ランニングすると寿命が伸びると言われていますが、具体的にどれくらい寿命が伸びるかわかっていません。ランニングに時間を費やすくらいなら、他のことをしたほうが良いと思うこともあります。
しかし、よく考えてみるとランニングは無駄になりません。ランニングは楽しいですし、健康寿命が伸びるからです。
この記事では、ランニングが時間の無駄にならないことを紹介します。どれだけプラスになるかわかりませんが、プラスになることは確かです。
ランニングで寿命は伸びる?
ランニングすると寿命が伸びるといわれていますが、寿命がどれだけ伸びるかわかっていません。ランニングと寿命の効果には個人差がありますが、以下のパターンにわかれます。
- ランニングした時間>伸びる寿命
- ランニングした時間=伸びる寿命
- ランニングした時間<伸びる寿命
例えば、30分のランニングで寿命が1時間伸びるなら、1になります。ランニングした時間と伸びる寿命が同じなら、2になります。
ランニングした時間>伸びる寿命
ランニングした時間が伸びる寿命より長い場合には、ランニングしても寿命を伸ばすことになりません。寿命が伸びるのは確かですが、それより多くの時間をランニングに費やすなら、無駄に感じるかもしれません。
しかし、少なくとも健康寿命は伸びます。健康寿命は健康に生きることができる期間であり、寿命より短いです。ランニングして運動不足や肥満を予防できれば、高血圧や糖尿病を防ぐことができ、健康寿命が伸びます。足腰の健康くらいは維持できるでしょう。
日本人の平均寿命は90歳を超えますから、長く健康に生きたいですよね。苦しい状態で長生きするのは地獄のようなものです。本当に大事なのは健康寿命です。
ランニングすれば健康寿命が伸びますから、寿命が伸びなくても無駄になりません。歯磨きや風呂に入るのと同じであり、少しの投資で大きなリターンを得ることができます。1日に30分ほどのランニングなら、負担になりません。
健康寿命は高齢者だけではなく、若い人にも関係があります。私は30代ですが、友達にはひどい肥満や糖尿病の人がいます。若い頃は若さが健康を守ってくれますが、30代を超えると生活習慣病になり始めるようです。
ランニングした時間=伸びる寿命
ランニングした時間と伸びる寿命が同じ場合には、ランニングしても時間を損しません。1時間のランニングをして、1時間の寿命が伸びるならプラスマイナスゼロですが、健康寿命が伸びてランニングを楽しむこともできます。
ランニングは楽しいです。晴れた日のランニングは気持ちいですし、辛くありません。ランニングが辛いと思う人は、ペースを落とせばいいだけです。ランニングに慣れない頃は辛くても、1か月もすれば楽になります。最初は苦行かもしれませんが!
ランニングすると、良いことをした気分にもなります。家で寝転がってテレビを見たり、ゲームをするよりはましですから。どうせ楽しいことをするなら、健康に良くて見返りがあることをしたいです。
健康寿命というと、今の自分には関係がないように思います。しかし、ランニングは近い将来の医療費を節約できます。健康診断で追加の検査が必要になると、その分の費用がかかります。毎年ですよ。
ランニングした時間<伸びる寿命
ランニングした時間が伸びる寿命より短い場合には、ありがたいことです!走れば走った分だけ寿命が伸びるわけですから、どんどん走ったほうがいいでしょう。寿命だけでなく、健康寿命も伸びるわけですから。
私の個人的な見解ですが、1日に30分もランニングすれば十分です。1日に30分のランニングをすると、月間走行距離は150km~200kmになります。ランニングの健康効果を最大限に引き出すことができます。おそらく、これより長くランニングしても効果は同じです。
まとめ
ランニングすると健康寿命が伸びますが、若い頃にランニングしても高齢者になる頃には効果がなくなるかもしれません。しかし、人間は70歳くらいまでランニングできますし、それまで健康なら残りの人生もうまく乗り切れます。少なくとも、若い頃に不健康になるよりはましです。
すべての高齢者がランニングできるとは限りませんが、走れる人もいます。高齢者の陸上にはマスターズがありますが、80歳以上の選手もいるくらいです。
ランニングと寿命の関係は複雑ですし、その効果には個人差があります。統計で得られた結果が、個人にそのまま当てはまるとは限りません。しかし、この記事で紹介したことは誰にでも当てはまります。ランニングの損得勘定を計算するのに、最新の研究は必要ありません。
ランニングでどれだけ寿命が伸びるかはわかりませんが、少なくとも損しません。伸びる寿命と健康寿命を考えれば、プラスになります。
寿命や健康寿命を伸ばしたい人はランニングしてみてください。時間の有効活用になりますし、健康寿命が伸びます。