引きこもりやニートは楽でストレスがない生活をしていますから、長生きすると考えるかもしれません。しかし、引きこもりやニートの寿命は短い可能性があります。
寿命を延ばす要素は健康であること、健康診断を受けていること、病気の治療を受けること、必要なお金があることです。引きこもりやニートにはこれらの要素がないので、楽な生活をしていても寿命が短いかもしれません。
実際には、引きこもりやニートは楽な生活をしているわけではありません。強い孤独を感じていたり、精神病にかかっている可能性も高いです。
この記事では、引きこもりやニートの寿命が短いことを紹介します。引きこもりやニートがこの記事を読んだら、健康に注意してください。
目次
1.引きこもりやニートの寿命が短い理由
1-1.精神疾患にかかっているから
引きこもりやニートが寿命を縮める理由の1つは、精神病にかかっていることです。うつ病や不安障害などの精神病は寿命を大幅に縮めますし、若い人の死因の多くは精神病でもあります。
もちろん、すべての引きこもりやニートが精神病とは限りませんが、その可能性が高いといわれています。引きこもりやニートは孤独な生活をしていますが、孤独は精神病になるリスクを高めます。
また、孤独と精神状態は互いに悪循環を起こすこともあります。
ほとんどの人は経験的に知っているでしょうが、孤独なときに精神状態が悪化したことはあるでしょう。
1-2.身体的な病気になりやすいから
引きこもりやニートは不健康な生活をしているので、身体的な病気にもなりやすいです。
引きこもりやニートがなりやすい病気は糖尿病や高血圧、腎臓病、肥満などの生活習慣病です。これらにかかると、引きこもりやニートは寿命を大きく縮めることになります。
糖尿病や高血圧は寿命を数年間ほど縮めるといわれていますし、合併しやすいものです。複数の病気が重なると、寿命は20年以上短くなるかもしれません。
適切な治療を受けたり早期発見することによって、糖尿病や高血圧でも生きていくことはできます。しかし、引きこもりやニートは健康診断を受けていませんし、治療を遠慮することがあります。
1-3.健康診断を受けていないから
引きこもりやニートが健康診断を受けていないことも、病気の発見の遅れや悪化につながる原因の1つです。
ほとんどの人は歯が痛いと、何よりも最優先して病院に行きます。歯の痛みは強いですから、我慢できないからです。
しかし、内臓の病気には痛みがなくて自覚できない場合があります。症状が進行して耐え難い痛みになったときには、病気がかなり進行しているでしょう。
引きこもりやニートはこの段階で初めて病院に行くでしょうが、そのときには難しい状態になっているかもしれません。
1-4.治療を拒否するから(お金がないから)
引きこもりやニートは経済的に困窮していますし、家族に負担をかけているという罪悪感を感じていることがあります。引きこもりやニートは病気を自覚しても、病院に行かないことがあります。
引きこもりやニートは治療を受ければ助かるのに、それをしないかもしれません。お金で命を買うことはできませんが、お金がないと助かる命も助かりません。
2.引きこもりやニートの寿命は70歳?
寿命には個人差がありますが、ある程度予想することはできます。
引きこもりやニートが十分な栄養を取っていても、健康診断や治療を受けないなら、これは1950年代や1960年代の日本人に似ています。この頃の日本人は食べるものはありましたが、十分な医療を受けませんでした。
1950年代や1960年代の日本人と同じように、引きこもりやニートが健康診断などを受けないなら、その寿命は70歳くらいになります。
日本人は高度な医療を受けるので寿命が伸びましたが、引きこもりやニートは日本人でも高度な医療を受けないからです。
3.引きこもりやニートが寿命を延ばす方法
引きこもりやニートは普段の生活を工夫することで、寿命を延ばすことができるかもしれません。
例えば、糖尿病や高血圧に関しては、ランニングなどで運動不足を解消すると、自分で予防できる可能性もあります。高齢の両親と同居している場合には、血圧を測定することもできます。
精神病に関しては、自分ではどうしようもできないので、精神科に通院することがおすすめです。軽症のうつ病や不安障害に関しては、自分で認知行動療法を学んでセルフケアする方法もあります。
認知行動療法やセルフケアに関しては、インターネットなどで調べてみてください。しかし、医師やカウンセラーの指導を受けるほうが、成功の可能性は高いです。
4.おわりに
引きこもりやニートは、不健康になりやすいことを自覚するようにしてください。自覚することが健康を維持する一歩でもあります。
最も良い選択肢は健康診断や治療を受けることですが、引きこもりやニートにはそれができない人もいます。この場合には、普段の生活に注意するしかありません。病気を予防することは、医療費を節約することにもつながります。
社会人には健康のために、毎日に1時間程度のランニングをしている人もいます。引きこもりやニートは時間に余裕があるでしょうから、頑張って健康を維持するようにしてください。
例えば、ジムに行って筋トレやランニングをすると、健康の維持にも役立ちます。