引きこもりやニートに農業がおすすめでない理由。

人づきあいが苦手な引きこもり(ひきこもり)やニートは農業をするべきという考えがあります。しかし、引きこもりやニートに農業はおすすめしません。

引きこもりやニートに農業がおすすめでない理由は、農業が難しい分野だからです。日本の農業は利益が少ないですし、競争力も高くありません。引きこもりやニートが新規参入する分野として、農業は適していません。

引きこもりやニートには体力がないですが、これは農業を続ければ克服できます。しかし、日本の農業の問題に関しては、引きこもりやニートが解決できるものではありません。農業を始めても、結局は行き詰まります。

この記事では、引きこもりやニートに農業がむかない理由を紹介します。

1.引きこもりやニートに農業がむかない理由

1-1.農業の待遇は良くない

一般に、農業は必ずしも待遇が良いものではありません。肉体労働で辛いですし、収入もそれほど多くありません。普通の社会人でも苦しいですし、引きこもりやニートにとっても苦しいです。

引きこもりやニートに農業がすすめられる理由の1つは、引きこもりやニートは仕事を選ぶべきでないという考えです。しかし、引きこもりやニートも仕事を選びますし、納得しなければ長続きしません。

仕事を続けるのに大事なものは働きやすさといわれています。農業は働きやすい仕事ではありません。

 

1-2.素人が農業に参入するのは難しい

引きこもりやニートのほとんどは農業の経験がありません。引きこもりやニートの高齢化が進んでいますが、一定の年齢に達した引きこもりやニートが未経験の農業に参入することは難しいです。

もちろん、すべての仕事は未経験者にとって難しいですから、農業が難しかったり劣っているわけではありませんが、優れているわけでもありません。

引きこもりやニートが農業をするには、地方に移住することが必要です。農業には、移住のコストや心理的抵抗に見合った利点がありません。

 

1-3.専業農家は収入が少ない

引きこもりやニートが農業をするなら、会社員と農業を兼ねる兼業農家ではなく、専業農家になります。しかし、専業農家は収入が少ないです。日本には兼業農家が多いですが、この理由は専業農家の収入が少ないからです。

大規模な専業農家になると、十分な収入を得ることができます。しかし、これができるのは先祖から大きな土地を相続した人に限られるので、新規参入者としての引きこもりやニートには無理です。

引きこもりやニートが農業を始めても、経済的に自立して生きていくことは難しいです。

 

1-4.引きこもりやニートに自営農業は無理

農業には2つの形態があり、自分で土地を所有して農業をする自営農業と、労働者として雇われながら農業をする小作農業です。

引きこもりやニートは土地を持っていないでしょうから、小作農業として農業をすることになります。しかし、小作農業は利益率が低いですし、雇われて農業をするなら他の仕事と同じです。引きこもりやニートが農業をする利点はありません。

引きこもりやニートが土地を購入すると、自営農業になることはできます。しかし、この費用は大きいので簡単ではありません。また、農家の土地は先祖から受け継がれた土地ですから、まったく縁がない他人が買うことは難しいです。

 

1-5.日本の農業は衰退傾向にある

引きこもりやニートが農業に参画するなら、農業の将来性を考える必要があります。しかし、日本の農業の将来性は不明確です。

日本の農業は競争力が弱いですし、海外製の安い農産物に押されつつあるので、難しい分野です。引きこもりやニートが新規参入しても、将来的に行き詰まる可能性があります。

日本の農業で成功する人もいますが、これは少数の人に限られます。素人である引きこもりやニートが農業に参画しても、優れた運営をすることはできないでしょう。

 

2.引きこもりやニートと徴農

日本の農業の人出不足を解消するために、引きこもりやニートに農業をさせるという考えがありますが、これは徴農と呼ばれます。徴農は引きこもりやニートを鍛えること、農業経験を通して引きこもりやニートを自立させることなどを目的としています。しかし、徴農は引きこもりやニートの解決になりません。

引きこもりやニートには、うつ病や不安障害などの精神疾患が多いとされています。農業で引きこもりやニートの精神力を鍛えることができても、精神病を治すことはできません。精神病を治すのに必要なものは、精神科に通うことです。

農業経験は社会人に不要です。ほとんどの社会人(会社員)は農業をしたことがありませんが、立派に会社員として働いています。農業経験はあると良いですが、なくても構いません。

 

3.おわりに

人づきあいが苦手なことが理由で農業に興味があるなら、農業以外の選択肢を探したほうが簡単です。インターネットを利用して、他人と関わらずに収入を得ている人もいますし、1人で働く会社員の仕事もあります。

引きこもりやニートで農業に関心がある人は、とりあえず家庭菜園から始めてみることがおすすめです。これで農業に向いているとわかった場合に限って、本格的な農業に挑戦してもいいでしょう。

以下の記事で、引きこもりやニートに趣味としての家庭菜園を紹介しましたので、参考にしてみてください。

引きこもりやニートの趣味には家庭菜園がおすすめ。農業体験に移住は必要ない

 


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