あがり症や恐怖症を治したり克服するには適度な緊張が役に立つ

あがり症の人や面接、プレゼンテーションなどに強い不安や緊張を感じる人は、緊張しているときにリラックスできなくて悩んでいませんか。緊張は体に必要なものであり、無理にリラックスする必要はありません。

この記事では、緊張があがり症の克服や、面接などに対する恐怖の克服に役立つことを紹介します。緊張することが悪いことであると考えていたり、緊張しているときにリラックスできなくて困っている人に、この記事が役に立つとうれしいです。

1.緊張があがり症や恐怖症を克服するのに役に立つ理由

緊張は脳の本能の1つであり、状況にうまく対応することができるようにするためのもので、以下のようなプラスの効果があります。

あがり症の人や面接などに恐怖を感じる人がこれらのことを知ると、あがり症や恐怖を克服したり、緊張しているときにリラックスできなくて悩むことがなくなります。

 

1-1.集中力を高める

緊張は人間が目の前の物事に集中して他の余計なことを考えなくなり、最大の実力を引き出すことに役立ちます。
例えば、テストの前や就職活動の面接の前では緊張したことがあるでしょうが、このときには目の前のことに集中していて、他のことを考える余裕はありません。この集中は非常に強いものであり、空腹感やのどの渇きを忘れるくらいです。

 

1-2.行動力や攻撃性を高める

緊張して集中力が高まると余計なことを考えないので、大胆な行動をとったり、相手を攻撃することができるようになります。攻撃性が高まることは必ずしもいいことであるとは限りませんが、役に立つこともあります。
例えば、議論や口論をしているときに、相手の感情に配慮するだけでは負けてしまうので言うべきことを言う必要があります。緊張をしていて行動力が高まっていると、それができるようになります。

攻撃性を高めるというと悪いことに見えるかもしれませんが、それは状況や程度によります。法と常識の範囲の攻撃性なら問題はありません。

 

1-3.エネルギーを作り出したり反応速度が高まる

緊張する状況は体にとって重要か危険なものであり、体は緊張することで多くのエネルギーを作り出します。また、体が状況に素早く対応できるように、エネルギーや神経の反射速度、思考速度を高めます。

 

2.緊張と能力の関係

2-1.緊張すると実力が出せなくなる理由

緊張は人間の集中力を高めることに役立ちますが、緊張には適切なレベルがあり、弱すぎても強すぎても実力を出すことができなくなります。
緊張が弱すぎると体は眠っている状態に近くなるので、実力を出すことができないのは明らかですが、緊張が強すぎても実力を出すことができません。

この理由はパニックを起こしてしまったり、行動したり考えることができなくなるからですが、これは草食動物などが外敵から身を守るための仕組みに似ています。
例えば、ウサギの子供は外敵から隠れるときに声を出さなくなったり身動きをしなくなりますが、これはウサギには体をすくませる本能があるからです。人間が緊張を感じる状況では、行動できなくなったり体が震えて実力を出せなくなるのは同じ理由です。

ほとんどの人にとって、生命が脅かされるほどの危険を日常の生活で感じることはないですから、パニックになったり体がすくむことはまずありません。強くあがってもひどいことにならないと知っておくと、緊張や不安が和らぎます。

 

2-2.アスリートや運動選手と緊張の関係

100m走やマラソン大会などに出場するアスリートをテレビで見ることがありますが、全員がかなり緊張しています。リラックスしている人はまずいません。

緊張が悪いものであると考えている人は、テレビなどでアスリートの様子を見てみることをおすすめします。緊張が悪いものではなく、パフォーマンスを発揮するために必要だと実感できます。

 

3.おわりに

緊張は人間の実力を最大限に引き出すためのものですから、テストや面接、プレゼンテーションの前などで緊張をしているときに、無理にリラックスする必要はありません。脳が体を緊張させているときにリラックスをしようとしてもうまくいきません。

私はプレゼンテーションなどで何回も緊張をしたことがありますが、緊張しすぎて失敗したことはほとんどありません。

 

3-1.病的な緊張と正常な緊張の区別

精神病である不安障害やその1つである社会不安障害(SAD)にかかっている人に特徴があり、病的な緊張をすることです。
例えば就職活動の面接の場合には、健康な人は面接の前日から緊張するかもしれませんが、社会不安障害(SAD)の人は数か月前から緊張することがあります。また、緊張だけでなく強い恐怖を感じるので、面接などを受けないことがあります。これが病的な緊張であり、日常の生活に問題が生じています。

病的な緊張をする人は、精神科やカウンセリングを受けることをおすすめします。精神科では不安を和らげるための抗不安薬を処方してもらうことができます。カウンセリングでは、不要な緊張を生み出す心の癖を取り除くための認知行動療法(CBT)などを教えてもらうことができます。

 

3-2.あがり症と過呼吸

あがり症になる人は過呼吸になることが心配かもしれません。実際にはほとんど過呼吸になることはないでしょうが、緊張のコントロールに失敗すると過呼吸になる可能性はあります。

以下の記事で過呼吸に関して紹介しましたので、興味があれば参考にしてみてください。過呼吸の原因と対策を知っておくことも、あがり症の不安を抑えることに役立ちます。

呼吸が苦しくて過呼吸・過換気症候群になったときの対処

 


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