ランニングの虫歯対策

公開日:2020/07/14 最終更新日:2020/09/11

ランニングやジョギングをすると、虫歯になりやすいと言われています。趣味でランニングする人はランニングをするたびに、虫歯に近づいていることになります。しかし、ランニングでも虫歯の対策をすることはできます。

私は趣味でランニングしていますが、自分なりの虫歯対策をしています。この記事では、ランニングでできる虫歯対策を紹介します。ランニングする人は参考にしてください。

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ランニングで虫歯になった!

私は趣味でランニングしていますが、最近虫歯になりました。虫歯の原因を特定することはできませんが、私はランニングが原因と思っています。私は毎食後に歯を磨きますし、夜にデンタルフロスも使いますので、他に虫歯の原因が思いつきません。

私は毎日1時間のランニングをしますが、そのときには口の中が悪くなるのを感じます。私はランニングを続けて7年たちますが、ランニングの歯に対する悪影響が積もり積もったのかもしれません。

1日に1時間のランニングをすると、1年間で365時間になります。これだけ長時間にわたって歯に負担をかければ、虫歯になるのは仕方ないことです。1日の睡眠時間を6時間とすると、歯を磨かずに60日ほど寝るのと同じです。

 

ランニングすると虫歯になりやすい

ランニングは健康に良いスポーツですが、以下の理由で虫歯になりやすいと言われています。

  1. スポーツドリンクを多く飲む(糖質とクエン酸で口が酸性になる)
  2. ランニング中に口が乾く
  3. 間食の回数が多い(口が酸性になる回数が多い)
  4. ランニング中に補給食を食べる
  5. 疲れて夜に寝落ちする
  6. 疲れて昼寝する

この記事では、これらの原因を取り除く方法を紹介します。完全に対策することは難しいですが、できる限り参考にしてみてください。

 

ランニングの虫歯対策

歯を磨く

基本的なことですが、歯を磨くのは虫歯の対策になります。しかし、毎回のランニングの前に歯を磨くことは難しいです。

フルマラソンを走るランナーはポイント練習やロング走として、長く走ることがあります。このときだけでも、ランニングの前に歯を磨いてください。

私は5kmと10kmをメインに走っているランナーですが、1日のランニングの時間は1時間ほどです。私はできる限り歯を磨いてからランニングするようにします。

 

ガムをかむ

ガムをかむことは、歯の健康を維持するのに役立ちます。ガムをかむと唾液が分泌されて、口の酸性度を緩和できるからです。口の酸性度を和らげることを緩衝といいますが、唾液は優れた緩衝材です。

食事の後にお茶や水を飲む方法もありますが、この効果はガムに劣ります。お茶や水はすぐに飲みこんでしまいますし、粘度などの違いもあるのかもしれません。

ガムを噛むなら、少し多めにガムを噛むといいでしょう。最近のガムは小さいので、一粒だけだと右か左のどちらかだけでガムを噛むことになります。これは左右のバランスが悪くなったり、ランニング中に唇をかむことにつながります。

 

ランニング前にガムをかむ

ランニング前にスポーツドリンクを飲む人、間食を食べる人はガムもかんでください。ランニングを始めるまでにガムをかむことができます。口の中を掃除できて、酸性度も和らぎます。

 

ランニング中にガムをかむ

ランニング中にガムを噛んでも構いません。普通にランニングするなら、ガムを噛んでも苦しくないでしょう。ガムを噛むと口が閉じるので、ランニング中に口が乾かなくなります。

常にガムを噛み続ける必要はなく、ガムを口に入れておくようにします。ガムをときどき噛むと、呼吸とうまくバランスが取れます。

余談ですが、私は1時間のランニングでガムを噛み続けて、口が筋肉痛になったことがあります(笑)

 

食後にガムをかむ

早朝や午前中にランニングする人は昼食後に昼寝したり、夜に寝落ちするかもしれません。私はよくやります!食後にもガムをかんでください。食べ物が口に残った状態で寝るよりはましです。

 

飴をなめる

飴をなめると、唾液の分泌を促すことができます。ランニングする人はエネルギー補給として飴をなめますが、口の乾燥を避けるために使うこともできます。

飴はガムより優れていることがあります。飴をかむ必要がないので、ランニング中の上下動で舌や唇をかむ心配がありません。私はランニング中にガムをかんで唇をかんだことがあるので、ランニング中にはガムではなく飴をなめます。

インターバルトレーニングなどをするときには、飴をなめることができません。しかし、普段のゆっくりしたランニングなら飴をなめながらでも走れるでしょう。

 

ランニング前に間食しない

ランニングの前にエネルギー補給として、間食やおやつを食べる人もいます。これ口の中の酸性度を上げるので、歯にとって悪いことです。間食の回数が増えると、虫歯の本数が増えることが知られています。

