ランナーが禁酒するべき理由。アルコールはランニングに大きく影響する


ランニング

ランニングやジョギングしている人は飲酒をやめるべきです。ランニングした後、頑張った自分へのご褒美として飲酒する人も多いでしょうが、これを続けているとアルコール依存症になりやすくなります。

ランナーが酒をやめるべき理由は、タイムを追求することだけではありません。ランナーはアルコール依存症やアルコールによる健康問題が起きる危険が高いからです。

この記事では、ランニングをしている人はアルコール依存症になりやすいこと、禁酒するべき理由を紹介します。

ほとんどのランナーは自分の健康状態に自信があるでしょうが、アルコール依存症に関しては、ランニングをしない人より危険かもしれません。

ランナーが禁酒するべき理由

アルコールを飲みすぎる

ランニングしている人には、ランニングすることで健康に努めているから酒を飲んでも構わないと考えている人がいます。

また、ランニングで頑張った後の自分へのご褒美としてアルコールを飲む人、飲酒による肥満を防ぐ目的でランニングをする人もいます。

まずいことに、ランナーはランニングをしているという大義名分があるので、ランニングの習慣がない人より酒の量が増えます。ランニングで疲れた後は判断力が低下しますから、つい酒を飲むことも多くなります。

酒を飲むことは悪いことではありませんが、酒を毎日飲んでいるとアルコール依存症になりやすくなりますし、咽頭がんなどの危険を高めます。

ランナーはいずれ引退しますが、引退後も酒を飲む習慣は残ってしまうので、ランニングをしない人より健康を失いやすいかもしれません。

スポーツ選手には、現役を引退した直後に太ったり病気になる人がいます。現役のときに体が耐えることができても、引退したら普通の人になるからです。

 

ランニングで胸焼けになる

ランニングしていて問題になることの1つは胸焼けです。飲酒をすることで逆流性食道炎になると、胸焼けしやすくなります。

逆流性食道炎になると、胃の入り口がうまく閉じることができないので、胃液が食道に逆流して胸焼けになります。アルコールは逆流性食道炎になる原因の1つです。

 

肌荒れやかゆみの原因になる

ランニングをしている人は体を酷使していますから、肌などに問題がでることがあります。日光や汗による肌荒れが多いですし、エネルギー代謝のためにビタミンを多く消費して、栄養不足になることなどがその原因です。

アルコールの代謝にはビタミンが必要ですから、ランナーで飲酒をする人はビタミン不足になりやすくなります。私も経験していますが、ランニングがきっかけで肌の調子が悪くなる人も多いです。

ランナーのかゆみの原因に関しては、以下の記事で紹介しましたので参考にしてみてください。アルコールが原因とは限りませんが、原因の1つである可能性はあります。

ランニングやジョギング・運動でかゆい原因。走ると痒くなる人の対策

 

肝硬変や脂肪肝になる

肝硬変や脂肪肝になるリスクにはいくつかありますが、最大のリスクは飲酒です。多くのアルコールを飲む人は脂肪肝になりやすいですし、飲酒はランニングの健康効果を帳消しにするほどの悪影響があります。

脂肪肝は肥満の人の病気というイメージがありますが、これは違います。痩せている人も脂肪肝になるので、ランナーも油断するべきではありません。

ランニングすると肝臓は鍛えられるかもしれませんが、これは肝臓の運動に関する能力(疲労物質である乳酸の分解)だけです。肝臓のアルコール分解力は変わりません。

γ-gtpとランニング

血液検査の項目の1つにγ-gtpがありますが、これは肝臓にどれくらいの負荷がかかっているかを示す指標です。

飲酒したり脂肪肝になるとγ-gtpの値が高くなりますが、ランニングの疲労によっても高くなることがあります。飲酒とランニングの負荷が同時にかかると、肝臓によくありません。

適度なランニングをしているだけなら、ランニングが肝臓にダメージを与えることはありません。γ-gtpの値を下げるための運動療法の1つはランニングです。

 

ランニングで肛門がかゆくなる(軟便)

