趣味でランニングをしている人は砂利道でのランニングに興味がありませんか?砂利道ランニングは不整地トレーニングの1つですが、足場が乱れやすいので危険なトレーニングでもあります。
この記事では、砂利道でのランニングをしないほうがいい理由を紹介します。砂利道でのランニングを避ける必要はありませんが、砂利道でランニングをするときの注意として参考にしてみてください。
目次
1.砂利道でランニングをしないほうがいい理由
1-1.足元が乱れてうまく走れないから
砂利道でのランニングは足元が乱れやすいので、うまく走ることができなくなり、足首や膝への負荷が大きくなって長期的には故障の原因になります。もちろん、たまに砂利道でランニングをする程度なら問題がありません。
砂利道への適応は不要
砂利道でランニングをすると、複雑な地形への適応がうまくなるという考え方もあります。確かに、砂利道に慣れるには砂利道を走る必要があります。しかし、タイムを追及したり趣味でランニングをする人は砂利道に慣れる必要がなく、砂利道を走ることが上手くなっても得をしません。
ハーフマラソンやフルマラソンを目標としている人は、砂利道ランニングをする必要がありません。
砂利道ランニングには脳トレの効果があるかもしれませんが、ほとんどの人はこれを求めていないでしょう。ランニングをする人は若いでしょうから、運動に関する脳トレが必要な年齢でもありません。
筋肉を鍛えるなら他の選択肢がおすすめ
砂利道ランニングは不整地トレーニングの1つですが、不整地トレーニングは砂利道や山道などでトレーニングするものであり、普段は使われない筋肉を鍛えるものです。
普段使っていない筋肉を鍛えたい人には、ショートインターバルトレーニングがおすすめです。
ショートインターバルトレーニングは、短い距離を速いスピードで走って休憩することを繰り返すものですが、ふくらはぎや足首などへの負荷が高いので筋トレとしての効果もありますし、道路ですることができます。
ショートインターバルトレーニングをしたことがない人は、試しにショートインターバルトレーニングをしてみることがおすすめです。
1-2.ランニングの負荷が低くなるから
砂利道ランニングでは、足場が不安定でランニングのスピードが遅くなりますので、スピードや持久力を上げるためのトレーニングには適していません。
例えば、トレーニングとしてランニングをする場合、鍛えるべきものの1つは最大酸素摂取量VO2Maxですが、ゆっくり走るランニングではこれを鍛えることができません。
ショートインターバルトレーニングをすると、普段使われない筋肉だけでなく最大酸素摂取量VO2Maxを鍛えることもできます。
1-3.転んだ場合に怪我をするから
砂利道は足元が安定しなくて転びやすいので、怪我をする可能性があります。ほとんどの人はランニングで転ぶことはめったにないでしょうが、それは足元がしっかりしている道路などでランニングをしているからです。砂利道でランニングをすると、転ぶ可能性が大きくなります。
砂利道は尖った細かい石が多いので、転倒した場合には手と膝を痛める可能性があります。転んで怪我をする可能性があるのはアスファルトの道路やトラックでも同じですが、小さい石がある砂利道はその危険が高まります。
1-4.足の裏を痛めるから
砂利道にはさまざまなサイズの石がありますから、大きい石をまともに踏みつけると足の裏を痛める可能性があります。母趾球や踵などに痛みがある人は砂利道でのランニングをするべきではありません。
私はランニングで大きな石をまともに踏んで、母趾球が痛くなったことがあります。私の注意が足りなかったのかもしれませんが、足元に集中しながらランニングをする人はいないでしょう。また、足元に集中しないと危険なコースを選ぶ必要はありません。
2.おわりに
砂利道でランニングをするのは構いませんが、ゆっくり走るようにしてください。ゆっくり走るのであれば転倒したり、転んで怪我をする可能性が小さくなりますので、砂利道を避ける必要はありません。
道路でのランニングに飽きた人は、砂利道などのコースを走ると楽しいでしょう。ランニングはトレーニングだけではありません。
1人でランニングをする場合には問題ありませんが、グループでランニングをする際には、蹴った小石が他の人にぶつからないように配慮してください。グループで密集してランニングをする際には、砂利道は難しいコースかもしれません。
2-1.ビーチランニングはおすすめ?
砂利道でのトレーニングに興味がある人は、ビーチでのランニングにも興味があるかもしれません。ビーチランニングは不整地トレーニングの1つであり、砂利道トレーニングに似ているところがあります。
ビーチランニングをする際の注意に関しては、以下の記事で紹介しましたので参考にしてみてください。ビーチランニングは砂利道でのランニングよりおすすめですが、注意することもあります。