暑い夏のランニングやジョギングに効果はない?暑さを我慢しても無駄?

暑い夏にランニングやジョギングしても、特別の効果はありません。暑さには強くなりますが、運動能力は高くならないからです。

暑さを我慢してランニングすると、その分だけ効果があると思うかもしれません。しかし、トレーニングとしてのランニングはできないので、運動能力が下がる可能性もあります。

この記事では、暑い夏のランニングやジョギングに特別な効果がないことを紹介します。ランニングしている人は参考にしてみてください。

1.暑い夏のランニングやジョギングの効果

ランニングやジョギングには運動能力を高めたり健康になる効果がありますが、暑い夏のランニングやジョギングの効果は以下のものです。

 

1-1.暑熱順化

暑い時期にランニングやジョギングをすると、体が暑熱順化します。暑熱順化は体が暑さに適応して、汗をかく能力が発達して熱に強くなることです。しかし、暑熱順化はランナーに必要なものではありません。

暑い環境でランニングする人にとっては、暑熱順化が必要です。暑熱順化していないランナーは、暑い環境でランニングすると成績が落ちるからです。しかし、暑い時期の大会に参加しないランナーにとって、暑熱順化は不要です。

暑熱順化が必要な人は、8月や9月の暑い時期に大会に参加する人だけです。

 

暑熱順化はすぐになくなる

暑熱順化は長続きしません。暑い時期が終わると、体は暑熱順化した状態を維持しないからです。ランニングで暑さを我慢しても、その効果はすぐになくなります。

例えば、私は夏にもランニングするので、7月や8月には暑熱順化します。しかし、10月頃には暑熱順化がなくなるのを経験しています。夏の暑さに苦しんでも、その意味はないと思っています。

秋や冬の大会に参加する人には、夏の暑熱順化は役立ちません。

 

1-2.毛細血管や心筋の発達

ランニングには、毛細血管や心筋を発達させる効果がありますが、これには遅いペースのランニングが有効です。暑い夏にはランニングのペースが遅くなりますから、毛細血管や心筋を発達させるのに適しています。

しかし、遅いランニングは寒い季節にもできますから、暑い時期にこだわる必要はありません。寒い季節にはランニングが楽になりますし、同じように毛細血管や心筋を発達させることができます。

例えば、以下のランニングには同じ効果があります。

  • 春や秋に5分/kmのランニング
  • 夏に5分15秒/kmのランニング
  • 冬に4分45秒/kmのランニング

 

2.暑い夏のランニングの問題点

暑い夏にランニングしても、それが役立つとは限りません。しかし、暑い夏のランニングには問題があります。

例えば、暑い時期には多くの汗をかくので体調不良になりやすいですし、コンディションを維持することが難しくなります。

暑い夏にはランニングのペースが落ちるので、同じ距離を走るには長い時間が必要です。ランニングの距離が同じでも時間が伸びるなら、体へのダメージは大きくなります。

 

3.熱帯のランナーは少ない

暑さがランニングにプラスの効果を与えるとすると、熱帯エリアの選手が強いことになります。また、熱帯の国は人口が多いので、優れた陸上の選手が多いはずです。

しかし、実際には東南アジアや中央アジアの選手が強いとは限りません。この理由は、暑さのマイナスの点がプラスの点を上回るからです。

熱帯に住んでいる人は、ヘモグロビンの濃度が高いことが知られています。熱帯でエアコンをかけながらトレーニングする人は、優れた選手になるかもしれません。

 

4.アフリカの陸上選手が強い理由

ランニングや陸上ではアフリカ出身の選手が強いですが、ケニアやエチオピアには多くの優れた選手がいます。

ケニアやエチオピアは熱帯にありますが、高地にあるので平均気温は高くありません。高地で暑すぎない環境がランニングに適した環境になっています。気温が高くないので、高地にいる人はランニングする気になるのでしょう。

ランニングに熱心な日本人のランナーは、日本国内の高地に泊まり込んでトレーニングするといいかもしれません。

 

5.おわりに

暑い夏にランニングしている人は暑さを我慢しているでしょうが、暑さを我慢しても良いことはありません。少なくとも、運動能力を高める特別な効果はありません。

エアコンが効いたジムや室内でランニングしたほうがいいかもしれません。ジムや室内でも体力を消耗しますが、屋外ほど暑さを我慢する必要はないでしょう。

夏のランニングの効果に興味がある人は、自分の運動能力をグラフに書いてみてください。夏にランニングが成長していない人は、暑さがプラスになっていません。

 

5-1.暑い夏にもトレーニングは必要

暑い夏にはランニングのスピードが遅くなるので、インターバルトレーニングなどをしない人もいます。しかし、夏にインターバルトレーニングをしないと、秋や冬のトレーニングに悪影響があります。

以下の記事で、暑い夏にもインターバルトレーニングをするべき理由を紹介しましたので、参考にしてみてください。

夏にはインターバルトレーニングやスピードトレーニングが必要。しないと秋や冬のタイムが落ちる

 


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