冬に雪が積もる地域に住んでいる人は、長靴を履いてランニングしようと考えたことはありませんか?長靴でも運動やランニングをすることはできますが、足の裏や膝を痛める危険があるので、やめることがおすすめです。
この記事では、冬に雪が積もっているときに、長靴を履いてランニングをしないことをおすすめします。
目次
長靴を履いてランニングしないほうがいい理由
ランニングの負荷が小さくなる
ランニングシューズと比べて長靴で走ることは難しいですから、長靴でランニングをしても十分な負荷をかけることができません。
ランニングシューズなら5分/kmで走ることが簡単な人も、長靴だと7分/kmで走ることは辛いでしょう。これではウォーキングとそれほど変わりません。
長靴を履いて動きにくい状態でランニングをすると、普段と違う負荷をかけることはできますが、この負荷は余分でありランニングの成績を伸ばすことに役立ちません。
長靴にはクッションがない
長靴はランニングをするためのものではありませんから、ランニングに耐えるだけのクッションがありません。これでランニングをすると、母趾球や膝を痛めるだけです。
私は雪国に住んでいるので経験していますが、長靴のクッション性は低いので、長靴で歩くだけでも足に負担を感じますし、長靴でランニングをすることは危険です。
ランニングフォームが崩れる
長靴でランニングをすることはできますが、足首や膝をうまく動かすことができないので、ランニングをしても体に無理がかかります。ランニングフォームが崩れた状態でランニングすると、怪我する原因になります。
ランニングは速いですから、怪我のリスクがあります。いつもの動きができないときに、ランニングをするべきではありません。長靴を履いてランニングするくらいなら、ランニングしないことをおすすめします。少なくとも、足を怪我しなくて済むからです。
長靴ランニングの効果はない
長靴で雪の中をランニングすると、足が動かしにくいので普段と違う筋肉を鍛えることはできます。しかし、これがランニングにプラスになるとは限らず、マイナスになる可能性もあります。
漫画やアニメなどでは、主人公が重い服を着てトレーニングして強くなることがあります。これは作り話であり、現実的ではありません。
アスリートが練習している様子をYouTubeなどで見ることができますが、長靴を履いて練習しているアスリートはいません。一般人はプロのアスリートでもやらない練習をする必要はありません。
練習する環境によっては、長靴を履かないとランニングできないかもしれません。これは仕方ないから長靴ランニングをするのであって、進んで長靴ランニングをするべきではありません。
おわりに
ランニングのタイムを追求する人は雪の日にも走りたいでしょうが、長靴で走るのはやめることがおすすめです。足を痛める原因になりますし、ランニングの負荷が低いので体力を維持することに役立ちません。
雪の日に長靴でランニングをするよりは、防水シューズを履いてウォーキングをしたり早歩き(競歩)をするほうがおすすめです。地面が凍結している場合には、ウォーキングや早歩きにも注意する必要がありますが。
雪国に住んでいる人はジムに通うのがおすすめです。ジムに通う必要があるのはタイムを追求するランナーですが、ジムに通ったことがない人も一度くらいは通ってみるのがおすすめです。
レペティションがおすすめ
雪が積もる地域でも、200mほどなら雪が解けている場所を見つけることができるかもしれません。これだけの長さを走ることができるなら、レペティションをすることも選択肢の1つです。
レペティションは短い距離を高速で走るもので、運動神経や筋肉を鍛えることができます。少しペースを落とすとインターバルトレーニングになって、最大酸素摂取量VO2maxを高めることに役立ちます。
寒い冬はスピードトレーニングに適しています。道路が凍結しているときには危険ですからやめてください。
冬にランニングをしないとタイムは落ちる
冬に雪が積もって走ることができないと、ランニングのタイムは悪化します。マラソン大会などに参加したりタイムを追求するランナーは、雪が積もる時期でもランニングを続ける必要があります。
私は雪国に住んでいるので、冬の3か月ほどランニングができないことがありましたが、そのときにタイムの低下を検証することができました。以下の記事で、ランニングを3か月間しないとタイムがどれくらい低下するかを紹介しましたので、参考にしてみてください。
3か月走らないとランニングのタイムはどうなるか試してみた