引きこもりの定義はおかしい。自分は本当に引きこもり?

国や内閣府は引きこもりの定義を定めていますが、この定義には問題もあります。本当は引きこもりでない人が、誤って引きこもりと判定されてしまうことです。

この記事では、引きこもりの定義の問題点を紹介します。自分が引きこもりかもしれないと悩んでいる人は参考にしてみてください。本当の引きこもりでないかもしれません。

引きこもりの定義

国(厚生労働省)や内閣府は引きこもりの定義を定めています。その定義を要約すると、以下のようになります。

  • 仕事や学校に行かない
  • 自分の部屋から出ないか、ほとんど外出しない
  • その状態が6か月以上続いている

この定義の問題点は、治療や支援が必要かを考慮しないことです。この定義に基づくと、家にずっといる人は無条件で引きこもりになります。この定義は治療や支援という目的がないので役立ちません。

 

 

引きこもりの定義はおかしい

引きこもりにはいろんな人がいますから、国や内閣府の定義だけで引きこもりと判定することはできません。

例えば、専業主婦(主夫)には充実して幸せに生きている人がいます。家事や子育てに専念すれば、引きこもりとしての条件を満たすことがあります。しかし、この専業主婦は引きこもりとは言えません。

反対に、専業主婦(主夫)でも不幸な人はいます。引きこもって誰とも会話しなかったり外出しない人、自分の将来や経済的な問題に悩んでいる人がいます。これは本当の意味での引きこもり(ひきこもり)です。

独身の引きこもりも同じです。将来を悲観して絶望している人は引きこもりですし、裕福で充実している人は引きこもりではありません。引きこもり1年目と5年目の人では苦しみ方も違います。

これらの違いを無視して、引きこもりの定義を満たす人はすべて引きこもりと考えるのは無理です。引きこもりをテレビで見ることがありますが、幸せで充実した引きこもりはいません。

引きこもりの生活をしていて幸せで充実した人は、普通の無職の人と考えるほうが正解です。本人は助けを必要としていませんし、問題もないからです。

 

引きこもりの期間は6か月以上?

引きこもりの定義の1つは期間であり、引きこもっている状態が6か月以上続くことが必要です。しかし、これは不合理な考え方でもあります。

引きこもりが6か月に1度だけ、バイトや買い物をしたら引きこもりでなくなるというのはおかしいです。5か月と30日では引きこもりでないのに、その翌日から引きこもりになるということもなさそうです。

引きこもりの定義は参考になりますが、それに基づいて厳格に判定することはできません。

 

自分は引きこもり?

国や内閣府の定義に基づくと、引きこもりでない人が引きこもりと誤って判定されることがあります。そのことを不名誉や恥と考えて、悩む人もいます。不本意に引きこもりと判定されてしまう人は、考え方を変えてみてください。

引きこもりは以下のようなことで困っています。反対に、以下のような困りごとがない人は引きこもりではありません。普通の無職の人です。定義に該当するかではなく、定義を疑うべきです。

  • 将来について絶望している
  • 経済的に困っていたり、破綻している
  • 引きこもりであることに、強い苦しみやストレスを感じる
  • 生活や仕事に大きな問題が生じている

困りごとや問題に基づいて判断するというのは、私の個人的な見解ではありません。精神病の1つであるゲーム依存症でも、同じように考えます。本人が困らなければ、問題ではないということです。

興味がある人はゲーム依存症の診断基準を調べてみてください。その項目は多いですし、診断基準も複雑です。引きこもりの定義のように簡単ではありません。

引きこもりという言葉が社会に広がって、気軽に使われるようになりましたが、これは引きこもりの問題を軽くしています。土日に引きこもるという人は、引きこもりではありません。

 

 

引きこもりは自覚がある

引きこもりは苦しい生活をしていますから、自覚があるはずです。強いストレスを感じている人はそれを自覚しますし、お金の問題を自覚しない人はいません。私は引きこもりの自覚がある人だけが、引きこもりだと思っています。

引きこもりとは違いますが、私は精神病の1つである強迫性障害(OCD)にかかっています。これは潔癖症に関係がある病気で、確認や繰り返しをやめれないものです。

私が強迫性障害にかかったのは中学生でしたが、その病気の存在を知ったのは20代の後半でした。強迫性障害という病気を初めて知ったとき、すぐに自分はこれだとわかりました。

同じように、引きこもりは自分が引きこもりだとわかっています。自覚がない人は引きこもりではありません。もちろん、自分を引きこもりだと認めれない人はいるでしょうが。


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