンは、私が人間に怒りが必要だと考えるようになったきっかけの1つです。

テレビで野生動物の生活を紹介している番組がありました。その中で、バッファローの群れの中にいた一匹の子供が、ライオンの群れに襲われていました。そのときに、バッファローの群れの中から別の雄が飛び出してきて、ライオンの群れを追い返したのですが、この雄の感情は怒りそのものです。攻撃的であり、必要ならどんな選択肢も取る気だったのでしょう。

このテレビの教訓は、怒りは自分や家族などの大事なものを守るためのもので、必要なら使うべきだということです。必要なときに怒らないと、身を守ることもできません。

人間は安全な社会に生きていますから、命にかかわるような状況はあまりないでしょうが、仕事などの人間関係でも自衛することは必要です。
例えば、不利な立場を押し付けられないための自衛などは必要です。

 

1-3.心のブレーキを外すから

人間には良心や社会常識がありますから、これらがブレーキになって極端に強い攻撃をすることはありません。しかし、必要な場合にはこのブレーキを外す必要があります。怒ることはこのブレーキを外すことに役立ちます。

クレーマーが店員を苦しめることがありますが、私は店員の心のブレーキが強すぎるように思います。店員がクレーマーに怒り返すことができないために、必要な方法でクレーマーに反撃することができないのかもしれません。
例えば、警察に電話をしたり、上司や同僚などを呼んで多数で1人のクレーマーを相手にするなどです。

怒ることができないと、必要なエネルギーもわいてきません。

 

1-4.思い出し恨みや怒りを防ぐことにつながるから

人間は対人関係などで怒りや恨みをためると、それを頻繁に思い出す癖があります。これは反芻と呼ばれる心の癖であり、うつ病や不安障害などの精神病につながるものです。反芻をすると心のダメージも繰り返すので、心が必要以上に傷つくからです。

必要なときに相手に怒るようにすると、怒りや恨みをため込まないで済みますから、自分が精神病になることを防ぐ効果があります。もちろん、状況によっては怒ることができないときもあるでしょうが、怒りを減らすことにはつながります。

 

1-5.暴発を防ぐから

海外の人から見ると、日本人には1つの欠点があります。それは普段は怒らないのに、怒り出すと手が負えないことです。

日本人は怒りなどの感情を制御することがうまいですが、それは怒りをため込んでいるだけかもしれません。30%の段階で不満を表明したり50%の段階で怒りを吐き出せばよいのに、100%で暴発するまで怒らないので、怒ったときに手が負えなくなります。

ほとんどの人は100%の段階まで待つことはないでしょうが、より早い段階で怒るほうが自分も相手も被害を減らすことにつながります。

 

怒りは人間関係の維持にも役立つ

怒りを表現しないことや怒りの表現方法を知らないために、かえって人間関係を損ねてしまうこともあります。私の経験を例として紹介します。

私はある友人との関係を断ったことがありますが、それは私が怒りを表現しなかったからでした。私が相手に警告として怒りを表明すれば、相手も私を刺激しなったのに、私が怒らなかったので相手はそれに気がつきませんでした。

私は相手からの連絡をいきなり無視するようにしましたが、それは友人関係を終わらせることになりました。ほとんどの人は同じような経験をしたことがあるでしょう。

早い段階で相手に怒りを伝えるほうが、人間関係を維持することに役立ちます。

 

2.おわりに

私たちは人間社会で生きていますから、理不尽なことやおかしいことが起きることはあります。この社会で生きていくには、怒ることも必要だと考えておいてください。

ほとんどの人は子供のときに怒りが悪いものだと教えられたでしょうが、それは子供の時代に通用する考えであり、大人ではうまくいきません。実用的でない考え方をしていると、自分が損をします。

 

2-1.怒るときの注意

怒るときに注意するのは、怒る方法です。
暴力や暴言を使うのはもちろん駄目ですし、法律と常識の範囲内で怒るようにしてください。
怒りに身を任せて社会的な信用や地位を失ったり、犯罪行為をする人もいますが、これは怒り方を知らない人の例です。

 


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