引きこもりやニートは親のせいや親の責任?子供を引きこもりやニートにする親

子供が引きこもりやニートになったとき、それは親のせいでしょうか?引きこもりやニート本人、その親はそれについて悩むかもしれませんが、親のせいである場合もあります。

人間は自己責任で生きるものであり、引きこもりやニートも自己責任だという考え方もありますが、これは必ずしも正しくありません。引きこもりやニートには精神病の人がいますが、精神病の人は自己責任の原則が適用されないからです。また、中学生や高校生の頃に精神病になってそのまま引きこもりやニートになった場合には、自己責任の原則を適用することは無理な話です。

この記事では、子供が引きこもりやニートになるのは親のせいである場合を紹介します。子供が引きこもりやニートになっても、必ずしも親のせいではありませんが、この記事で紹介するような場合には、親のせいということができます。

 

1.引きこもりやニートと親の責任

引きこもりやニートが親の責任であるという場合、以下のような意味合いを含んでいます。

  1. 子供が引きこもりやニートになった原因を作ったのは親
  2. 親の教育が悪かった
  3. 親は引きこもりやニートの子供を自立させる責任がある
  4. 親は引きこもりやニートの経済的な面倒を見る必要がある

これらのうち、親のせいという意味合いをもつ1と2に関して焦点をあてます。

 

2.引きこもりやニートが親のせいである場合

2-1.親が子供の精神病を放置した場合

一般の健康な人でも引きこもりやニートになることがありますが、その原因の1つは精神病です。引きこもりやニートには多くの精神病の人がいますが、精神病が原因で引きこもりやニートになった人がいます。

子供が精神病を発症したとき、親はその子供に治療を受けさせるべきですが、それを放置する親もいます。精神病の放置が原因で子供が引きこもりやニートになった場合、それは親のせいです。子供に治療を受けさせれば引きこもりやニートにならなかったのに、治療を受けさせないことで子供を引きこもりやニートにしたからです。

 

親が子供に精神病の治療を受けさせない理由

親が子供に精神病の治療を受けさせない理由にはいくつかありますが、それは以下のようなものです。

  1. 親は子供が精神病だと気づかなかった
  2. 親は子供が精神病だと気づいたが、その深刻さに気づかなかった
  3. 親は子供が精神病だと気づいたが、精神科に通院させることを恥ずかしく思って、治療を受けさせなかった

1と2に関しては親の責任が軽くなるかもしれませんが、3に関しては、親の責任は大きいです。1と2に関しても、親の責任はなくなりませんが。

 

引きこもりやニートになる精神病の例

引きこもりやニートになる精神病にはいくつもありますが、ここではよく知られた病気である潔癖症を例に紹介します。

潔癖症は清潔にこだわるというイメージがあるでしょうが、程度が強い潔癖症は精神病の強迫性障害(OCD)の症状の1つです。潔癖症の人が引きこもりやニートになる理由は、外出することができないからです。
例えば、潔癖症の人は外出先でトイレをすることができないので、外出することができる範囲は2時間程度で家に帰ることができる範囲になります。これは、家に帰ってトイレができるようにするためです。

潔癖症の程度には個人差があり、他人が作ったおにぎりを食べることができないという軽いものから、外出先でトイレをすることができないという重度のものまであります。すべての潔癖症の人が引きこもりやニートになるわけではありませんが、それは症状の程度が違うからです。引きこもりやニートの精神力が弱いわけではありません。

 

2-2.親が子供に不合理な考え方を教えた場合

不合理な考え方をしている人は引きこもりやニートになることがあります。親がその不合理な考え方を子供に教えた場合には、子供が引きこもりやニートになったのは親のせいです。

引きこもりやニートになる精神病の1つに社会不安障害(SAD)があります。これは対人恐怖症とも呼ばれますが、社会不安障害になる原因の1つは自己主張することができないことであり、自己主張が悪いものだと考えているからです。この考え方は不合理なものです。

自己主張ができないと怒りを表現できなかったり、ストレスをため込んで社会的に不適応を起こす場合もあります。親は子供に自己主張が悪いこと、他人と協調するために自己主張しないことを教えるでしょうが、それもやりすぎると害になります。

 

2-3.親が若い頃から引きこもっていた子供を放置した場合

10代の子供が不登校になって、そのまま引きこもりやニートになる場合があります。この場合には、子供が引きこもりやニートになったのは親のせいです。この理由は、親がしかるべき対応をしなかったからです。

親がするべき対応にはいくつかありますが、不登校になった子供を精神科やカウンセリングに通院させること、子供にあった仕事を一緒に探すことなどです。

 

子供が成人してから引きこもりやニートになった場合

子供が成人してから引きこもりやニートになった場合、それが親のせいであるかは状況によります。
例えば、子供が10代の頃に精神病になったとして、社会人になってからそれが表面化して引きこもりやニートになった場合は、親のせいです。うつ病や不安障害の人は学校ではやっていけても、社会でやっていけないことがあります。

精神病にならずに成人した人が、リストラなどがきっかけで引きこもりやニートになった場合には、親のせいではありません。

 

3.おわりに

親は子供に対して義務や責任をもちますが、子供が成人するとそれらがなくなるという考え方は間違いです。
子供が親のせいで引きこもりやニートになった場合、親は子供が成人しても免責されないでしょう。刑事事件として起訴されることはないでしょうし、民事事件として責任を追及されることはないでしょうが。

 

3-1.この記事が引きこもりやニートに役立つこと

引きこもりやニートはこの記事を読んで、自分が引きこもりやニートになったのは親のせいだと理解すると、自分を苦しめることがなくなります。多くの人は引きこもりやニートが自己責任であり、悪いのは引きこもりやニートだと考えていますが、実際はそうだと限りません。
引きこもりやニートは自分を救う責任がありますが、悪いのは自分でないと理解すると、心が軽くなるかもしれません。

 

3-2.親は自分の責任を採点してみる

親は子供に対する今までの対応を振り返ってみて、それを0点から100点満点で評価してみてください。
子供に十分な食べ物を与えるという意味で100点満点でも、子供に十分な医療を与えない親、間違った考え方を教える親は100点ではありません。

よくある間違った考え方は、責任がある・責任がないの2択で考えてしまうことです。これは白黒思考と呼ばれる不合理な考え方の1つです。

 


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