辛い走り込みをすると根性や精神力がつく?頑張れる人と頑張れない人の違い

ランニングなどの運動で辛いときに頑張れる人は、根性や精神力が強いと考えていませんか?しかし、精神力は運動で頑張れることと関係がありません。

走り込みをすると根性がつくと信じている人がいますが、これは間違いです。日本人は精神論が好きですから、強い人と弱い人の違いは精神力だと考えます。

しかし、運動能力の違いを決めるのは体の能力だけであり、根性や精神力は関係がありません。根性で辛さを乗り切れることもありますが、運動では違います。

この記事では、辛い走り込みでつく精神力や根性の正体、運動で辛いときに頑張れる人と頑張れない人の違いを紹介します。

1.走り込みでつく根性の正体

1-1.体力の回復速度

ばてて疲れ切ったときに頑張れる人と頑張れない人がいますが、この差の1つは根性ではなく体力の回復速度です。ほとんどの人は根性や精神力だと考えますが、これは間違いです。

体は限界まで辛くなると、根性ではどうすることもできません。筋肉は動かなくなりますし、走るための体力がなくなるからです。ばてても頑張れる人は体力の回復が早いだけで、根性が強いわけではありません。

辛い走り込みをする人は、走り込みをしない人より頑張ることができます。この理由は、走り込みをするとばてて疲れ切るので、体力の回復速度が向上するからです。

ばてて疲れると心臓が発達したり、毛細血管が発達して酸素の交換効率が高まりますが、これらが体力の回復速度を決めます。

 

1-2.死なないという確信(安心)

運動で非常に辛いときに頑張れる人と頑張れない人の違いの1つは、自分が死なないと確信しているかどうかです。

走り込みを繰り返して辛い状態を頻繁に経験する人は、心臓麻痺で死なないという自信があるので、最後までやり切ることができます。しかし、辛い走り込みをしない人は心臓麻痺で死ぬという恐怖を感じて、ブレーキをかけます。

 

タイムトライアルと根性や精神力

私は趣味でランニングをしていますから、運動で辛いときも頑張れます。私の経験を参考として紹介します。

私は5kmや10kmのタイムトライアルをしますが、その際中は全力で走っているので辛いです。タイムトライアルの時間は20分~40分ほどですが、その間は胸が苦しくて不安です。

しかし、私はタイムトライアルを何度も経験していますから、自分が大丈夫だという確信を持っています。1週間前も2週間前も大丈夫だったから、今回も大丈夫だと信じることができます。

私は辛くても頑張れますが、これができるのは大丈夫と確信しているからです。不安だったらやりません!

 

2.辛い走り込みに意味はある?

辛い走り込みは嫌なものですが、辛いときも頑張れるようになる効果がありますし、楽なランニングよりその効果が高いです。この理由は以下のものです。

1つ目の理由は、辛い走り込みをすると心臓や毛細血管が発達するからです。楽なランニングだけでは心臓や毛細血管が発達しないので、体力の回復速度も向上しません。

2つ目の理由は、辛い走り込みをすると恐怖に慣れるからです。楽なランニングでは恐怖を感じないので、本当に辛いときは不安になってブレーキをかけてしまいます。

 

3.危険な走り込みはいらない

走り込みは辛ければいいというわけではなく、吐いたり体調不良になる走り込みは必要ありません。熱心な部活では辛い走り込みをするかもしれませんが、危険な走り込みは不要ですし、徐々に練習のレベルを上げて走り込みの危険を抑えるべきです。

辛い走り込みをすると足や膝に負担がかかって危険でもあります。ランニングの世界では、辛い走り込み(インターバルトレーニング)の頻度は週に2回が限度とされています。

 

アスリートは無理をしない
アスリートは辛い練習に耐えるというイメージがありますが、これは正確ではありません。アスリートは辛い練習に耐えますが、無理をしません。また、辛い練習と楽な練習を並行して行うことで、故障を回避しています。

辛い走り込みをすることはあるかもしれませんが、辛い走り込みを頻繁にするのは間違いです。

 

4.おわりに

辛いときに頑張れる人と頑張れない人の違いは、体力の回復が早いことや恐怖に慣れていることであり、精神力や根性ではありません。

少なくとも、辛い走り込みで精神力を強くできたり、走り込みが辛いほど精神力が強くなると考えるべきではありません。

 


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