ランニングやジョギングすると痩せますが、部分痩せはできません。ランニングで消費される脂肪は体全体のものであり、体全体がバランスよく痩せるからです。
この記事では、ランニングやジョギングで部分痩せができない理由を紹介します。部分痩せに興味がある人は参考にしてみてください。部分痩せができないのは悪いことではありません。
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ランニングで痩せる部位と順番
ランニングすると消費カロリーが増えて体重が減りますが、痩せる部位は全身で痩せる順番はありません。体全体がバランスよく痩せていくので、ある特定の部位だけが痩せることはないからです。
私はランニングを続けているので痩せていますが、全体的に細くなっていますし、部分痩せしたことはありません。太ももや腹周りだけでなく、顔や手の甲も痩せています。
これは私だけでなく、フルマラソンのアスリートなども同じです。ランニングで部分痩せした人はいないかもしれません。
ランニングで痩せやすい部位
ランニングで痩せる順番はありませんが、体積が大きくて脂肪がつきやすい部位は痩せやすいです。痩せやすいというより、痩せた効果が目立ちやすいというほうが正確です。
太もも・腹周り・尻は大きいので、それだけ多くの脂肪がついています。ランニングすると体がバランスよく痩せていきますが、同じ割合でも太ももなどが痩せる量は多くなります。
反対に、手の平・足の甲・腕はあまり痩せません。これらの部位は細くて小さいですし、脂肪がつきにくいからです。実際には、これらの部位も均一に痩せていますが目立ちません。
例えば、体全体が均一に5%ほど痩せたとすると、太もも・腹周りは数センチ痩せますが、手の平や腕は数ミリしか痩せません。
ランニングで部分痩せはできない
ランニングすると体全体が均一に痩せていきますから、部分痩せはできません。また、痩せる順番の優先度を指定することもできません。
しかし、これは悪いことではありません。体の一部だけが痩せているのは自然な体形でないからです。一部だけが痩せるのと全体が痩せるのでは、全体が痩せるほうが健康的です。
部分痩せができないのは他の運動でも同じですから、ランニングが特別に劣るわけではありません。サッカーなどの選手を見るとわかりますが、体全体が痩せています。
部分太りと部分痩せは違う
部分太りしている人はいます。部分太りには2つのタイプがあり、筋肉で太るものと脂肪で太るものです。部分太りができるなら部分痩せができそうですが、これは以下の理由でできません。
筋肉の部分太り
スポーツ選手は体の一部だけが痩せていることがあります。しかし、これは部分痩せではなく筋肉で部分太りしています。スポーツ選手がよく使う筋肉は発達して太くなるからです。
筋肉は強い負荷がかかると発達して太くなるので、太くしたい部位を指定することができます。両腕でダンベル運動をすると、両腕の筋肉だけが太くなります。しかし、これは部分太りというよりは部分筋肉太りというべきです。
筋肉太りするのは瞬発系の競技や強い筋力が必要なものであり、100mのランナーや重量上げの選手などです。反対に、持久系のスポーツ選手は筋肉太りしていません。
ランニングやジョギングは持久系のスポーツですから、筋肉太りしません。
脂肪の部分太り
脂肪が特定の部位だけにつく人もいます。太鼓腹は腹周りだけに多くの脂肪がついている状態です。
実際には、これは部分太りではなく、その部位だけが目立っているだけです。他の部位も同じように太っていますが、本人がそれを気にしていないだけです。
太鼓腹の人の体形を見てみるとわかりますが、腕や太もも・尻なども太っています。これらの部位は服で隠れやすいですし、同じ割合だけ太っても目立ちませんが。
私は太鼓腹の人を見たことがありますが、手の甲にも多くの脂肪がついていました。
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おわりに
ランニングやジョギングしても部分痩せはできませんが、バランスよく痩せることはできます。
部分痩せにこだわるよりは、バランスよく痩せることを目標にするのがおすすめです。部分痩せしたい人は、体全体が痩せるのと部分痩せのどちらがいいかを考えてみてください。
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