ランニングしている人は、肛門がかゆくなることがあります。これは軟便になって、ランニングしているときに直腸内の便が漏れるからです。漏れる便の量は少なくて肛門が汚れる程度です。

軟便のときにランニングやウォーキングすると、肛門がかゆくなったり便で汚れているのを経験したことがあるかもしれません。

アルコールを飲む人は軟便になりやすいですから、ランニングしているときに肛門がかゆくなりやすいです。肛門のかゆみに悩んでいる人は禁酒してみてください。ランニングやウォーキングで、肛門のかゆみを我慢するのは辛いです。

 

食欲がなくなる

ランニングしている人は体力を維持するために、十分な食事をする必要があります。しかし、飲酒は食事を妨げます。

例えば、ランニング後に酒を飲んだら眠くなって、食事をしないで寝てしまうことがありませんか?目が覚めたら深夜になっていて、軽い夕食をとってそのまま寝ることはあるでしょう。

ランニング後の30分~1時間以内に食事すると、効果的に栄養補給ができるとされています。酒を飲むと食欲がなくなるので、食事ができなくなります。飲酒するなら食事の後にしてください。

 

疲労感が強くなる

酒を飲むと疲労感が強くなります。肩こりがしたり、肩こりや首のこりが強くなります。酒を飲むランナーはランニングで疲れるのではなく、飲酒で疲れているのかもしれません。酒を飲むと睡眠の質も悪くなります。

 

アルコールはどれくらいランニングに影響する?

アルコールを飲んだ直後にランニングする人はいないですから、運動神経への影響はありません。また、疲労物質である乳酸とアルコールを分解する仕組みは違うので、アルコールが乳酸の分解を妨げることもないでしょう。

アルコールのランニングに対する影響は2つあり、体重が増えてタイムが遅くなることと、飲酒によって睡眠や食生活のリズムがずれることです。

私の経験では、体重が1kg増えると5秒/km~10秒/kmほどタイムが遅くなります。体重が2kgも増えると、走っていて遅いと実感するほどです。

睡眠や食生活のリズムがずれると、体の発達や疲労回復に悪影響があります。これは日々のトレーニングの質が悪くなります。例えば、トレーニングの本数が減ると、タイムの伸びも遅れます。

タイムを追求する人は禁酒するべきです。マラソン大会の直前だけではなく、普段からの禁酒がおすすめです。

 

ランニングに悪い酒の種類

ランニングに良い酒はありませんが、悪い酒はあります。それはアルコールの度数が高い酒です。

アルコールの度数が高いと、喉や胃のダメージが大きくなって逆流性食道炎になりやすいですし、軟便にもなりやすくなります。もちろん、アルコールの度数が低い酒でも、飲む量が多いなら同じ結果になるでしょうが。

私の場合は焼酎やウィスキーが駄目でした。私は家で飲むことが多いですが、紙パックや瓶に入った酒だとおかわりが自由なので、つい飲みすぎてしまいます。

 

おわりに

ランナーが飲酒をやめる動機は、マラソン大会などのタイムが悪化しないようにするためですが、アルコールの害はそれだけではありません。アルコール依存症や不健康になると、致命的な問題になります。

ランナーに限ったことではありませんが、飲酒はやめるのがおすすめです。

 

ランナーにおすすめの禁酒テスト

この記事を読んでも、ほとんどのランナーは危険をあまり感じないでしょうから、1つだけテストをしてみることをおすすめします。

1週間だけ禁酒してみてください。1週間の禁酒ができるランナーはアルコール依存症ではないでしょうし、必要なら酒をやめたり減らすこともできます。

私はアルコールを24才から30才まで飲み続けてから禁酒しましたが、酒を飲まない日中にもアルコールのことを考える期間が半年ほど続きました。私はほとんどアルコール依存症になりかけていたと思います。

数年以上の飲酒経験があるランナーは、このテストをしてみることをおすすめします。ほとんどの人はアルコール依存症ではないでしょうが、アルコール依存症に近づいているかもしれません。

もし、テストの際中にアルコールへの強い衝動を感じるなら、酒をやめることをおすすめします。


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