ランニングはウォーキングや早歩きの数倍のカロリーを消費できる

ダイエットや運動不足の解消を目的として、ランニングやウォーキング、早歩きをする人は多いですが、その違いを正確に理解している人は少ないかもしれません。

この記事では、ランニングはウォーキングや早歩きの数倍のカロリーを消費すること、ウォーキングと早歩きの消費カロリーはあまり変わらないことを紹介します。カロリーを消費するだけが運動の目的ではありませんが、運動の参考になるとうれしいです。

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1.ランニングの消費カロリーが多い理由

ランニングの消費カロリーはウォーキングの場合の3倍、早歩きの場合の2倍を消費しますが、それは以下の理由によります。

消費カロリー 移動速度 実際の諸費カロリー
(1時間の運動)
ランニング 1.0kcal×体重 5分/km 12.0×体重kcal
ウォーキング 0.7kcal×体重 11分/km 3.81×体重kcal
早歩き 0.7kcal×体重 8分/km 5.25×体重kcal

1-1.消費カロリー

ランニングやウォーキングの消費カロリーは体重で決まるので個人差はありません。
ランニングはウォーキングと異なり空中に浮くので、ウォーキングよりもエネルギーの効率が悪くなって消費カロリーも多くなります。
早歩きはウォーキングと同じで歩くことですので、スピードが違っても消費カロリーは同じです。

この値は地面の傾斜や風の影響によって少しは変わりますが、健康を目的としてカロリーを計算する場合にはこれらのことを考える必要はなく、この程度の精度で十分です。

 

1-2.移動速度

表の移動速度に関しては、私がゆっくりランニングした場合の速度、普通に歩いた場合の速度、早歩きをした場合の速度です。年齢や性別によって個人差があります。参考までに、私は1983年生まれの男性で、趣味でランニングをしています。

 

1-3.実際の諸費カロリー

実際の消費カロリーに関しては、移動速度と体重、1時間の運動をするものとして計算しました。多くの人にとって、ウォーキングや早歩きをする目的は運動不足の解消や健康の維持でしょうから、ランニングでもウォーキングでも同じ時間の運動をすると考えたからです。

同じ時間を運動するならランニングはウォーキングや早歩きより多くのカロリーを消費することになりますが、これは移動する距離が長いからです。

 

消費カロリーの例

私の体重は62kgですが、私の場合の消費カロリーは以下のようになります。
ランニング:744kcal、ウォーキング:246kcal、早歩き:325kcal

ウォーキングをしても早歩きをしてもあまり消費カロリーは変わらないので、辛い早歩きをすることは消費カロリーから見ると、効率が悪いといえます。意外に思うかもしれませんが、ゆっくりランニングをするほうが早歩きをするよりも楽ですので、私ならランニングを選びます。

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2.おわりに

同じ時間を運動する場合には、ランニングはウォーキングや早歩きより多くの距離を移動することができるので、消費するカロリーの量も多くなります。もちろん、通勤路や家の周りなどの同じコースを使う場合には、ランニングとウォーキングや早歩きの差は小さくなります。

この記事では消費カロリーに着目しましたが、ランニングはウォーキングや早歩きよりも足の筋肉や循環器系に負荷がかかるので、筋肉の発達や血流の改善効果に関しても、ウォーキングや早歩きより優れています。

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