マラソン大会で新しいシューズを履くと失敗する。ランニングシューズの注意点

マラソン大会などのレース本番の切り札として、新しいランニングシューズを履こうとしている方は多いでしょう。
数か月前から楽しみにしていたレースであり、普段の練習で使うシューズより高価でいいものを履こうとするのはわかりますが、それは失敗する原因になるかもしれません。

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シューズを変えた直後はペースが狂う

新しいランニングシューズはクッションが効いているので、いつも履いているシューズと同じ感覚で走ることはできません。
クッションが効いているということは反発力が失われてスピードを出ないということであり、予定しているペースで走れないことの原因になります。無理にペースを修正しようとするとふくらはぎなどの足の負荷になり、後半の失速につながります。

私は1000kmを走って寿命を迎えたシューズを新しいものに変えた際に、クッションが効いていて痛みがなくなったかわりに、スピードもでなくなったことがあります。新品のシューズのほうがクッションや弾力性に優れているのに、タイムで劣ることがあると勉強になりました。なおこの二つのシューズはメーカーとシリーズが同じであり、バージョンが新しいのものでした。

 

練習用とレース用のシューズは異なる

練習用のシューズはクッションを重視しているのに対し、レース用のシューズはスピードのために軽量化してあり、クッション性で練習用のシューズに劣ります。

経験の少ない方が弱いクッションのシューズを履くと、体への負担が大きいでしょう。またレース用のシューズに履き慣れていない場合は、母趾球や踵などが痛むのでレースのタイムに影響する恐れがあります。10km走の場合には走りきることができますが、ハーフマラソンやフルマラソンだと苦しいかもしれません。

 

靴ひもがうまく結べないこと

ランニングシューズに限ったことでありませんが、靴を変えると靴ひもが変わるので、新しい靴に変えた直後は靴ひもが頻繁にほどけた経験はあるでしょう。マラソン大会や練習でタイムを計測するときに、靴ひもが頻繁にほどけることは避けたいものです。

靴ひもの締め具合には微妙な調整が必要で、調整を間違うと足首にかかる負担が大きくなります。新しいランニングシューズに変えた直後はうまく走れないことがありますが、靴ひもの締め具合はこの原因の一つです。

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おわりに

マラソン大会で履くシューズは直前ではなく早めに買ってはいかがでしょうか。
リハーサルのつもりで本番と同じように走ったり、2週間程度は慣らしのつもりで履くことをおすすめします。サイズの確認や靴ひもなどを事前に調整することだけでは不十分です。

シューズのクッションと反発力のバランスが最も優れている状態で本番に挑むべきですが、どれくらいの走行距離でシューズがその状態になるかは個人やシューズによって異なります。普段の練習の際に注意してみてください。

またマラソン大会では補給食も必要になりますが、呼吸の邪魔になったり分量を間違えるなどの問題に直面することがあるので、リハーサルをおすすめします。
本番も練習と同じように走ることができたらいいですね。

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