不登校の人が進学して大学に行くべき理由。精神病の改善にもおすすめ

中学校や高校で不登校になった人は、大学に進学するか社会で働くかについて悩んでいるかもしれません。その場合には、大学に進学することをおすすめします。大学には大卒の学歴を得るだけではなく、不登校になった人の精神にとってもプラスの効果があるからです。

不登校になった人は強いストレスを経験しているので、うつ病や不安障害などの精神病になっている可能性があります。精神病は今後の人生を生きたり社会で働く際に大きな問題になりますので、必ず治療するべきものです。大学は雰囲気が緩やかですし、中学校や高校のように厳しく拘束されることがないので、精神病を治療するには適した環境です。

私は中学校のときに、不登校だったことがきっかけで不安障害を発症しましたが、大学に在籍しているときにその症状が緩和しました。私はそのときの経験から、精神病やその可能性がある人は大学に行くべきであると確信しています。大学はモラトリアムだと非難されることもありますが、精神病の人にモラトリアムが必要なことは事実です。

この記事では、中学校や高校で不登校になった人を対象に、大学に進学することをおすすめします。大学に入学するときの年齢が18~20才程度になる人を想定していますから、引きこもりやニートの人も参考になると思います。

 

1.不登校を経験した人が大学に進学するべき理由

1-1.不登校を経験した人が、社会でいきなり働くことはつらいから

これは不登校の人だけに限ったことではありませんが、未成年が成人である社会人と働くことはかなり苦しいことです。
例えば、中卒や高卒、大卒で就職した人の3年以内の離職率はそれぞれ70%、50%、30%程度であり、不登校を経験しなかった普通の人でも、就職に失敗する確率は高いものです。もちろん、就職してから3年以内に離職したり転職することは悪いわけではありませんが、誰でも新しい社会に適応することが難しいことの証拠です。

不登校になった人の資質を疑うわけではありませんが、より安全なルートである大学進学をしたほうが無難です。離職率の数値からもそれが明らかですし、次に述べるように心の治療や成熟のための時間を得ることができるからです。

 

1-2.心を治療するための時間がいるから

不登校はうつ病や不安障害を発症するきっかけになることがあるので、不登校を経験した人は精神病になっている可能性があります。また、精神病のレベルになっていなくても、精神病の前段階のような状態であることもあります。

精神病の症状

精神病になると社会で働く際に大きな不都合になるので、社会で働く前に精神病の治療をする必要があります。不登校を経験した人やその親は、本人に精神病の兆候が現れていないかをチェックしてみてください。精神病のわかりやすい兆候には以下のようなものがありますが、これらだけに限りません

  1. 元気がない、睡眠時間が長い(うつ病)
  2. 潔癖症である(強迫性障害の汚染恐怖)
  3. 何かを繰り返すことが多い(強迫性障害)
  4. 何かをすることに時間がかかる(強迫性障害)
  5. 数字などに強いこだわりがある(強迫性障害)
  6. 新しいことをすることを嫌がる(縁起恐怖)
  7. 電車やバス、飛行機に乗ることができない(広場恐怖)
  8. 遠足や修学旅行に行っていない(広場恐怖)
  9. 大きな音に異常に強く反応する(不安障害)
  10. マスクを外すことができない(社会不安障害の兆候)
  11. 他人がいるとトイレをすることができない(社会不安障害)

 

1-3.大学は緩やかだから

大学は中学校や高校よりも規則や雰囲気が緩やかです。学生の自主性が尊重されるので、中学校や高校のように細かくチェックされることがありません。中学校や高校で不登校になった人は、大学ではうまくいく可能性があります。

間違った考え方の1つは、中学校や高校でうまくいかなかったから、より高いレベルである大学でうまくいくはずがないというものです。中学校や高校は大学と全く異なるので、ほとんど参考になりません。

 

2.私の経験

私は中学生のときに不登校でしたが、この時期に不安障害である社会不安障害(SAD)や強迫性障害(OCD)などを発症しました。
社会不安障害は社交不安障害とも呼ばれる対人恐怖症で、強迫性障害は一定の回数の確認や反復を繰り返さないと、強く不安になるものです。

 

2-1.社会不安障害(SAD)が改善

私は高校を卒業してから大学に進学しましたが、大学の雰囲気は緩やかでしたし、10人程度の友人がいましたので、私にとっては大学が社会にでるための準備期間になりました。この頃に、私の社会不安障害の症状の1つで、近くに人がいると緊張して排尿することができないことが解決しました。

 

2-2.プレゼンテーション恐怖症を克服

私が卒業した大学では、卒業するには卒業研究の発表会でプレゼンテーションをする必要がありました。
健康な人でも人前で発表をすることには恐怖を感じるでしょうが、私はその恐怖が病的に強いプレゼンテーション恐怖症でした。これは、社会不安障害の合併症の1つです。
卒業研究の発表会を回避することはできないので、私は他の学生と同じように発表練習や本番での発表をするしかありませんでしたが、この練習や発表の経験を通して、プレゼンテーション恐怖症を克服することができました。

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3.おわりに

中学校や高校で不登校になった人で大学に行こうか考えている人は、ぜひ大学に行くことをおすすめします。また、私は大学で精神病が緩和したり解決することを経験したので、私と同じように精神病に悩んでいる人が大学に進学するといいと思います。大学に行くことはニートや引きこもり、不登校を経験した人や精神病の人が社会に参加するためのステップになります。

大学に進学するのであれば、ある程度の偏差値が必要とされる国立の大学に進学することをおすすめします。大学や学生の質は偏差値だけで決まるわけではありませんが、入学した後に周りの学生となじむことができずに、退学した人もいることは事実です。高いレベルの偏差値は必要ではなく50程度でしょうか。偏差値が50ということは上位50%に入ることを意味します。

 


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