うつ病はランニング、ジョギングで治る?

公開日:2018/11/03 最終更新日:2020/09/28

ランニングやジョギングなどの運動には、うつ病を改善する効果があるとされています。うつ病の人はランニングや運動で、うつ病を改善したり克服することを考えているかもしれません。

しかし、私の経験ではランニングにはうつ病を改善する効果はありません。

私は強迫性障害(OCD)や社会不安障害(SAD)などの不安障害にかかっていて、その合併症としてうつ病になったことがあります。

私はメンタルヘルスや趣味のために数年ほどランニングしていますが、ランニングにはうつ病を改善する効果はないと感じます。

この記事では、ランニングがうつ病の改善に効果があるとされている一般的な理由と、私が感じたランニングがうつ病を改善できない理由を紹介します。

ランニングがうつ病を治す理由

ランニングはうつ病やメンタルヘルスに効果があるとされていますが、それは以下のような理由からです。ここでは、一般的なものを紹介します。

セロトニンを増やす

脳内物質であるセロトニンは、うつ病や不安障害に関係があるとされています。ランニングなどのリズム運動はセロトニンを増やして、うつ病を治す効果があると言われています。

 

気分がよくなる

ランニングをすると気分がよくなることはあります。また、ランニングで気が紛れると、悲しい考えから気をそらすことができます。うつ病の治療法の1つに軽い作業を行う作業療法がありますが、それと同じです。作業療法は気を紛らすことだからです。

趣味にはメンタルヘルスにとってプラス効果があるとされていますが、それは仕事などのつらい出来事から気をそらすためです。ランニングには同じ効果があるのでしょう。

 

ストレスを解消する

ランニングにはストレス解消の効果もあります。ストレスはうつ病や不安障害を悪化させますから、ランニングでストレスを解消するとうつ病も軽減することができるからです。

 

自信や自尊心を高める

ランニングをして長い距離を走ったり速く走ることができるようになると、自信や自尊心が向上します。それは精神的な強さや耐久力を上げることにつながります。

 

日光を浴びる

日光を浴びることはうつ病に効果があるとされています。ランニングして屋外で日光を浴びると、うつ病が治るとされています。

 

ランニングしてもうつ病が治らない理由

上で紹介したように、ランニングにはうつ病を改善する効果があるとされています。しかし、少なくとも私の場合には役に立ちませんでした。その理由を以下に紹介します。

 

ランニングしていると悲しいことを思い出す

ゆっくりのペースでランニングしていると暇ですから、うつになる悲しい出来事を思い出したり、うつになることを考えることがあります。そのときには、足が止まるほど気が滅入ります。

ランニングしている人は経験しているでしょうが、ランニングすると暇になって考えごとをしないことは難しいですし、ランニングがうつ状態に戻るためのきっかけになることもあります。

うつ病が発症する理由の1つは、悲しい考えや出来事に心を捕らわれることです。その意味では、ランニングはうつ病と相性が悪いかもしれません。

 

走るとうつは止まるが、うつ病を改善するほどではない

考える余裕がないほどの速いペースで走ると、うつになる考えを止めることもできます。しかし、速いペースで走っている数十分間はうつ状態になることを防いでくれますが、うつ病を改善するほどの効果はありません。

私は趣味でランニングしていて、全力で走るときのペースは3分40秒/km程度ですが、このスピードで10分以上走ると考えごとが止まります。しかし、この効果が続く時間は長くて30分程度です。

考えごとが止まるペースには個人差がありますから、興味がある人は試してみてください。かなり苦しいスピードで10分以上は走り続ける必要があります。

 

気分がよくなっても数時間で元に戻る

ランニングには気分をよくする効果がありますが、その効果は数時間もたつと消えてしまうので、帰宅後にはうつ状態に戻ることがあります。

例えば、私はシャワーを浴びるときに悲しいことを思い出したり、眠るときに布団に入ると悲しい出来事を思い出して鬱状態になります。私の経験では、何もしていないときが一番危険で、うつ状態になることが多いです。

ランニングすると疲れるので、眠りに入るまでの時間を短くすることができますが、ランニングがうつ病を改善するとまではいえません。

 

日光とうつ病は関係がない

うつ病には季節性のものがあります。冬などの日光が足りなくなる時期に限ってうつ病になる人には、ランニングで日光を浴びるといいかもしれません。春や夏、秋にもうつ病になる人に、日光の効果はないでしょう。

私はランニングで十分に日光を浴びても、うつ病が改善したとは感じません。

 

私のランニングの方法

私は2013年からメンタルヘルスの改善や趣味としてランニングをしていて、雪が積もって走ることができない季節を除いて、1か月に200kmを走ります。

雨の日は走りませんが、それ以外の日は毎日10kmを50分で走ります。また、私はインターバルトレーニングなどの本格的なトレーニングをすることもあり、タイムを追求するタイプのランナーです。

このやり方はランニングが趣味のランナーと同じもので、精神科の医師やカウンセラーから指示されたものではありませんが、運動の量や時間、強度、頻度ともに十分なものです。

これだけのランニングをしてもうつ病が改善しなかったので、ランニングでうつ病を改善することはできないというのが私の見解です。

ジョギングはランニングより遅くて軽めの運動ですが、ジョギングしてもうつ病は治らないと思います。ランニングとジョギングは似ているからです。

 

ランニングでうつ病は治らない

うつ病の治療法の1つは運動療法であり、ランニングはその定番の1つですが、これでうつ病を治すのは無理です。

ランニングには気分を良くする効果がありますが、うつ病を改善したり治すほどの効果はありません。少なくとも、私の場合には効果がありませんでした。

ランニングを数か月ほど試してみるのはいいかもしれませんが、それで効果がなければ精神科に通院するか別の方法を試すべきです。私の経験では、時間が経過するか読書療法が役に立ちます。

 

ランニングは痛み止めと同じ

ランニングには気分を良くする効果がありますが、これは痛み止めと同じです。ランニングすると気分が良くなってうつを抑えることはできますが、ランニングでうつ病を治すことはできません。

ランニングの時間を長くしたり、フルマラソンを完走するなどの高い目標を達成すると気分を良くする効果は強くなりますが、うつ病を治すことはできません。

強い痛み止めを服用しても、病気を治すことができないのと同じです。

 

ランニングで気分を良くする方法

この記事を読んだということは、うつ病で苦しんでいるのかもしれません。ランニングしてもうつ病は治りませんが、おすすめのランニングがあります。それは普通のランニングではなく、タイムを追求するランニングです。

普通にランニングしても気分が良くなりますが、タイムが伸びると成長の喜びを感じて気分が良くなります。この喜びはうつ病から気を紛らすために役立ちます。ランニングしても気分が良くならないなら、試してみてください。


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