陸上の長距離は才能で決まる。中距離は才能で決まらない?

ランニングや陸上の短距離は才能だけで決まると言われています。しかし、長距離も才能だけで決まります。短距離と長距離は似ていて、1つの能力だけで決まるからです。

意外なことに、中距離は才能だけで決まらないかもしれません。中距離は短距離と長距離の中間ですから、工夫できることが多いからです。

この記事では、陸上競技の短距離や長距離が才能だけで決まること、中距離はそうでないことを紹介します。この記事は私の個人的な考えに基づくものです。

1.短距離は才能で決まる

短距離は難しい競技の1つですが、この理由は2つあります。

1つ目の理由は才能で決まる部分が大きいからです。筋肉には速筋と遅筋がありますが、短距離に大事なのは速筋の割合が多いことです。この割合は遺伝で決まるので、短距離選手として成功するには才能が大きな要素になります。

2つ目の理由は才能以外の要素が関係しないからです。短距離は単純なスポーツですから、他に工夫することができません。ランニングフォームや体重などを工夫することはできますが、これらの影響は小さいです。

陸上に限ったことではありませんが、工夫するものが少ないことは難しいです。

例えば、美しさだけで決まるモデル業界では、美しさ(才能)だけが重要です。他に努力をしても結果に影響しないので、工夫することもできません。

芸能人は顔だけで決まらないこともあります。顔の美しさだけでなく演技力やユーモアなども大事ですから、工夫ができます。成功した芸能人は必ずしも美男美女ではありませんが、それは他のことで勝負できるからです。

 

2.陸上の長距離は才能で決まる

陸上の長距離は持久力だけで決まります。持久力には乳酸の分解力や最大酸素摂取量などがありますが、これらも持久力の1つです。長距離は短距離と同じで少ない要素だけで決まる競技ですから、才能が大事です。

長距離は才能だけでなく、練習や頑張りによって決まるともいわれています。しかし、一流の選手はどれも同じような練習をしていますし、頑張る能力も優れています。練習や頑張りでは差がつかないかもしれません。

アスリートは1人ではなくチームで練習していますから、練習内容も似ています。

 

3.中距離は才能で決まらない

中距離は短距離と長距離の中間ですから、これらの両方が必要です。以下の理由によって、中距離は短距離や長距離と違って才能だけで決まりません。

 

3-1.工夫することが多い

800mや1500m、3000m走などは中距離の種目です。これらは無酸素運動と有酸素運動の中間ですから、どちらの練習も必要です。純粋な短距離や長距離よりは工夫することが多いです。

例えば、1500mの選手は短距離と長距離の練習をしますから、その割合を工夫することもできます。また、短距離と長距離の能力は反対ですから、最適なバランスをとることも必要です。

体重や筋肉なども工夫できます。100mの選手は800mの選手としては重すぎますし、フルマラソンの選手は軽すぎます。

 

3-2.中距離選手にはバランスが必要

中距離の選手に求められる才能は短距離や長距離のバランスですから、短距離や長距離が苦手な人にもチャンスがあります。

例えば、短距離選手として成功するには、上位数%の短距離の才能が必要です。長距離選手として成功するにも、上位数%の長距離の才能が必要です。

しかし、短距離選手としては上位20%の才能、長距離選手としては上位30%の才能の人は、中距離選手としては20%×30%=6%の才能の持ち主になります。

ほとんどの人の才能は中途半端ですが、中距離選手としては適性があるかもしれません。1つの才能だけで決まる短距離や長距離よりは見込みがあります。

中距離で成功するにも才能やバランスは必要ですが、短距離や長距離よりは求められる程度が緩やかです。

 

3-3.運動神経がいらないから

運動神経には反射神経と動作の速度がありますが、中距離や長距離にはこれらが不要です。

反射神経は100mや400mなどの短距離で必要になるもので、0.2秒から0.4秒ほどです。中長距離のタイムは0.1秒の単位で争わないので、反射神経の才能はいりません。

動作の速度は足の回転数を決めるものですが、中距離と長距離のランナーに求められる才能ではありません。中距離と長距離のランナーの足の回転数は180回/分くらいであり、これならだれでもできます。

短距離のランナーの足の回転速度は270回/分くらいですが、このレベルになると才能が必要になってきます。

 

4.おわりに

短距離や長距離の才能がない人は、中途半端な才能を持っているかもしれません。この場合には、800mや1500mなどの中距離も試してみてください。短距離や長距離では才能が大きな要素ですが、中距離では他の工夫もできます。

私は学生時代に足が速くなかったので、自分は長距離型の人間だと思っていました。しかし、大人になってランニングを始めると、長距離より中距離が好きになりました。私の才能は中距離だったと思っています。


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