私もランニングの前に間食をしていましたが、虫歯になるのが怖くて間食をしないことにしました。

間食しないでランニングして分かったことは、意外と辛くないことです。腹が減ったときに備えて、飴を持って行けば大丈夫でした。食事の3時間くらい後にランニングすれば、間食しないほうが体が動きやすいです。

間食しないで走ることには、プラス効果もあります。ランニング前やランニング中に糖質をとらないと、体は筋肉中のグリコーゲンを節約して、脂肪の消費を増やすそうです。これは持久力の向上につながりますから、長距離や長時間を走るランナーに好都合です。

 

ランニング前に間食するなら

ランニング前に間食するなら、ランニングの30分より前に終わらせてください。口の酸性度が元に戻るには、30分はかかるからです。ランニングで腹が痛くならないようにするためにも、30分前に終わらせるのがいいでしょう。

30分前に終わらない場合には、唾液を分泌させるガムをかむ方法があります。唾液には酸性度を戻す効果があるからです。私はよくガムを噛みます。

 

スポーツドリンクの飲み方を変える

スポーツドリンクは運動後の水分とミネラル補給に適していますが、甘くて虫歯になりやすいです。スポーツドリンクを飲むたびに口が酸性になるからです。スポーツドリンクを飲まないか、以下のように飲む方法を変えるべきです。

  • 1回にまとめて飲む。ちびちび飲まない。
  • 食事の際に飲む
  • 飲んだ後はうがいだけでもする

私はスポーツドリンクをちびちび飲む習慣がありましたが、今後はやめようと思っています。スポーツドリンクはヘルシーなイメージがありますが、ちびちび飲むのは違います。他のランナーも心当たりがあるでしょう。

歯に物が残らないので、スポーツドリンクを飲んでも歯に悪いとは思わないかもしれません。しかし、スポーツドリンクを飲んでから10分くらいは口の中に味が残っています。一度確認してみてください。

 

飴とガムの選び方

歯の健康を維持するのに役立つ飴やガムは、糖質がゼロのものです。キシリトール入りの飴やガムには、わずかに糖質が含まれているものもありますが、これは役立ちません。糖質がゼロであることが必要です。

クエン酸が含まれている飴やガムも避けるべきです。クエン酸は疲労回復に効果があるとされていますが、歯の健康に悪いからです。

糖質がゼロでクエン酸が入っていなくても、歯に悪いタイプのものはあります。飴やガムのパッケージを見ると、歯の健康に役立つタイプかわかります(歯に信頼マークなど)。

糖質が含まれていない飴やガムはエネルギー補給にならないので、マラソン大会などの本番では無理かもしれません。しかし、毎日のランニングでは役立ちます。

 

若い選手は虫歯に注意

虫歯は年齢に関係なくなりますが、若い人はより虫歯になりやすいです。乳歯は永久歯より柔らかいですし、若い永久歯は唾液に含まれるカルシウムで強化されていないからです。

身近に若いランナーがいる人は、ランニングの虫歯対策を教えてあげてください。若い人は歯が大事であることを理解しないでしょうから、周りの大人が彼らに伝えてあげるべきです。

中学生や高校生で部活をしている人は、部活の前(夕方頃)におにぎりやパンを食べることがありますし、スポーツドリンクを飲みます。なかなか難しいですが、歯を磨くべきと思います。

 

おわりに

この記事ではランニングの虫歯対策として、糖質がゼロの飴やガムを食べることを紹介しました。この記事の方法は普段の生活でも役立ちます。

私は毎食後にガムをかむことにします。ガムをかめば口の酸性度を素早く緩和できますし、歯の健康の維持に役立つからです。おいしい話です!

私は飴が大好きですが、糖質が入っている飴を食べないことにして、代わりに糖質がゼロの飴(キシリトール入り)を食べることにしました。この飴は少し高いですが、歯の健康を優先しています。

ちょっと腹が減ったときに、お菓子を食べることは誰にでもあります。このときに、糖質が入ったお菓子を食べるのではなく、糖質がゼロのガムをかむようにしてもいいと思います。間食の回数が増えるほど、虫歯が増えるからです。

私も糖質が含まれているお菓子などを食べますが、食事と一緒に食べるようにしています。間食ではなく食事と一緒に食べれば、口が酸性になる回数を減らすことができるからです(口は食事のたびに酸性になるため)。


“ランニングの虫歯対策” への2件の返信

  1. 要は、ランニング前に歯を磨き、スポーツドリンクは一切飲まず、間食をせず、ランニング中に補給食を食べなければいいのですね。

    1. 読んでいただいてありがとうございます。
      すべての対策をするのは難しいですから、1つだけでもやってみてください。
      私はランニングの前に間食をしないことにしました。それでも体は十分に動くとわかったからです。

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