ランニング後の水分補給で、炭酸水・果物ジュースを飲んではいけない

ランニング

ランニング後の水分補給として、炭酸水・炭酸ジュース・果物ジュースを飲むことがあります。炭酸ジュースを飲むと体力が落ちたり、陸上のタイムが遅くなると言われています。これは本当で、炭酸ジュースだけでなく炭酸水も同じです。

この記事では、水分補給として炭酸水・炭酸ジュースを飲んではいけない理由を紹介します。同じように、果物ジュースも飲むべきではありません。

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炭酸ジュースで体力が落ちる理由

炭酸ジュースを飲みすぎると体力が落ちるという迷信がありますが、これは本当です。炭酸ジュースを飲みすぎると腹が膨れて食欲がなくなって、栄養状態が悪くなるからです。少し飲む程度なら、問題はありません。

お菓子を食べすぎると体力が落ちるのは当たり前ですが、これは炭酸ジュースの飲みすぎと同じです。いつまでもお菓子を食べ続けることはないですが、炭酸ジュースを飲み続けるのはよくあります。炭酸ジュースは飲むお菓子です!

学生の頃に陸上部に所属していた人は、炭酸ジュースを飲むとタイムが落ちると言われたかもしれませんが、それは当たっています。炭酸ジュースを飲む量にもよりますが。

学校の先生も、炭酸ジュースの危険性をよくわかっていなかったのかもしれません。炭酸ジュースを飲むなと言われることがあっても、お菓子を食べるなと言われることはないからです。個人的には、お菓子のほうが炭酸ジュースより悪影響があるように感じます。

私はスポーツのコーチではありませんが、スポーツをしている学生にアドバイスするなら、炭酸ジュースやお菓子をあまり飲食しないように伝えます。少しなら良いですよ!

 

夏の炭酸ジュースには要注意

炭酸ジュースを飲むと体力が落ちますが、一番体力が落ちやすいのは夏です。夏は暑くてジュースを飲む量が増えますし、暑さによる食欲不振が重なるとダブルパンチになります。

夏になると冷たい清涼飲料水を多く飲むので、ペットボトル糖尿病という病気にもなりやすくなります。運動している人は糖尿になりにくいですが、糖分をとりすぎてビタミンが不足するかもしれません。糖の代謝にはビタミンが使われるからです。

 

炭酸水は水分補給にならない

炭酸ジュースが駄目なら、炭酸水を飲めばよさそうです。炭酸水は砂糖を含んでいないですから、炭酸ジュースより安全に見えますが、炭酸ジュースより危険かもしれません。炭酸水を飲んでも罪悪感がないので、たくさん飲むからです。

炭酸水にはミネラルの問題もあります。炭酸水は水と同じですから、炭酸水を飲んでもミネラルの補給ができません。ミネラルを含まないお茶や水だけを飲むと熱中症になりやすくなりますが、炭酸水も同じ危険があります。

私は趣味でランニングをしていますが、夏になると2リットルくらいの汗をかきます。水分補給として多くの炭酸水を飲んでいたことがありますが、炭酸水を飲み続けると食欲が減って、食事が遅れることが頻繁にありました。この時期には、体力の回復が遅くなったように感じました。

そのときの教訓から、私は夏にあまり炭酸ジュースや炭酸水を飲みません。炭酸水はおいしいですが、スポーツドリンクも意識的に飲むようにしています。一日に飲む炭酸水は、500mlくらいにしておいたほうがいいでしょう。

水分補給やミネラルの補給を考えると、本当は少し糖質が入っているほうがいいと言われています。経口補水液にも糖質が含まれていますが、これは水分の吸収率を高めるためです。その意味では、炭酸水もあまり良くありません。

 

炭酸水の疲労回復効果

炭酸水には疲労回復効果があるという説もありますが、私は違うと思っています。炭酸水を飲むと腹が膨れて食欲がなくなりますし、スポーツドリンクと違ってミネラルの補給もできません。

炭酸ジュースや炭酸水の悪影響は夏に現れやすいですが、それは食欲不振や夏バテと重なるからです。夏バテしているときに炭酸の疲労回復効果を期待するよりは、炭酸ジュースを飲まないでちゃんと食事するべきです。

甘いものや糖質にも疲労回復効果があるとされていますから、糖質とミネラルが含まれているスポーツドリンクのほうがいいでしょう。

それなら、炭酸水に粉末のスポーツドリンクを混ぜればいいと思うかもしれません。しかし、やめたほうがいいですよ。泡があふれてひどいことになります。

 

果物ジュースは水分補給にならない

炭酸水・炭酸ジュースが駄目というなら、果物ジュース(フルーツジュース)を飲めばよさそうです。果物はヘルシーですし、ミネラルやクエン酸を含んでいるので水分補給に適していそうです。

果物ジュースは炭酸ジュースと同じ程度の糖質を含んでいるので、炭酸ジュースを飲んでいるのと同じです。飲む量にもよりますが、水分補給に適していません。

私は1リットルの紙パックのフルーツジュースを冷蔵庫に入れておいて、夏のランニング後に飲んだことがあります。短時間で500ml以上を飲むと、しばらくして体調が悪くなりました。

果物ジュースには多くの糖質が含まれているので、血糖値が高くなりすぎたからです。果物ジュースは液体ですから、糖質の吸収が早くて血糖値がすぐに上がります。

血糖値が高くなると喉が渇きます。これは体が水分補給を促して、血糖値を下げさせるためです。果物ジュースを飲んで喉が渇く、喉が渇くから果物ジュースを飲むという悪循環になりました。

私はこの教訓から、水分補給として果物ジュースを飲まないようにしました。500ml以上の果物ジュースを飲むと体調が悪くなります。

果物ジュースの種類にもよりますが、500mlの果物ジュースには50g以上の糖質が含まれています。500mlのスポーツドリンクの糖質は、半分くらいです。たくさん飲むならスポーツドリンクのほうがいいでしょう。

水分補給として果物ジュースを飲みたい人は、少しにしておいてください。スポーツドリンクと果物ジュースの両方を飲むのがいいです。

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おわりに

この記事を読んで参考になったら、夏だけでも炭酸ジュース・炭酸水・果物ジュースを飲む量を減らしてください。少しなら問題ありませんが、毎日多くを飲むと体力が低下します。

ランニング後の水分補給としては、スポーツドリンクがおすすめです。スポーツドリンクにはミネラルが含まれていますし、炭酸ジュースや果物ジュースほどの糖質が含まれていません。

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