睡眠不足はランニングにどれくらい影響するでしょうか?睡眠不足はタイムにあまり影響しませんが、足や膝を痛めることにつながります。この記事では、睡眠不足がランニングに与える影響を紹介します。
睡眠不足のランニングへの影響
睡眠不足だとランニングのタイムが遅くなる
睡眠不足だったり、よく眠れなかった日にランニングすると、体の動きが悪くなります。しかし、睡眠不足はランニングのタイムにほとんど影響しません。
睡眠不足はランニングに影響しないと一般に言われていますが、これは遅いランニングやジョギングの場合です。私の経験では、速く走るときに1kmあたり3秒ほど遅くなります。スピードや設定タイムを意識しないでランニングするなら、ほとんど影響がありません。
健康のためにジョギングするくらいなら、ほとんど影響を感じないはずです。多少の影響があっても、気にしないでしょう。
睡眠不足でランニングすると足が痛くなる
睡眠不足がランニングに影響するのは、設定タイムがあるトレーニングをしたり、レースを走るときだけです。このときには本気で走りますから、睡眠不足の影響が大きくなります。
睡眠不足で体の動きが悪いと、無理に走って遅れを取り戻そうとします。力んで走るとランニングフォームが悪くなりますし、いつもと同じスピードでも主観的な辛さが違います。この状態が続くと、足や膝に無理がかかって痛くなります。
足や膝が痛いランナーは、睡眠時間が足りないのかもしれません。睡眠不足で体の動きが悪いと、無意識に無理に走るからです。心当たりがある人は睡眠時間を増やしてみてください。ランニングが楽になりますし、足や膝にも優しくなります。
睡眠不足でランニングしたら足が痛くなった
私は睡眠不足のときに閾値走をしたことがありますが、このときに足や膝が痛くなりました。この経験を参考として紹介します。
閾値走は持久力を鍛えるトレーニングです。設定タイムには個人差がありますが、少し辛いスピードで走り続けます。私が閾値走をするなら、1kmあたり3分50秒で走ることを繰り返します。
睡眠不足で体の動きが悪いと、いつもと同じスピードで走っているつもりでも、いつもと同じタイムになりません。1kmあたり3秒ほど遅くなりました。
閾値走には設定タイムがあるので、無理に走って動きの悪さをカバーします。それが原因で足が痛くなりました。ランニングフォームがおかしいという自覚はありましたが、設定タイムがあるので無理をして走りました。
私は無理に走って設定タイムをキープしましたが、このトレーニングを続けると足や膝を痛めると思いました。翌日にふくらはぎが筋肉痛になったので、無理に力がかかっていたのでしょう。
睡眠不足だと胸がつらい
睡眠不足だと、動悸がしたり胸が痛くなる人もいるようです。ランニングで心臓関係の事故を起こす人がいますが、それは体を追い込みすぎたからだと思っています。
睡眠不足の時くらいは、体に負荷をかけてはいけません。軽いジョギングやウォーキングなら問題ないでしょうが、体を追い込むようなトレーニングは無理です。
私は睡眠不足のとき、ウォーキングにとどめておくと決めています。私はあまり故障しませんが、それは危ないランニングをしないからだと思っています。
睡眠不足でランニングするな
睡眠不足でトレーニングをしても、故障するだけです。睡眠不足のときにはトレーニングを控えてください。睡眠不足は体調不良と同じですから、体に負荷をかけるべきではありません。
睡眠不足でトレーニングができないとき、やる気がないときには参考にしてください。トレーニングが半分になっても、1か月は体力を維持できます。
仕事やスケジュールが忙しいときには、睡眠不足の状態が続きます。この時期に無理してトレーニングするよりは、トレーニングの本数を減らすほうがいいはずです。
私は真夏に1か月ほど早朝ランニングをしましたが、この時期にはトレーニングの本数を減らしました。それでも体力を維持できました。よく眠れた日には、いつものトレーニングをしてもいいでしょう。体力の低下をもっと防ぐことができますから。
コメント