カーフレイズで増える基礎代謝量は少ないし、消費カロリーは小さい

カーフレイズは簡単な筋トレであり、多くの人が足や下半身の筋肉を鍛えたり、ダイエットをするためにしています。カーフレイズはダイエットに効果的という考えもありますが、これは間違いです。

カーフレイズで増える基礎代謝や消費するカロリーは少ないです。カーフレイズには健康を維持する効果はあるでしょうが、ダイエット効果を期待することはほとんどできません。

この記事では、カーフレイズで増える基礎代謝の量と、カーフレイズで消費するカロリーの量を紹介します。

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1.カーフレイズで増える基礎代謝

1-1.増えた基礎代謝のカロリーは30kcal

私がカーフレイズを続けた結果、増えた基礎代謝は30kcal程度です。私の体重は62kg、それ以前の私の基礎代謝は1550~1600kcal程度ですので、約2%の基礎代謝が増えたことになります。

増える基礎代謝に関しては、性別や年齢などの個人差があります。また、この基礎代謝は一般の体重計で測定されたもので、厳密な科学計算をしているわけではないので多少の誤差はあります。

1日当たりの基礎代謝が30kcal増えるとすると、それは1年で11000kcal程度、脂肪で換算すると1.5kgになります。カーフレイズは健康の維持に役立つかもしれませんが、ダイエット効果は小さいでしょう。

女性の場合には、カーフレイズの効果は小さくなります。女性は男性ホルモンが少ないので、男性より筋肉がつきにくいからです。女性がカーフレイズをしても、男性ほど基礎代謝量が増えません。

 

1-2.私のカーフレイズのやり方

私がしたカーフレイズのやり方は、3か月間、両足で100回するものです。最初は50回から始めましたが、慣れてくると100回のカーフレイズをすることができるようになりました。カーフレイズにかかった時間は3分~5分程度です。

 

2.カーフレイズで消費するカロリー

カーフレイズは体重を数cmほど持ち上げるものであり、この消費カロリーは体重[kg]×重力×高さ[m]で計算されます。カーフレイズで上がる高さを7cmとすると、カーフレイズの1回あたりの消費カロリーは体重[kg]×0.0028kcalになります。

カーフレイズの1回あたりの消費カロリーと体重の関係は以下のようになります。

  • 体重が40kgの人:0.112kcal
  • 体重が50kgの人:0.14kcal
  • 体重が60kgの人:0.168kcal
  • 体重が70kgの人:0.196kcal

例えば、体重が60kgの人が100回のカーフレイズをしたとすると、その消費カロリーは0.168kcal×100回=16.8kcalになります。
同じ人が1kmのランニングをしたときの消費カロリーは60kcal、1kmのウォーキングをしたときの消費カロリーは42kcalです。

カーフレイズとランニングやウォーキングのどちらをするかに関しては、個人の好みです。しかし、消費カロリーを増やすためには、ランニングやウォーキングのほうが効率的です。

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3.おわりに

カーフレイズで消費カロリーを増やすことを考えている人は、大きな期待をしないほうがいいかもしれません。カーフレイズをすると、基礎代謝としてのカロリーや筋トレとしてのカロリーが増えますが、この2つの合計は100kcalにもなりません。

カーフレイズには片足で行うものと両足で行うものがありますが、どちらも筋トレとしての消費カロリーは同じです。
基礎代謝量を増やしたい場合には、片足で行うカーフレイズをするとより筋肉が発達して消費カロリーが増えるでしょう。

カーフレイズ以外の筋トレにはスクワットがありますが、これは人間の筋肉の中でも大きい太ももの筋肉を鍛えるもので、基礎代謝を増やす観点からはカーフレイズより効率に優れています。

スクワットはカーフレイズより高さが変化するので、筋トレとしての消費カロリーも多いです。

 

3-1.カーフレイズをするときの注意

カーフレイズはどこでもできる筋トレですが、足の裏の骨(母趾球)を怪我する可能性があります。例えば、裸足で堅いフローリングの上でカーフレイズをすると、足の裏を痛める可能性があります。

以下の記事で、カーフレイズをするときの注意点を紹介しましたので、参考にしてみてください。

足を痛めないカーフレイズのやり方
カーフレイズはふくらはぎの筋肉を効率的に鍛えることができるので、ランナー、ダイエットをする方、運動不足の方にもおすすめです。しかし、カーフレイズはやり方を間違えると母趾球を痛めます。カーフレイズのやり方と注意点を紹介します。

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