運動音痴の親はその子供を運動音痴にすることがあります。この理由は親が子供に間違ったことを教えるからです。子供に運動の才能があっても、親は子供の才能を発揮させることができないからです。
この記事では、親の運動音痴が子供に遺伝する理由を紹介します。この記事はランニングを例として扱いますが、他の運動でも同じです。
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運動音痴が遺伝する理由
親が子供に間違ったことを教えるから
運動音痴の原因にはいくつかありますが、その1つは体の動かし方が間違っていることです。運動音痴の親は子供に間違った体の動かし方を教えると、子供は間違った動きを覚えて運動音痴になります。
例えば、速く走るには足を高く上げてはいけません。速く走るには足の回転数(ピッチ数)を増やす必要がありますが、足を高く上げると回転数が減ってしまうからです。足を高く上げないのが正解です。しかし、運動音痴の親は足を高く上げるように、子供に教えることがあります。
腕の動きも同じです。速く走るには腕の動きを小さくする必要があります。腕の振りが大きければ、足の回転数が少なくなるからです。
親が正しい練習方法を知らないから
子供が速く走るには、正しい練習を続ける必要があります。しかし、運動音痴の親は正しい練習方法を知らないので、子供に間違った練習方法を教えます。子供は間違った練習を続けると、運動音痴になります。
例えば、速く走る練習にはいくつかありますが、以下のものが一般的です。
- インターバルトレーニング:酸素の吸収力を高める
- 閾値走:疲労物質である乳酸の分解力を高める
- レペティション:ランニングの動作を改善したり、筋肉を強くする
しかし、運動音痴の親は走る練習をしてこなかったので、これらの練習方法を知りません。運動音痴の人は陸上などの本格的な運動を敬遠しますから、学校でも習わなかったのでしょう。
練習の頻度や時間も重要です。頻度や時間が少ないと、運動能力を発達させるほどの刺激になりません。
親が運動に興味がないから
運動音痴の親は運動に興味がないことがあります。これは悪いことではありませんが、子供の運動能力が発達しないことにつながります。
運動に限ったことではありませんが、子供が学ぶ内容は親が決めます。子供が将棋やピアノを習うのは、親がそのように決めたからです。運動に興味がない親は子供を運動音痴にするかもしれません。
私は子供の頃に将棋を習っていましたが、それは両親が私に将棋を教えたからでした。私は将棋がうまくなりましたが、運動能力が伸びませんでした。私の両親は運動する習慣がありませんし、運動にも興味がなかったからです。
間違った練習をしていた親子
私はランニングの練習をしていた親子を見たことがあります。その親は子供に足を高く上げるように指導していましたが、これは間違いです。親は自分の間違った知識を子供に伝えるので、子供は足が遅いままになります。
子供は走る練習を続ければ足が速くなりますが、これは親の指導ではなく子供の筋肉や毛細血管が発達したからです。親のおかげではありません。
その親子のランニングの時間や距離なども間違っていました。速く走るには、20分以上の練習を定期的にする必要がありますが、その親子は20分の練習をしていませんでした。これでは刺激が足りません。
運動音痴の親が学ぶべきこと
運動音痴の親が子供に指導するなら、親が運動を勉強する必要があります。親が正しい体の動かし方や練習の方法を勉強すると、子供に正しいことを教えることができます。
運動を勉強するには、本や動画などがあります。以下の本はランニングの練習に関するものですが、参考にしてみてください。一生懸命に走るだけでは、速く走ることはできません。
ジャック・ダニエルズのランニングフォーミュラです。
練習の内容や頻度・設定タイムが細かく書かれているので、ランニングの経験がない人が自分で練習するのに役立ちます。
親には親の生活や仕事がありますから、子供のためにわざわざ運動を学ぶことは難しいかもしれません。この場合には、子供に必要な本を紹介するだけでもいいと思います。
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運動音痴の親でも大丈夫
親は運動音痴でも本格的な運動経験があれば、子供が運動音痴にならないようにできます。親に運動の才能がなかったとしても、子供に正しい練習方法を教えることはできるからです。
例えば、私は29歳になってからランニングを始めましたが、ランニングのことを良く学びました。私は子供に正しいランニングの指導をすることができます。
私は学生の頃に足が遅かったですが、若い人にランニングを指導することができます。一流のコーチにはならないかもしれませんが。
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