ランニングをするときの正しい手の握り方に興味がありませんか?タイムを追求する人は少しでもタイムを伸ばしたいでしょうから、ランニングフォームだけでなく手を握る方法にも関心があるでしょう。
学校の体育の時間などでは、ランニングの際に手を軽く握るように指導された人も多いでしょうが、これは必ずしも正解ではありません。
この記事では、ランニングをするときの正しい手の握り方について紹介します。
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ランニングの正しい手の握り方
1.楽な握り方ならなんでも良い
ランニングで手を握る方法に正解はなく、ランニングをしやすい握り方なら何でも構いません。ほとんどの人は手を開いてパーの状態にするか、軽く握ってグーの状態にするでしょうが、これは手に余計な力が入らなくて楽だからです。
私がランニングをするときには、缶コーヒーを掴むときのように軽く手を握るか、手に余計な力が入らないように軽く握りしめます。
缶コーヒーを掴むときの握り方には、空気で手の平を冷やして体温を下げる効果がありますから、暑いときには快適です。手が冷えて寒い時期には、手を軽く握って寒くならないようにしています。
ほぼ全力でダッシュをするショートインターバルトレーニングの際には、手を開いて走ることもあります。
2.手の握り方でタイムは変わらない
タイムを追求するランナーは経験しているでしょうが、手の握り方でタイムが変わることはありません。ランニングには1000m走、10km走、ハーフマラソン、フルマラソンなどがありますが、どんな握り方でもタイムは同じです。もちろん、すごく変な手の握り方をする場合は例外ですが。
試しに、手の握り方でランニングのタイムが変わるかを検証してみることをおすすめします。
ランニングのタイムに影響するもの
ランニングのタイムに影響するものはいろいろありますが、1000m以上の持久走の場合には、最大酸素摂取量VO2maxが最も影響を与えます。手の握り方にこだわるより、VO2maxを高めるためのトレーニングをするほうが効果的です。
もちろん、優れたランニングシューズなどを履く方法もあります。
重心やランニングフォームに影響する?
手の握り方が体の重心やランニングフォームに影響すると考えるかもしれません。しかし、10本の指の重さは体の1%もないでしょうから、その影響はかなり小さいものです。
3.オリンピックのアスリートの手の握り方
ランニングに最適な手の握り方に興味がある人は、オリンピックのアスリートの手の握り方をチェックしてみることをおすすめします。オリンピックのアスリートのまねをしておくと、間違いがありません。
私がチェックした限りでは、オリンピックのアスリートの手の握り方には個人差があり、1つの正解はありません。100m走やフルマラソンでも手を軽く握る人や手を開く人がいます。
100m走に関しては、手を開いて走るのが正解だと思っていましたが、オリンピックのアスリートにも手を軽く握って走る人がいるので、1つの正解はないようです。
おわりに
ランニングの手の握り方に正解はないので、好きな握り方をするのがおすすめです。フルマラソンのように長時間のランニングをする人の場合には、余計な力が入らないように手を軽く握ると良いでしょう。
手の握り方に興味がある人は、ランニングフォームを改善する方法にも興味があるかもしれません。自分でランニングフォームを改善する方法を以下の記事で紹介しましたので、参考にしてみてください。