ランニングを趣味にしている人はビーチランニングや砂浜でのランニングに興味がありませんか?ビーチランニングをすると足の筋肉を鍛えることができるという考え方もありますが、危険もあります。
ビーチランニングが危険である理由は、不安定な足場や落ちているごみで足を怪我をする可能性があるからです。普段使わない筋肉を鍛えることはできるかもしれませんが、危険と効果のバランスがとれないかもしれません。
この記事では、砂浜でランニングをするときの問題点を紹介します。ビーチランニングは海のにおいや景色を楽しむことに適していますから、ビーチランニングに興味がある人は、この記事を参考にしてみてください。楽しむという点において、ビーチランニングは優れた選択肢の1つです。
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1.ビーチランニングの問題点
1-1.足首などを痛める可能性があること
ビーチランニングが他の場所でのランニングより優れている理由は、足場が安定しない砂地でランニングをすることで、普段使わない筋肉を鍛えることができることです。しかし、足首を痛める危険性がありますから、危険に見合った効果があるのかは疑問です。
ビーチでのランニングに慣れると、早いスピードで走ることはできるでしょうし、足首の筋肉も鍛えられます。しかし、足場がしっかりしていないので転倒する危険は消えません。砂浜はクッションになるので転倒しても手などを怪我しないかもしれませんが、足首は痛めるでしょう。
1-2.ランニングの負荷が低くなること
ビーチランニングでは足場が不安定ですから、早いスピードでランニングをすることはできません。健康を維持するためのランニングならゆっくりでも構いませんが、トレーニングとしてのランニングには適していません。
トレーニングとしてランニングをする場合、鍛えるべきものは最大酸素摂取量VO2Maxですが、ゆっくり走る必要があるビーチランニングでは、これを鍛えることができません。最大酸素摂取量を鍛えるにはほぼ全力で走る必要がありますが、砂浜ではこれができないからです。
1-3.ごみなどが落ちていて危ないこと
砂浜にはごみや海からの漂着物が落ちていることがありますから、ランニングをするコースとしては適していません。ランニングでごみを踏むと足を怪我する可能性がありますし、足元に気をつけながら走るのは難しいことです。
ビーチのごみが問題になるのは、それが砂で隠れていることです。ゆっくり歩いていれば問題になりませんが、高速でランニングをしているとごみに気づくのが遅れますし、回避が間に合いません。
1-4.砂がランニングシューズに入ると不快なこと
ビーチでランニングをするとランニングシューズに砂が入りますから、走っていて不快に感じることがあります。もちろん、シューズに砂が入るのは想定内のことですが、長時間のランニングをする気にならないかもしれません。
もし、ビーチランニングをするのであれば、ある程度使い古したランニングシューズを履いてください。新品のランニングシューズが汚れるともったいないですが、古くなったランニングシューズなら惜しくないでしょう。
砂浜は柔らかいですので、裸足でランニングをしてみたいと思う人もいるかもしれません。しかし、砂浜に落ちているごみや着地の衝撃などから足を守る必要がありますから、ランニングシューズを履いてランニングをするべきです。
2.おわりに
ビーチランニングをしてみたい人は、実際に経験してみるのがおすすめです。実際にやってみると、ビーチランニングの良いところと悪いところを知ることができますし、思い出にもなります。
ビーチランニングをするのであれば、ゆっくりのランニングにしてください。安全性を確保しながらビーチランニングを楽しむことができますし、ビーチでトレーニングをすることにこだわる必要もありません。
この記事は砂浜でのランニングに関するものですが、ビーチに近い歩道や道路などの海沿いのコースを走るなら問題がありません。海の風やにおいを感じながら、安全なアスファルト上でランニングをすることができます。ビーチランニングをした際には、近くで海沿いのコースのランニングも試してみてください。